魔進戦隊キラメイジャー | |
作目 | 44 |
話数 | 45 |
最初話 | 魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO |
最終話 | 君たちがいて輝いた エピソードFINAL |
OP | 魔進戦隊キラメイジャー |
ED | キラフル カラフル キラメイジャー |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 | 午前9:30~10:00 |
配信 | 日本 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
プロデューサー | {{{プロデューサー}}} |
監督 | {{{監督}}} |
脚本家 | {{{脚本家}}} |
音楽 | {{{音楽}}} |
制作 | テレビ朝日
東映 |
放送順 | |
前作 騎士竜戦隊リュウソウジャー |
次作 機界戦隊ゼンカイジャー |
魔進戦隊キラメイジャー(ましんせんたいキラメイジャー)は、2020年3月8日からテレビ朝日系列で放送される東映制作の特撮テレビドラマ。スーパー戦隊シリーズ第44作目。
概要[]
騎士竜戦隊リュウソウジャー放映中の2019年12月26日、シリーズ第44作目として発表された。「宝石」と「乗り物」をモチーフとしている。
あらすじ[]
闇の帝国ヨドンヘイムは美しい星を次々と侵略していた。美しい宝石の国であるクリスタリアも侵略され、クリスタリアの姫マブシーナとクリスタリアに伝わるキラメイストーンは地球へと逃亡。ヨドンヘイムに対抗するために4人のキラメイジャーをスカウトし、残りの1人を探していた。
しかし、最後の1人を見つける前にヨドン軍の邪面獣が地球に出現。そこに最後の1人として選ばれた熱田 充瑠は、絵に集中するあまり戦いの邪魔になってしまい、4人の反感を買ってしまう。落ち込んでいた充瑠だったが、マブシーナとレッドキラメイストーンに自分の想像力を認められ、戦うことを決意。キラメイレッドに変身し、さらにキラメイストーンをキラメイ魔進へと変化させた。5人はキラメイ魔進を駆使して邪面獣を撃破した。
登場人物[]
魔進戦隊キラメイジャー[]
詳細はキラメイジャーを参照
変身後 | 本名 | 演者 |
---|---|---|
キラメイレッド | 熱田充瑠 | 小宮璃央 |
キラメイイエロー | 射水為朝 | 木原瑠生 |
キラメイグリーン | 速見瀬奈 | 新條由芽 |
キラメイブルー | 押切時雨 | 水石亜飛夢 |
キラメイピンク | 大治小夜 | 工藤美桜 |
キラメイシルバー | クリスタリア宝路 | 庄司浩平 |
宝石の国クリスタリア[]
詳細は宝石の国クリスタリアを参照
- オラディン王(声:杉田智和)
- マバユイネ王妃(声:桑島法子)
- マブシーナ姫(声:水瀬いのり)
CARAT[]
詳細はCARATを参照
- 博多南無鈴(古坂大魔王)
光ヶ峰高等学校[]
- 柿原瑞希(西葉瑞希)
闇の帝国ヨドンヘイム[]
詳細は闇の帝国ヨドンヘイムを参照
- 知事
- ヨドン皇帝
- 将軍
- 闇の仮面遣いクランチュラ(声:高戸靖広)
- 裏切りの鬼将軍ガルザ(声:中村悠一)
- 停滞海の魔女ヌマージョ(第18話【フラッシュバック】、第21-22話)(声:幸田直子)
- 悪夢のマエストロミンジョ(第21話、『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』)(声:[[]])
- ヨドンナ(第25話)
- シャドン(第39話)(声:黒田崇矢)
- 司令
- 怪物
- 戦闘員
- ベチャット
装備[]
- キラメイスーツ
- キラメイジャー専用の強化戦闘服。膨大なキラメンタルが使用者の体からほとばしり、眩い輝きを放ちながら瞬時に結晶化されて粒子状の宝石で構成されたキラメイスーツが体にスパーク装着される。
- 変身時には背中側の道路からチェストストーンが走ってきて左胸で止まる。レッド・イエロー・グリーン・シルバーは白線が破線、ブルーとピンクは白線が直線になっている。
- フレキシブルな柔軟性と圧倒的な硬度を併せ持ち、体内のキラメンタルを胸のチェストストーンで全身反射させ、身体機能を常人の約16倍まで上げる。キラメイスーツの全体に施されたミニストーンが、エレメント攻撃や敵の光線を屈折させ、最小限にダメージを抑える。2,000度を越える極度な温度下や150キロ以上の地下深くでも活動可能で、救助や探索に適している。
