激走戦隊カーレンジャー | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
放送時間 | 金曜 17:30 - 17:55(25分) |
放送期間 |
1996年3月1日 - 1997年2月7日 (全48回) |
放送国 | 日本の旗 日本 |
制作局 | テレビ朝日 |
監督 | 小林義明 他 |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 浦沢義雄 他 |
プロデューサー |
梶淳・岩本太郎・太田賢司(テレビ朝日) 髙寺成紀(東映) 矢田晃一(東映AG) |
出演者 |
岸祐二 増島愛浩 福田佳弘 本橋由香 来栖あつこ 七瀬理香 他 |
オープニング |
「激走戦隊カーレンジャー」 歌:高山成孝 |
エンディング |
「天国サンバ」 歌:高山成孝 |
外部リンク | 公式サイト(東映) |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第20作 |
『激走戦隊カーレンジャー』(げきそうせんたいカーレンジャー)は、1996年(平成8年)3月1日から1997年(平成9年)2月7日までテレビ朝日系列で毎週金曜17:30 - 17:55(JST)に全48話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第20作目にあたる。
あらすじ[]
宇宙中を暴れ周り、狙った星を超豪華花火にして爆破してしまう宇宙暴走族ボーゾック。地球からはるか遠く離れたハザード星は、ボーゾックによって滅亡してしまった。
脱出に成功したハザード星人の少年ダップは、母親が死の直前に語った「星座伝説」の戦士「カーレンジャー」がいるという惑星『地球』に向かい、ボーゾック打倒を誓う。一方、ボーゾックもまた、次なる暴走の舞台を惑星チーキュ(宇宙人は地球をこう呼ぶ)に定めていた。
ダップがたどり着いたのは日本の小さな自動車会社「ペガサス」。彼はここで働く5人の若者に素質を見出し、自身の特殊能力「クルマジックパワー」をはじめ、あの手この手を使って5人をカーレンジャーに変身させる。
最初は乗り気でなかった5人だったが、やがてボーゾックの本格的侵攻を目の当たりにし、カーレンジャーとしてボーゾック退治の決意を固める。そこまでは良かったのだが…?
概要[]
特徴[]
『高速戦隊ターボレンジャー』同様モチーフに自動車を採用。特に放映当時一大ブームとなっていたレクリエーショナル・ビークル(RV)や、第二次ブームの最中であったミニ四駆などの要素が多く取り入れられている。このモチーフの選択については、自動車玩具は男児に確実に売れるという点から選ばれたものであると言われている。また、キャラクターや技のネーミング、サブタイトルなどにも自動車や交通関係の語句が多く取り入れられている。本作のネーミング自体「ターボレンジャー」で没案となった「カーレンジャー」を再起用したものである。
また自動車をモチーフに選択した影響からか、それまでのシリーズには必ず登場していた戦隊メンバーのバイクに相当するものとして、本作品では個人用の移動手段としてカート「スピーダーマシン」、後半からはスポーツカー「ペガサスサンダー」とバギー「ドラゴンクルーザー」が登場している。
前作の反省点を活かしてか、巨大ロボも前作の半分である3体(前半主役、6人目専用、後半主役、なおビクトレーラーは母艦と数える)しか登場せず、またそれまで何らかの形で取り入れられてきたスーパー合体などを始めとするロボ同士のギミックも一旦排されている。一方で合体前のビークルがロボ形態にも変形するVRVロボや、後年の作品に多く見られる「マルチ合体」の走りである浪速ロボスペシャルなど画期的な試みも行われている。
- 作風
「戦う交通安全」と言うキャッチフレーズに代表されるように、全編にわたって不条理なギャグとスーパー戦隊シリーズのセルフパロディが多数盛り込まれているのが本作品の最大の特徴である。オープニングのタイトルコールおよび本編での名乗りの際の言い回しも特徴的であり、「カ〜〜〜レンジャー'!」と「カ」と「レ」の間を極端に伸ばして「レ」にアクセントを置く言い回しを行うというユーモラスなもの[1]となっている。
また、本作品では主人公の5人を「鍛え抜かれた戦闘のプロ」や「生まれもっての特別な戦士」ではない「等身大のヒーロー」として描いており、会社員である5人の給料についての会話など、作中の随所においてこうした要素がちりばめられている。さらに近年の戦隊シリーズとしては珍しく、一部の例外を除きヒーローの正体が敵に知られていない設定となっており、ヒーローの変身後の姿が本当の姿と思っている描写もなされている。またギャグが目立つ一方で、シリアスな話もあった。
- 技術面
第6話から、同時期に放映された『ビーファイターカブト』と共にテレシネ方式が「ファインネガビデオシステム」に変更され、完パケ仕様もフィルムからVTRに変更された[2]。それと同時にOP・ED・予告のみ、シリーズ初のステレオ放送となった[3]。また、この作品から新たにデジタル合成が導入され、第32話ではその技術をふんだんに活かし、巨大ロボボディ上での等身大アクションシーンが描かれている。
テロップの書体にはゴナの斜体が利用されている。
キャスティング[]
戦隊メンバーでは最年長は大阪弁を話す上杉実役の福田佳弘であり、福田も実際に大阪出身である。最年少の土門直樹役には当時現役高校生の増島愛浩。増島と八神洋子役の来栖あつこは本作がデビュー作となった。陣内恭介役の岸祐二はこの作品以降は声優としても活動している。志乃原菜摘役の本橋由香もこの作品で名前を知られるようになった。
年間を通して初のナレーターが存在しない本作品では、複数話完結編や次回予告の際には、役者自らの声で説明が行われる。また、次回予告の終わりには毎回交通標語がその回の予告担当者によって読み上げられるのが毎回のパターンとなっている。
ボーゾックのヒロインであるゾンネットには元AV女優である七瀬理香(旧名・水谷リカ)が起用されたが、このキャスティング傾向について東映のチーフプロデューサーを務めた髙寺成紀は、自身が少年時代に見た『恐竜100万年』や『バーバレラ』など、セックスシンボルと呼ばれた女性を起用したSF作品の影響を受けた、と当時の取材で述べている。敵組織の幹部クラスにいわゆるセクシー系の女優を起用する傾向は、髙寺が携わった後続の戦隊作品においても踏襲されることとなる。
声優面では、ボーゾック側のレギュラーである総長ガイナモの声には悪役のボスやガキ大将の役柄を得意とする大竹宏を、また副長ゼルモダと発明家グラッチの声にはギャグキャラの役柄が多い津久井教生と長嶝高士を起用。また加藤精三、飯塚昭三、渡部猛、関智一、肝付兼太などゲスト出演の面々も含め、前作同様若手やベテランを多く織り交ぜたキャスティングとなっている。
スタッフ[]
前作から営業に専念した鈴木武幸に替わり、本作品からは当時若手の髙寺成紀がメインプロデューサーに就任。これにより、脚本や監督などの編成は意図的に前作『オーレンジャー』とは違う人員で固められることが多くなった。
脚本面では、戦隊初参加となる浦沢義雄が年間を通してメインライターを務めることになった他、本作品を最後に戦隊シリーズと東映ヒーローから離れた曽田博久や、荒川稔久といった面々が名を連ねている。