- 悪の色を連想させる紫や黒はパーソナルカラーに使用せず、車要素である上半身にたすき掛けした車の道路のみとなった。車に見立てた宝石をその上に配置したデザインとなり、また、従来は腕と足には少し黒を入れて締めていたが、本作品では黒ではなくパーソナルカラーということとなった。前作『リュウソウジャー』が上腕に肘下と手首にリングが付いていたが、その差別化として肘下のリングを二の腕上に持ってきて、ロングスリーブを半袖シャツの下に重ね着したようなイメージにすることで、色味や素材感の切り替えも行っている。キラキラした部分として二の腕と腕の手首のリングの間に従来では使用されてこなかったラメ生地を入れてデザインされ、車要素と宝石ディテールのハイブリッドのバランスを高めていったものとなった。手足のリングにも線ではなく、キラメイチェンジャーの魔法陣のマークが乗っている。レッド・イエロー・グリーンは車のため白線が道路をイメージして破線、ブルーとピンクは航空機のため滑走路や飛行機雲をイメージして直線となっている。バックルとベルトはシートベルトをモチーフとしている。
- マスクは車感の意匠としてそれぞれの魔進と同様の形状のヘッドライトとなり、レッドとグリーンは丸い形状、イエローは重機の四角いヘッドライトとなっている。従来の車戦隊はタイヤがマスクの側面に付いていたが、それらとの差別化として本作品ではドアの意匠を側面に持ってきている。両側面の黒いディテールは車の窓をイメージしている。レッド・イエロー・グリーンはゴーグル下のラインが下がっているが、ブルーとピンクは属性の違いを表すために下のライン中央を逆に上げている。
- キラメイビジョン
- キラメイスーツのビジョンゴーグルに内蔵された機能で、水中などの状況を望遠によって分析や拡大を行う。
メカ[]
キラメイ魔進[]
数万年の時を経て意思を持つようになった宝石キラメイストーンが変形したキラメイジャーのパートナー。その多くは充瑠の「ひらめキーング!」による閃いたイメージ形成によってそれぞれのキラメイストーンから地球上の巨大な乗り物の姿であるへと体を変化させた。
CARAT本部作戦室の隣にあるキラメイベースに格納されている時は宝石の形キラメイストーンモードになっており、ココナッツタワーの上部から出動する。
魔進内部は硬いクリスタルに守られたコクピットスペースがあり、キラメイジャーが搭乗することで魔進を操縦する。各魔進のコクピットデザインは共通しているが、コンソールの宝石やマークのベース色が異なる。陸の魔進はハンドル状の部分を上に、空の魔進はグリップ状の部分を上にして操縦桿のようにして操縦する。前方に外部の情報と映像、側面に仲間との通信が表示される。
ただし、地球で発見されたばかりのキラメイストーンはキラメイウェポンモードに変形して魔進ロボットを武装強化するが、クリスタリアのものほどの自我が目覚めていないため最小限の単語のみでしかコミュニケーションすることができない未成熟で、その状態でキラメイ魔進にすると自我が薄めになってしまう。また、戦闘などでストーンに傷が入ったり輝きが曇ると輝きのパワーが落ちてしまうため、キラメイベース内で表面を研磨し、常に輝きを保っておかないとパワーが落ちる。
また、パートナーのキラメンタルがなくなると魔進に変形できない。
本来は巨大なキラメイストーンの姿で空中に浮かんで移動し、人間を中に乗せることが可能で、手に持てる大きさに縮小することもできる。
- 『炎神戦隊ゴーオンジャー』の炎神のように生物要素を加えたモチーフではないため、ヘッドライトなどのディテールで顔に見える意匠を表現している。王道のヒーローの色である5色の中で当て込んでおり、細部に相棒のキャラ感を取り入れてそれぞれの特徴を持たせている。早期からクリアパーツを各キャラの固有色にすることは決まっており、ロボに変形した際の見え方を意識した上でのデザインとなっている。キラメイストーンになる都合上、ビークル時の底面をクリアにしており、タイヤもキャラクターのクリアカラーとなっている。ウェポン系の魔進は最初の5体を外すのを避けるために、近年多かった腕換装によるものではなく、手持ち武器として5体に足していくものとなった。ウェポン魔進のモチーフは、キラメイジンを構成する5体のマシンのモチーフを考案した際の約30種類のものの中から選ばれた。
- 『ゲキレンジャー』のゲキトージャが巨大戦を水没した街の中でしたことがロボのギミックや特徴に直結していなかったため、その反省から魔進のキャラクターを見えやすくするため、マンリキシェルガ戦では、光るギミックをアピールするためにワイルド・スピードシリーズのように綱引き戦をしている。
- ミニチュアはダイヤモンドのように反射させる光だけでは弱かったため、中までアクリルのバキューム成形で作ったり、一体型の透明樹脂で成形している。走行中も光るように電飾と反射シートを車体の中に入れ、透明のタイヤのホイールにも電飾を入れている。ただし、セットの照明や太陽光が当たる場所では電飾が負けてしまうため、ビルの陰のような暗いところを走っている。ラジコンをミニチュアに入れることでバッシングできるようになっている。
- 魔進ファイヤ
- キラメイレッドの相棒となるはしご消防車型の魔進でレッドキラメイストーンからイメージ形成された。テンションが高い熱血漢で口上は「テンションMAX!めっちゃメラメラだぁ!」。充瑠のことを強く信頼している。ランドメイジ、キラメイジンでは右腕を含む胴体と下半身を構成する。
- 魔進ロボの大部分を占めるため、キラメイストーン形態・魔進形態ともに5つのキラメイストーンの中では最も大きいサイズになっている。車体の中央部分と前部のアウトリガーを展開し伸ばした梯子と一体型の自動放水銃ファイヤーラダーが武器。必殺技はファイヤーラダーから放つ激しい水流MAX水流、ファイヤーラダーを回転させてキラメイストーンモードで積み重なった他の4体の魔進をダルマ落としのように連続発射するキラメイストーンボンバー。
- ファイヤ役の鈴村は、個性を変えるため、年齢感をつけるというコンセプトがあったといい、ファイヤは40代くらいのイメージだったという。だが、年齢的なイメージはメンタルのような部分だと捉えており、熱血キャラでレッドの相棒という鈴村なりの解釈を盛り込み、ただの熱血キャラにならないようパワフルさに重点を置いて意識している。
- ヘッドライトは燃える炎のような目となっている。ロボの状態ではクリアパーツが足先や膝などの目立つところに配置している。
- ミニチュアには同じはしご車をモチーフとした『救急戦隊ゴーゴーファイブ』のレッドラダー同様、玩具にはない長く伸ばしたはしごやアウトリガーなどのギミックを追加したため、10kgくらいの重さとなった。
- 魔進マッカ
- スポーツカー型の魔進で、ファイヤにイメージ形成される前の形態。ジャグチヒルドンに苦戦するキラメイジャーの下に急行するため、充瑠の想像力によってレッドキラメイストーンからイメージ形成した。
- 作中では当初この形態には名前が無く、第1話のエンディングのミニコーナーにて即興で名付けられた。
- 玩具では赤いスポーツカー魔進の名称で商品化された。
- 魔進ショベロー
- キラメイイエローの相棒となる油圧ショベル型の魔進でイエローキラメイストーンからイメージ形成された。おじいちゃんのような口調で話す。ショベローブームをマニピュレーターのように操り、土砂を一度に100立方メートル掘削可能。ランドメイジ、キラメイジンでは左腕を構成する。
- 好々爺そのものの性格で、「為朝第一」主義を行動原理としており、為朝のことを溺愛しているため、充瑠がキラメイジャーのリーダーであることに理解を示しているが、為朝をリーダーに擁立しようと地球で新たに発見された3つのキラメイストーンを充瑠を諭す形で為朝をリーダーとした新チーム「為朝戦隊タメスキジャー」を作ろうとしたが、発見されたばかりのキラメイストーンには自我が目覚めていないという欠点を指摘されたことと、ジョイスティック邪面を利用して為朝が操作した充瑠が活躍する姿を見たことで改心する。しかし、その後もその際誕生したリフトンら3体の魔進たちを「ショベロー軍団」と称している。
- この魔進だけメンバーの特徴ではなく色のみで想像したため、自分や射撃に関係したものでないことをイエローに突っ込まれたが、為朝の特徴で想像した魔進はエピソード16から登場したマゼランで実現することとなった。為朝からは親しみを込めて「ショベじい」と呼ばれている。
- モグラ叩きのゲーム用にイエローストーンハンマーに変化したこともある。
- 為朝の射撃のイメージから片目をスコープにするなど目を左右非対称にしている。