演出面では、パイロット作品を東映作品最後の担当となった小林義明が演出し、3話以降は浦沢との付き合いの長い坂本太郎を始め、渡辺勝也、田﨑竜太の3人が中心となりローテーションを組んだ。特に渡辺は最多となる17作品を演出。シグナルマン登場編、2度に亘る新ロボ登場編、地方ロケ編、そして最終話に至るまで本シリーズの要となる作品を全て手掛けている。またその後の戦隊シリーズの演出陣の主力となった竹本昇も、本作品の第44話にて監督デビューを果たしている。
劇中音楽は本作が東映作品初登板であり、その後も平成仮面ライダーシリーズなど東映特撮に多数携わることの多い佐橋俊彦が担当。
評価[]
前作程ではないものの苦戦が続いており、特に視聴率という数字から見た場合、シリーズ中の低迷期の作品という評価は否めない。それまでのシリーズ歴代の最低記録であった1.8%(『地球戦隊ファイブマン』第26話)を下回る1.4%[4]を記録するに至っている。
しかし、玩具面においては、超力戦隊オーレンジャーよりは下がったが、118億円を記録した。
備考[]
戦隊シリーズのヒーローショーが上演されている後楽園ゆうえんちでは、前年まで行われていた新旧戦隊ヒーローの競演に代わり、素顔の俳優達が登場して行われる最終公演がこの年から行われるようになった。
7月12日放送の第20話「試乗最高の名車!!」で戦隊シリーズ通算1000回目の放送を達成した。
2010年5月から10月まで、東映チャンネルの「スーパー戦隊ワールド」枠にて放送が行われた。
本作から2000年の未来戦隊タイムレンジャーまで劇場での公開はされていなかった。
前作である超力戦隊オーレンジャーと本作では3月から放映されたが、次作の電磁戦隊メガレンジャーからは再び2月から放映と戻る。2018年の怪盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャーまで続いた。2019年の騎士竜戦隊リュウソウジャーから3月から放送されることになった。
主な登場人物[]
激走戦隊カーレンジャー[]
5人の苗字の頭文字をそれぞれ合わせると「じ・ど・う・し・ゃ」となる。
- ■ 陣内 恭介(じんない きょうすけ) / レッドレーサー
- 主人公。カーレンジャーのリーダーで23歳(1973年10月10日生まれ)。自動車会社ペガサスのテストドライバーだが、町工場レベルのペガサスなので実態は代行運転等の雑用係。そのためか、サボり・居眠りの常習犯。左利き。
- ノリがよくて能天気ではあるが、やるときはやる男で、リーダーの自覚も強い。 その性格が良い方向へ暴走した結果、敵に奪われ操られていたRVロボに単身乗り込んで奪還してしまった程である。 元はレーサー志望で、ドライビングテクニックはメンバー中一番。車に対する思い入れや愛着も人一倍強い。
- ゾンネットに、レッドレーサーとしての姿を惚れられたが、彼が変身した姿であることは知られていないので、普段ゾンネットをはじめとするボーゾック幹部からは「サル顔の一般市民」とバカにされている。
- 毎月の給料は税込みで19万3千円。
- ■ 土門 直樹(どもん なおき) / ブルーレーサー
- ペガサスのカーデザイナー。最年少の17歳、途中18歳になる(1978年5月12日生まれ)。だが、その才能は大手メーカーからも引き抜きの手が伸びるほどで、給料は5人の中で一番高い21万円。いつも図面を引いているが、天馬社長の意向により、実際の車としては作ることは出来ていない。
- 必要以上と思える丁寧な言葉遣いをし、語尾には必ず「~でございます。」を付けるが、この話し方は幼少の頃からすでに始まっていた模様[5]。温厚で女性が苦手な超純情青年で、綺麗な女性に話しかけられるとうろたえてしまう(菜摘や洋子と知り合った直後も、その性格のため慣れるまでかなり苦労したとのこと)。幼い頃、捨てられた動物を助けられなかったことがトラウマになっており、それ故にかわいそうな動物を放っておけないが、変わった生き物を拾ってくることもある。
- ■ 上杉 実(うえすぎ みのる) / グリーンレーサー
- カーレンジャーのサブリーダー。ペガサスの営業担当で、給料は5人の中で一番安い17万8千円。チーム最年長の24歳(1972年3月2日生まれ)だが、ひょうきんな三枚目でそそっかしい性格からかなり失敗が多く、時にはカーレンジャーに関する事で大きなミスを犯してしまう事さえある為、年上の威厳は皆無に近い。そんな人柄ゆえか、一時期恭介と対立して自ら「新リーダー」を名乗った際、誰も付いて来ないという事態まで起きた。一方で自分の失敗の責任は自分で取ろうとするなど、責任感は強い。
- 大阪出身であり、話し方はバリバリの関西弁[6]。毎年神社に優勝祈願するほど熱狂的な阪神タイガースのファンでもある[7]。また自宅には大量のタイガースグッズがある。
- 幼少時代のトラウマから雷が大の苦手。同期入社の恭介とは漫才コンビ状態。レッドレーサーに惚れたゾンネットのことを敵と承知しつつ「結構いい女や」と言ったり、カーレンジャーファンとして接近してきたラジエッタに大喜びするだけでなく、シグエ相手でもデレデレするなど、かなり女好きな一面もある。
- ■ 志乃原 菜摘(しのはら なつみ) / イエローレーサー
- 負けん気の強い19歳(1977年2月23日生まれ)で、ペガサスのメカニック担当者。スパナ片手にどんなメカでも直したりばらしたりする腕前を持ち、安全ピンだけでアクセルチェンジャーを修理したことも。恭介と直樹に仕事が回ってこないため、実質的に社内の仕事はほぼ彼女がこなしている状態であり、周りからの信頼も厚い。
- 姉御肌で直樹のことを非常に可愛がっており、また、子どもっぽい洋子にアドバイスを行うこともある。メンバーの中では一番の常識人であり、実が新リーダーを名乗った時には、直樹と洋子は実ではなくて彼女についたという事もあったが、直樹を無理矢理弟にしようとするなど、時折見せる暴走の度合いは他のメンバーにも引けを取らない。女性らしさも洋子以上で、ゾンネットがレッドレーサーに送ってきたラブレターを読み、それが敵の策略などではなく本音であることを感じ取り、恭介に「ヘタに断ってはいけない」と忠告もしている。
- 給料は20万2千円。
- ■ 八神 洋子(やがみ ようこ) / ピンクレーサー
- 19歳(1977年12月8日生まれ)。ペガサスの経理担当者。自動車会社に勤務しているとは思えないほどメカが苦手。
- 仕事柄お金には厳しく、修理経費などで菜摘とやりあったりもしているが、自身の性格は乙女チックで甘えん坊で、しかも怒らせると怖い。極度の方向音痴でもある。自身の体重を極度に気にしているようで、「数値」を操るPPラッパーは、彼女の体重計をも操ったと誤解され倒されている。
- 給料は本人曰く、20万とちょっと。
周囲の人々[]
- ダップ
- ハザード星人の少年。故郷のハザード星を、ボーゾックに花火にされ滅ぼされた。母の死ぬ間際の言葉を頼りにクルマジックパワーを習得、星座伝説を元に地球に降り立ち、ペガサスの5人を半ば無理矢理カーレンジャーにした張本人。「クルクルクルマジック」と唱えると魔法が使える他、高速移動が可能。複数のワンパー程度なら素手で倒し、ゼルモダと交戦しても倒される演技をする余地を残すなど、単体でもそれなりに戦える。
- 本作品における指揮官的存在だが、年齢が年齢だけに基本的に子供っぽい。語尾に「だっぷ」を付けるのが口癖だが序盤はあまり付けていない。また、当作品に登場する宇宙人は皆地球の事を「チーキュ」と発音するのに対して彼だけはキチンと「地球」と呼んでいる。普段は、ペガサスの工場裏にクルマジックパワーで作った亜空間秘密基地に潜んでいる。