- ショベロー役の岩田は、「愛されるおじいちゃん」というTHEおじいちゃんキャラクターをイメージしている。岩田の中のお爺ちゃんキャラクターで、初期、中期、後期の年齢感があり、スーパー戦隊シリーズであることから元気いっぱいの初期お爺ちゃんキャラで行くこととなった。
- 魔進マッハ
- キラメイグリーンの相棒となるスポーツカー型の魔進でグリーンキラメイストーンからイメージ形成された。5つのキラメイ魔進の人格で唯一相棒と性別が異なる。礼儀正しく紳士的な性格で、丁寧な口調で話す「イケボ」の持ち主。瀬奈の執事としてサポートしており、彼女のことを「お嬢様」と呼び、パートナー以外は名前の後ろに「様」付けで、他の魔進は呼び捨てで呼ぶ。ランドメイジ、キラメイジンでは頭部を構成する。単独での必殺技は魔進ザビューンに搭乗することが増えた瀬奈に対してのジェラシーの炎を燃やして回転しながら突撃するマッハトルネードアタック、キラメイストーンモードで体当たり攻撃するヒップアタック。
- 瀬奈が陸上選手で足が速いことからレッドの想像力で変化した。
- グリーンが速さを特徴としていることからスポーツカーとなった。瀬奈の勢いのある元気なイメージを表すため、紳士系であるが牙のようなギザギザのディテールがライト部分やフロントバンパーに付いている。
- 「タイヤの香ばしい匂いが…」という赤羽根のアドリブから匂いフェチということとなった。
- キャラクターのイメージは『ナイトライダー』のナイト2000。そのため、いい声でしゃべるキャラクターとなった。モチーフが執事ではあるが、ネットリと色気のあるイケボを意識て演じているため、喋る前に「ンマッシーン」と「n」の音を付ける「nの法則」にしていたが、周囲とセリフが揃わなかったことから早々にやめることとなった。マッハ役の赤羽根は、瀬奈への感情は「LOVE」ではなく、「LIKE」の延長線上であり、恋愛要素ではない敬愛や親愛を込めた主従関係であるとしている。年齢はファイヤと同年代の30歳くらいをイメージしている。
- 魔進ジェッタ
- キラメイブルーの相棒となるジェット機型の魔進でブルーキラメイストーンからイメージ形成された。5つのキラメイ魔進の中では最年少で、子供っぽい無邪気な性格で時雨のことを「アニキ」と呼び慕っている。スカイメイジでは下半身を構成、キラメイジンではジェッタソードという剣になる。また、単独でも飛行しながらエネルギー弾を機体前面から連射したり、空気摩擦によって鋭く研ぎ澄まされた両翼ジェッタウイングで攻撃することもある。アーム付きの牽引ワイヤーを機体底面から伸ばして物や魔進を引っ張り上げる。第12話では小夜捜索のためにマブシーナが操縦したこともある。
- 時雨が「切れ者っぽい」ことからレッドの想像力で変化した。
- 時雨が斬る人であることから目は刃先のエッジをイメージしている。それぞれ戦う役目が異なるようにしたいという考えから、ファイヤかマッハかいずれかと同様の規格にするか検討された結果、ボリュームが加味された上で小さなサイズとなった。その後、飛びモノであることから背中に合体する案もあったが、マッハと同等の規格であることから隠れてしまうため、そのような懸念もあって最終的に武器の剣として合体する形となった。
- ジェッタ役の大河は当初は20代前半くらいをイメージしていたが、最終的には幼稚園児くらいのキャラクターとなった。
- 魔進ヘリコ
- キラメイピンクの相棒となるヘリコプター型の魔進でピンクキラメイストーンからイメージ形成された。5つのキラメイ魔進の中で唯一女性の人格で、会話中に擬音を交えた軽い口調で話す楽天家の不思議ちゃんキャラ。スカイメイジでは上半身、キラメイジンでは胸部を構成する。敵に機体天面を向けて、逆回転機能を持つヘリコローターで発生させた乱気流で吹き飛ばす。また、開いたテイルで敵を挟んで攻撃することや後部から特殊包帯を射出することも可能。仲間の魔進をキャッチしてホバリングしながら運搬することや、人員をカーゴスペースに収容することも可能。エピソード11で誕生日を迎える。
- 小夜が医者であることからドクターヘリの魔進にしようとレッドの想像力で変化した。
- 目はハートとなっており、口も付いている。
- ヘリコ役の長久は、おはなしCDの収録時に、人間になったら昔の綾瀬はるかのような天真爛漫なイメージと言われたため、人間でいう小夜の2,3歳くらい下を想定して演じている。オーディション時の原稿に「穏やかで大らかな気持ちのピンクの親友のような相棒」と書かれていたため、親友のままだがそこにメロメロ度を上げて加えることで、女性同士のコンビならではの仲の良さを表現している。また、両形態においても表情が見えないことから抑える芝居をせずに、よりオーバーに芝居をするように心がけたという。第6話の「乙女の吐息」は長久のアドリブであるという。
- 小夜が医者のため、ドクターヘリのような要素として輸送ハッチを後方につけている。
- 魔進ジョーキー
- ガルザが操るブラックキラメイストーンがイメージ形成された蒸気機関車型の魔進。キラメイストーンモードから分離して4両編成の列車となる。元はクリスタリアで運用されていた王室専用列車だったが、ガルザの歪んだ力によって変貌させられた。紫のレールを生み出しながら走行し、ワームホールのトンネルでヨドンヘイムと地球間を自由に運行ができる。スモッグジョーキーでは先頭車が顔、中間車が胴体と四肢、最後尾車が背中と尻尾を構成、キングエクスプレスでは先頭車が右腕、中間車がボディ、最後尾車が左腕を構成する。
- 怪獣作品に携わっていた塚田とブレーンとして呼ばれていた三条からの提案で生まれたものであった。
- デザインは色の配分に注意して進められ、多めに紫を使いつつ、クリアの整形色で綺麗な宝石となったが、宝石に見せるのに苦労したという。これまでが陸と空をモチーフとしていたことから、海とする案もあったが、これまでにやっていないモチーフとして電車ないし悪のモチーフとして蒸気機関車ということとなった。ストーンから魔進に完全変形するファイヤに対し、その差別化として黒いストーンからバラバラになって恐竜や汽車に組み替わるものとなった。
- 造形チェックの段階では可愛い見た目であったことから、敵ロボであるため造型的に調整されて現在の形となった。
- 魔進リフトン
- 地球産のエメラルドキラメイストーンがイメージ形成されたフォークリフト型ウェポン魔進。リフトンフォークが武器で、フォーク型の武器に変形する。口癖は「カワトット!」「グサトット!」。
- 当初はクローのような形状も考えられていたが、フォークリフトがフォークに変形するというダジャレからフォークに変形するものとなった。
- 魔進ローランド
- 地球産のオレンジキラメイストーンがイメージ形成されたロードローラー型ウェポン魔進。ローランドローラが武器で、粘着カーペットクリーナー(コロコロ)型の武器に変形する。口癖は「カワラット!」「コロラット!」で、もぐらたたきの要領で攻撃する時は「ボカラット!」と言っている。
- 従来ではハンマーのような形状の武器であったが、ロードローラーをモチーフとしていることからコロコロの武器となった。
- 魔進キャリー
- 地球産のパープルキラメイストーンがイメージ形成されたターレットトラック型ウェポン魔進。女性人格である。盾に変形する。口癖は「カワリット!」「ドカリット!」。
- リフトンやローランドが攻撃用の武器であったことから、パターンを変えて防御用の盾となり、剣を右手に持っていることから左に盾となった。
- 魔進エクスプレス
- マブシーナを地球に来る際に乗ってきたホワイトキラメイストーンの欠片が充瑠がイメージした形にイメージ形成された1両編成の特急列車型魔進。2つのホワイトキラメイストーンが変形する。前方車両のキラメイストーンはエクス、後方車両のストーンはプレスと呼ばれる。錬成レール上を走行し、車体後部からのアフターバーナーで加速を行うほか背後への燃焼攻撃を行い、武装はエクスプレスライトから照射する闇の力を祓うことが可能な聖なる光。安全装置の役目を持つキラメイストーンであり、魔進ジョーキーに連結することで制御する。しかし、ジャメンタルに覚醒したガルザは、制御を無効にすることができるようになる。キングエクスプレスとキングエクスプレスザビューンでは顔と胸を構成する。ジョーキーおよびザビューンと連結するときは最後尾に連結される。喋れないものの意識はありホーンを鳴らす。
- モチーフは旧式の蒸気機関車のジョーキーに対して最新型の新幹線となっている。
- 魔進ダストン
- 宝路が発掘した地球産のネイビーキラメイストーンがイメージ形成された塵芥車型ウェポン魔進。プレス式のダストンタンクに取り込んだ瓦礫やゴミを2段階で圧縮を加えることで小さく固めて回収する。掃除機型の武器に変形し、凄まじい吸引力で邪面獣の邪面をも吸い寄せる。最初から喋ることができ、語尾は「ダス!」、口癖は「カワルダス!」。第28話ではギガントドリラーも使用。