- ハザード星人の習性上、冬季には冬眠しなければ生きて行けない。しかし地球の環境の時期が合わなかったのか、ダップは冬眠ではなく夏眠してしまった。
- ■ シグナルマン・ポリス・コバーン
- 第12話より登場。ポリス星からやってきた宇宙の警察官。ボーゾックを逮捕するため、妻子を残し地球に単身赴任してきた。一応彼は6人目の戦士的ポジションであると同時に[8]、人間体を持たない戦士でもある(しかし人間ではない戦士では、シリーズで唯一、巨大化せずロボに搭乗)。武器は、通信機・電磁警棒・銃に変形する万能ツール「シグナイザー」。愛車はポリスピーダーというバイク。
- 幼少の頃から、夏休みには塾に通い勉強漬けだったりとかなりの頑固者かつ融通が利かない性格で、その点では宇宙でもかなり有名(1度だけ恭介にその事を皮肉たっぷりにいじられた)。さらに交通ルールに異様にうるさい交通安全体質で(ただし空は管轄外らしい)、宇宙でもルール(特にスピード違反)を守らない者に対してはたとえカーレンジャーであっても容赦しないため、ボーゾックの追跡が遅れてしまうことやそのまま見失ってしまうことすらあった。「本官の許可なく~」が口癖。
- 移動式の交番「コバーンベース」で活動しているが、裏通りの橋の上や資材置き場脇の歩道など、人通りのない辺鄙な場所にばかり設置する上、本人はそのような場所に人があまり通らないことを自覚してないので、「誰も通らない…」と人が通らないことをよく嘆いている。さらには以前取調べをしたリッチハイカーの顔を覚えていなかったというやや記憶力に乏しい面もあり、かなりの天然である。
- 職務には忠実なのだが、警察官としてはお世辞にも優秀とはいえない。ゆえに結構な歳ながら出世できず、実質的に左遷状態の交通巡査である。しかし、妻・シグエ、息子・シグタロウを誰よりも大事にし愛する家庭的な心優しい父親であり、故に息子と同じくらいの年頃の市太郎に息子の面影を見ており、市太郎とはとても仲が良い。
- とはいえ一度洗脳されてボーゾックの味方になった時には、ゾンネットに対して「女房とは別れるから付き合ってくれない?」とアプローチするなど薄情かつスケベな一面も見せた。
- 融通が利かない面が目立つが、『宇宙お笑い君こそスター誕生』に出て4週間勝ち抜いたというくだけた一面もある。地球の紅しょうがを気に入るが、名前が分からず「赤いの」と呼んでいた。歌も上手であり、『激走戦隊カーレンジャー VS オーレンジャー』ではそれを生かして事件を解決した事もある。非常に目立ちたがりでもあり、彼抜きでロボ戦が始まると、大抵「本官の許可無く勝手に戦うんじゃない!」などと言って、サイレンダーで割り込んでくるというハタ迷惑な事をしでかす為、カーレンジャーやダップ、挙句にはボーゾックなどからもしばしばお邪魔虫扱いされる(ダップからに至っては「(シグナルマンなんか)当てにできない」と散々な評価をされている)。ボーゾックではなく味方だが「チーキュ」と発音しレッドレーサーに突っ込まれたが最後まで変わらなかった。
- 天馬 市太郎(てんま いちたろう)
- 総一郎の息子。工場によく遊びに来る為、5人とは仲が良い。シグナルマンとも仲が良く、時々コバーンベースで留守番したり一緒に「勤務」することも。終盤でカーレンジャーの正体を知った唯一の民間人。ませた性格だが時には5人を励ましたりもしていた。グラッチにチーキュの食べ物を教えたことが、ボーゾックが芋羊羹を食べると巨大化することを知るきっかけとなった。
- □ ラジエッタ・ファンベルト
- 14歳。ファンベル星出身の第2皇女。カーレンジャーに憧れ、はるばる地球までやって来た。カーレンジャー6人目の「ホワイトレーサー」を名乗るも、本当は「ティラミス・コンニャク・ミルフィーユ」の呪文を唱えて発動する魔法であらゆる姿に変身できるだけのただのファンだが、6人目を名乗るだけあってそれなりの強さも備えており、カーレンジャーの窮地を救う活躍も見せた。持っているステッキは変身前は傘に変化させる事が出来、そこから光の粒子を出して攻撃を行う。変身後の得意技は、時間内に彼女のなぞなぞに答えられないと爆発する爆弾を敵に投げつける「ホワイトなぞなぞ爆弾」。因みに、変身を解除する呪文は「ミレッタ・ハレッタ・ラジエッタ」。2度目の登場以降は演じていた濱松の体調不良により女優が交代しているが、グリーンレーサーの「あれ、ちょっと見ん内に前と雰囲気変わったんとちゃうか?」の一言で片付けられてしまった。頑張り屋な一面もあり、2度目の登場ではラジエッカーをリモコン操作でロボに変形して戦えるよう改造し、3度目には更にそれを巨大化して戦えるように改造していた。
- 実はゾンネット=バニティミラーの妹。
- ■ VRVマスター
- ダップが冬眠中に登場した、黒いマスクとスーツを纏った謎の男。正体はダップの父親で、訳の分からない宇宙美学を追求するあまり、ブラリと旅に出ては長く家を空ける習性のある、気まぐれな風来坊だった。そのため妻(ダップの母親)にも、ほとんど諦められていたらしい。
- ある時、久しぶりに旅から帰ってみると既にハザード星はボーゾックに花火にされ消滅してしまった事を知り、失意のうちにあてもなく宇宙をさまようようになり、そのうち人々からは「宇宙の一匹狼」と呼ばれるようになる。そんな中、息子・ダップの生存とカーレンジャーの噂を耳にし、ダップの冬眠(夏眠)に伴うカーレンジャーのピンチを予期。急遽VRVシステムを完成させ地球に飛来、予想通りピンチに陥っていた彼らにVRVシステムを授けた。マスクとスーツを纏っていたのも、こういった経緯からダップに対して負い目があり、ダップを支えていたいものの顔を合わせ辛いという気持ちから名乗らず、ダップでなければ正体を見抜けないような行動を取るだけにしていた。
- コーヒー牛乳が大好物(コーヒー牛乳のフタを武器として使う“シュラシュシュシュ”なる遊びをダップに教えていた事も)で、放浪時代は朝から晩まで浴びるように飲んでいたため、ハザード星人であるにも拘らず冬眠しない体質になってしまった。性格はクールで飄々としており、何を考えているのかよく分からない。地球においては、“パチンコをした後にところてんを食べて、(髪の毛もないのに)床屋さんに行く”という生活をしており、パチンコの景品は大抵ドロップに変わる。声を演じる小林清志の演技も相まってか、やたらと格好のつけた臭い台詞(例:「この星の夕日は、俺には眩し過ぎる」)を吐く。その台詞の最中も含め、手の甲を向けたVサインをする癖がある。第41話でのダップの回想シーンでヘルメットを外した姿が初登場(無論、息子であるダップ似)し、最終話でヘルメットを脱いで正体をダップにも見せた。
- 天馬 総一郎(てんま そういちろう)
- 株式会社ペガサスの社長。市太郎の父親。
- 恭介に言わせれば皆をこき使う存在とのことだが、5人を旅行に連れて行くなど、基本的にフレンドリーな性格。また、カーレンジャーのサインを貰って喜んだり、自分の会社の地下に基地を作られても気付かないなど、かなりのおとぼけキャラでもある。中盤以降は出演しなくなる。
- 天馬 良江(てんま よしえ)
- 市太郎の母親であり、総一郎の妻。当初は総一郎同様かなりとぼけたキャラクターだったが、グラッチが巨大化した際に気を失ったりなど、ボーゾックに振り回されたことから異星人に対しては神経質になっており、市太郎がボーゾックにさらわれた際には、「一緒にいたせいだ」と激しくシグナルマンを叱責した。総一郎、市太郎以上に出演回数は少ない。