- 従来ではやらなかったものとして、掃除機に変形するビークルとしてごみ収集車となった。
- 登場回のシチュエーションとして宝路のチェンジャーを銭湯に入るために外したことで失くし、それを充瑠が掃除をして探し出すものとなった。また、後半で充瑠が閃くシーンの伏線としてネイビーキラメイストーンがゴミ収集車に吸い込まれそうになるというシーンが脚本の段階で指定されていた。
- 魔進マゼラン
- 時雨と小夜がオシロ川の吊り橋の下で発見した地球産のライムキラメイストーンがイメージ形成されたトラックミキサ型ウェポン魔進。一定速度でマゼランドラムを回転させ、材料を内部のミキシングフレームで混合、生成させた特殊コンクリートをシュート部分から放出して相手を瞬時に塗り固めることができる。マシュマロ作りに使用していたハンドミキサーから着想を得た。為朝がシューティング系のeスポーツプレイヤーであることから巨大戦ではウォーターガン型の武器に変形する。口癖は「カワリマッゼ!」。
- これまでやってこなかったガンモチーフの武器として手持ち銃のようなものとなり、セメント弾を飛ばすミキサー車ということとなった。
- 魔進ドリジャン
- 第13話より登場。CARATで開発・イメージ設計された3基のステップドリル型の巨大なドリルを搭載するキラメイシルバー専用のクローラー式ドリルジャンボ。地中をドリルで100m1分で掘り進み、敵や障害物を2基のブームで掴む。シャイニングキラメイストーンをブームで機体に載せることでギガントドリラーに魔進変形できる。当初は、超重機ドリジャンとして開発されたが、後にシルバーの覚醒に合わせ、無鈴による調整を施されて進化し、魔進ドリジャンと名付けられる。他の魔進と異なり自我は持たないが自律行動可能なAI搭載で電子音で喋ることはできる。
- トレジャーハンターのような立ち位置のキャラクターであるキラメイシルバーとの相性から発掘するメカということとなり、陸空や列車という流れであったため、船という選択肢もあったが、建機の寄せ集めのようなものということとなった。キラメイシルバーとの共通モチーフとしてドリルということとなり、『キラメイジャー』であることからダイヤモンドのドリルということとなった。ファイヤに似た動きの変形構成であるが、キラメイストーンにはならず、スケール感が異なる分、シルエットで差別化を図ってドリルやアームを目立たせている。
- 地中を進むシーンは、従来はミニチュアを穴に入れて掘っているような映像だが、本作品では掘っている主観の映像をCGで作っている。
- 魔進ザビューン
- エピソード21の回想より登場。呪いを無効化する能力を持つアクアキラメイストーンからイメージ形成された4両編成のサメ型特急列車。ヌマージョ討伐の際に毒によってコーティングされて封印されるが、過去で収集したヌマージョの体液の成分の分析によって毒を溶かされて現代にて復活し、充瑠によって魔進の姿となった。一時的に建物や地面を液状化させることで、サメが海を泳ぐように走行する。ロレンチーニサーチで物体の微弱な電流を掴み、敵の弱点の解析が可能。キングエクスプレスザビューンでは先頭車が右腕、中間車が下半身、最後尾車が左腕を構成する。
- 1両編成のエクスプレスをしっかりとした白い新幹線となるのが分かりやすい進化であるため、今までなかった生き物や水の要素として船ではなく、サメの要素を足した海の新幹線となった。従来の新幹線は先頭車輛と後尾車輛が同様だが、エクスプレスを連結することで前後が初めて新幹線然としたシルエットを目指していたため、ザビューン単体の後尾車輛はスクリューが付くことでより海感を強めたものとなっている。
- サメの能力を街中で見せるために、『ドラえもん』のドンブラ粉のように地中でも泳げることとなった。
- ザビューンマグナム
- エピソード24、30に登場。銃型のキラメイウェポンモード。キラメイジンの右手にエネルギー弾を発射する先頭車輛、左腕に激しいジェット水流レフトハンドスクリューを発射する最後尾車輛をセットさせたキラメイウェポンモード。
- 槍モード
- エピソード24に登場。直線状に3つの車両を固定し、左手に装備して槍のように使うキラメイウェポンモード。必殺技は敵に突き刺すザビューンビッグウェーブランサー、ランドメイジの右腕のファイヤラダーから射出するザビューンソニックスプラッシュ。
- バズーカモード