- 芋長(いもちょう)主人
- 宇宙人を巨大化させる芋羊羹を唯一売っている和菓子屋「芋長」の店主[9]。グラッチに最初に芋羊羹を売った際は500円をもらい去って行くまではニコニコして、後々考えてグラッチの奇怪な姿に気付いたのか「変なのが芋羊羹買って行った〜」と腰を抜かしたが、結局慣れたのかそれ以降は普通に売ってやっていた。[10]無論、自分の作った芋羊羹でボーゾックが巨大化するという事実は一切知らず、ボーゾックも彼に対する扱いはそれなりに丁重。
- 芋羊羹には並々ならぬこだわりをもっており、自宅の床の間に飾ってある掛け軸には「芋羊羹」と書いてある。その一方で「本当はケーキ屋になりたかった」と話している。ちなみに芋羊羹一個の値段は100円。
- 若い頃はかなりの美形で、エグゾスの若返りパックで若返った際、「イモタク(演:滝智行)」と名乗ったこともあった。
- 芋羊羹を作るばかりの生活に嫌気が差して一度芋羊羹作りからの引退を考えた事もあったが、前述の若返り騒動(ボーゾックが「芋羊羹が作られなくなると困る」と慌てたため)の一件で再びやる気を取り戻した(それに伴い、芋長の芋羊羹もさらに味がよくなったらしい)。
- シグエ
- シグナルマンの妻。頭の3方に信号(髪?)が付いている風貌は、サザエさんを思い起こさせる。なお、シグナルマンの回想シーンで初登場した時には頭部以外は通常の衣服だったが、後に再登場した時にはシグナルマン同様の青いボディになっている(シグタロウも同様)。夫と同じく警察官であり、交通ルールには非常にうるさい。
- シグタロウ
- シグナルマンの息子。腕白だが単身赴任中の父・シグナルマンが大好き。
宇宙暴走族ボーゾック[]
宇宙各地の荒くれ者が、ガイナモを中心に集まって結成された宇宙暴走族。健康と馬鹿が取り柄らしく、平和な星を面白半分で襲い、花火のように爆発させ滅ぼす事を楽しみにしている。人工惑星・バリバリアンを根城とし、多種多彩な巨大装甲車「バリッカー」で地球を暴走する。暴走族なのに何故か月給制。
ダップの故郷ハザード星を滅ぼした後、今度は地球を花火にしようと企み(TVCFでは「チーキュにヤキ入れにいくぞ」とガイナモが叫んでいた)襲来するも、元々頭の良くない集団という事もあり、カーレンジャーの活躍によって失敗続き。作戦では真面目にやることもあるが、下らない事で仲間を派遣することもある。「ヘルスボーゾック」「デビルボーゾック」等と改名してみたり(結局ネタ切れを理由にガイナモが独断でやめてしまい、元のまま落ち着く)、スランプに陥ったりなど、一向に成果は上がらず、挙句の果てに連戦連敗とそのマヌケぶりから地球人達に『宇宙一弱い暴走族』と新聞に大々的に書かれるなど半ばバカにされている。
ボーゾック達宇宙人の発音では地球は「チーキュ」、日本は「ニッポンポン」となる。多種多様な異星人により構成された組織で、地球人がいないということからカーレンジャーの姿を素顔と思っており、終盤まで地球の一般市民が変身した装備の姿だとは夢にも思っておらず、その事実を知ってショックを受ける者まで出る始末であった。幹部の名前のほとんどは自動車部品のもじりとなっている。
巨大化アイテムは芋羊羹、それもペガサスの近所の和菓子屋「芋長」製の物に限られ、略奪行為もせずちゃんとお金を払って買っている。しかしコンビニ(本当に余談だがファミリーマート)で売られている物では、逆に手の平サイズまで縮小してしまう。この芋羊羹をフィーチャーしたエピソードが作られた他、最終決戦において重要な役割を果たすなど、単なる巨大化アイテムの域を越えた存在となっている。企画段階では芋羊羹ではなくカレーライスが予定されており「ジャガイモが効いたのか肉が効いたのか」等のギャグを想定していたが、浦沢義雄の発案で芋羊羹になったという。