- 劇中未使用。中間車をバズーカとして使うキラメイウェポンモード。
- 魔進ハコブー
- エピソード28より登場。ゴールドキラメイストーンからイメージ形成された黄金鳥型の輸送機。戦闘機形態のジェットモードから輸送機形態のカーゴモードに変形することでキラメイジン構成の魔進5体を運ぶことができる。オラディン王の側近兼王宮の指南役で王の幼いころからの教育係であり、王より魔進の姿を得た。地球にバカンスに出かけた際にクリスタリアが陥落して王が亡くなったために絶望し心を閉ざして地球のとある孤島に閉じこもっていたが、時雨が号泣する姿を見て心の靄が晴れて感情を取り戻す。話が長い。魔進の中で唯一聖地アタマルドへ時空を超えてワープすることができる。グレイトフルフェニックス時は胴体と四肢を構成する。
- ガルザのジャメンタルを浴びた際には目が紫色になり、ガルザをアタマルドへと運んだ。
- 当初は藤岡弘、をイメージした「トウ!」という掛け声であったが、オリジナルの掛け声ということとなり、「ブー!」というものとなった。
- 後述のようにロボの全合体はないものの、最終展開にキラメイジンの5体の魔進を絡めたいという意向から、魔進をキャリーするビークルとして生まれ、ストーリーの展開としてオラディンの世界にキラメイジャーたちが行くための交通手段になり得る存在として、綺麗に5体の魔進が乗れる構成となった。キラメイストーンモードとジェットモードでは真っ金金だが、カーゴモードにひっくり返ると全く異なる色が出てくるようになっている。ジェットモードはジェット機の顔を残しつつ、フェニックスの顔の意匠も入れ込むことで、機械的なところと生体的なところを両方含めたデザインとなっている。
- エピソード29でグレイトフルフェニックスが登場するため、キラメイストーンから魔進ハコブーへの変形時に名乗りを入れ、それをラストに入れることで次回に目立つ形で続くようになっている。待機している際の孤島は『キングコング』をイメージしている。
- 魔進オラディン
- エピソード29より登場。スカイキラメイストーンからイメージ形成された不死鳥の魔進。オラディン王がアタマルドにあったミラクルストーンに魂を転生させ、スカイキラメイストーンとなった。グレイトフルフェニックス時は胸部に合体。
- 東映からの提案で、ビークル以外のモチーフとして、フェニックスがモチーフとなり、ほとんどがクリアパーツになっており、グレイトフルフェニックス時の頭部にあたることから、ツノを後方に延ばすなどとにかくカッコいいものになるようにしている。
放映リスト[]
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
2020年3月8日 | エピソード1 | 魔進誕生! |
|
荒川稔久 | 山口恭平 |
3月15日 | エピソード2 | リーダーの証明 |
| ||
3月22日 | エピソード3 | マンリキ野郎!御意見無用 |
|
坂本浩一 | |
3月29日 | エピソード4 | 亡国のプリンセス |
| ||
4月5日 | エピソード5 | ショベローまかりとおる! |
|
渡辺勝也 | |
4月12日 | エピソード6 | ツレが5才になりまちて |
|
下亜友美 | |
4月19日 | エピソード7 | トレーニングを君に |
|
三条陸 | 竹本昇 |
4月26日 | エピソード8 | エクスプレス電光石火 | |||
5月3日 | エピソード9 | わが青春のかるた道 |
|
荒川稔久 | 山口恭平 |
5月10日 | エピソード10 | 時雨おいかける少女 |
| ||
6月21日 | エピソード11 | 時がクルリと |
|
井上テテ | 渡辺勝也 |
6月28日 | エピソード12 | ワンダードリルの快男児 |
|
荒川稔久 | |
7月5日 | エピソード13 | 地底大戦争 |
|
加藤弘之 | |
7月12日 | エピソード14 | 孤高のエース |
|
下亜友美 | |
7月19日 | エピソード15 | きけ、宝路の声 |
|
金子香緒里 | 竹本昇 |
7月26日 | エピソード16 | マシュマロワイアル |
|
井上テテ | |
8月2日 | エピソード17 | 洋館の奇石 |
|
三条陸 | 渡辺勝也 |
8月9日 | エピソード18 | 闇落ち |
| ||
8月16日 | エピソード19 | 相棒 |
|
金子香緒里 | 加藤弘之 |
8月23日 | エピソード20 | あぶないペア |
|
下亜友美 | |
8月30日 | エピソード21 | 釣れ、ときどき達人 |
|
荒川稔久 | 坂本浩一 |
9月6日 | エピソード22 | 覚悟はいいかそこの魔女 | |||
9月13日 | エピソード23 | マブシーナの母 |
|
下亜友美 | 竹本昇 |
9月20日 | エピソード24 | バンドしちゃうぞ! |
|
井上テテ | |
9月27日 | エピソード25 | 可愛いあの巫女 |
|
荒川稔久 | 山口恭平 |
10月4日 | エピソード26 | アローな武器にしてくれ | |||
10月11日 | エピソード27 | 大ピンチランナー |
|
横手美智子 | 渡辺勝也 |
10月18日 | エピソード28 | 時雨泣き |
|
金子香緒里 | |
10月25日 | エピソード29 | まぼろしのアタマルド | 井上テテ | ||
11月8日 | エピソード30 | 誇り高き超戦士 |
|
下亜友美 | 加藤弘之 |
11月15日 | エピソード31 | おもちゃ |
|
荒川稔久 | |
11月22日 | エピソード32 | 小夜に首ったけ |
|
田口清隆 | |
11月29日 | エピソード33 | 巨獣パニック大激突! | |||
12月6日 | エピソード34 | 青と黄の熱情 | - | 金子香緒里 | 山口恭平 |
12月13日 | エピソード35 | マブシーナ放浪記 |
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井上テテ | |
12月20日 | エピソード36 | RAP【ラップ】 |
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下亜友美 | 田﨑竜太 |
12月27日 | エピソード37 | せな1/5 | - | 荒川稔久 | |
2021年1月10日 | エピソード38 | 叔父の月を見ている |
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井上テテ | 竹本昇 |
1月17日 | エピソード39 | 皇帝はスナイパー |
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金子香緒里 | |
1月24日 | エピソード40 | 痛む人 |
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徳永富彦 | 葉山康一郎 |
1月31日 | エピソード41 | ありのままでいたい |
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横手美智子 | |
2月7日 | エピソード42 | 仁義なき戦い |
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下亜友美 | 渡辺勝也 |
2月14日 | エピソード43 | 汚れた英雄 | 荒川稔久 | ||
2月21日 | エピソード44 | 友よ、静かに眠れ |
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山口恭平 | |
2月28日 | エピソードFINAL | 君たちがいて輝いた |
- 前述の新作放送延期に伴うエピソード10からエピソード11の間の代替放送は以下の通り。
音楽[]
- 主題歌
- オープニングテーマ「魔進戦隊キラメイジャー」
- 作詞: 藤林聖子 / 作曲: 編曲 歌:大西洋平
- エンディングテーマ「キラフル ミラクル キラメイジャー」
- 作詩 - 藤林聖子 / 作曲 - 岩崎貴文 / 編曲 - 籠島裕昌 / 歌 - 出口たかし / 振付 - 幸
ゲームソフト[]
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メモ[]
- 令和時代の最初のスーパー戦隊シリーズ。
- 5月17日から6月14日はコロナの影響で5週間延期。
- 戦隊グリーンは次作『機界戦隊ゼンカイジャー』以降しばらく登場しなくなる。
脚注[]
外部リンク[]
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