- 総長ガイナモ
- ボーゾックの総長。親分肌かつ俺様的な性格で、当初は悪役らしく暴れていたのだが、中盤からはその頭の悪さだけがクローズアップされ、完全にギャグキャラに。根は誠実らしく、地球へ来た際には一般市民に「こんにちは」と普通に挨拶している。ゾンネットにベタ惚れしているが、全く相手にされておらず、いいようにパシリにされている。肩から破壊光線を放ち、頭部は胴体と分離可能という能力を持つが、その立ち位置から本領を発揮する事はほとんどなかった。
- 前述の通りゾンネットには普段からこき使われ、地球人達からは新聞で「総長ガイナモの作戦 全部大外れ!」と書かれて笑い者にされ、リッチハイカー教授にボーゾックを乗っ取られてしまった際は、ゾンネットとの結婚資金の為に密かに貯めていた定期預金をリッチハイカー教授に勝手に下ろされ、「熱い友情で結ばれていた」筈の部下にあっさり金で裏切られ、パチンコ屋や焼き肉屋でバイトするハメになるなど不幸体質で苦労人。また、かなりの気まぐれ屋でありボーゾックのチーム名を改名して気分を晴らそうとしたと思えば、わずか二回変えただけで「もういいのが思いつかなくなっちゃった」という理由だけで勝手にやめてしまい、その時はさすがのゼルモダ達も呆れるあまり、拍子抜けしていた。
- とはいえ、ノリシロン-ファイナルを使ったロボ戦では合体前を狙うという戦術を見せ、ゼルモダに「あったまいい」と言わしめ、敗れたものの体面を保った。
- 47話で一度はカーレンジャーを倒すが、それにより用済みとなってエグゾスに切り捨てられたことを怒り、今までの所業をあっさり謝罪して、「昨日の敵は今日の友」とカーレンジャーと手を組んだ。最終決戦では命を賭けてでも戦うカーレンジャーに心打たれ、地球に進攻したエグゾス・スーパーストロングに巨大化して挑む勇敢さを見せたが、芋羊羹が腐っていたため失敗に終わる。しかし、腐った芋羊羹をエグゾス・スーパーストロングに食べさせることで弱体化させ、カーレンジャーの勝利に繋げた。
- ボーゾック解散後は焼肉店に就職、その後独立し焼き肉と仕出し料理の店「キッチンがいなも」を開店させた。
- 名前の由来はダイナモから。
- 美女ゾンネット(バニティーミラー・ファンベルト)
- ボーゾックのアイドル。その正体はファンベル星の第一王女で、お姫様暮らしが嫌で家出、ボーゾックに転がり込んだ。可愛いけれどもワガママな家出不良少女。ガイナモに惚れられているが、本人はそれを利用して彼を顎でこき使う。ゾンネットから本来の姿に戻る際には、ラビオリ・キシメン・リンゲイネの呪文を唱える。ときめきを感じると胸から「きゅん」と描かれたハート形のクッションが飛び出すという奇妙な能力も持つ。
- レッドレーサーに一目惚れするが、「住む世界が違う」と恭介を通じて(当時はレッドレーサーの正体を知らず、恭介の事はサル顔の一般市民としか認識していなかった)ふられてしまう。後にその正体が恭介自身だと知り、憧れの人がサル顔の一般市民であったことにかなりのショックを受けたが、自分を救おうと必死で戦う恭介の姿に心が動き、晴れて敵味方の立場を超えて相思相愛の仲となる。
- ボーゾック解散後はファンベル星に帰り、毎日見合いをさせられているが、恭介の事を想い続けている。
- 名前の由来はボンネット、本名の方は化粧用鏡のバニティミラーと自動車部品のファンベルトから。
- 副長ゼルモダ
- ボーゾックのNo.2で戦闘隊長。ガイナモとはマイナー暴走族時代から共に艱難辛苦を乗り越えた仲であるが、金で裏切るなど割と現金な一面もある。得意技は「ぱちき」と「ランニングヘッドバッド」で、トランプを重ね合わせたデザインの剣を武器としている。VRVマスターに扮してダップを完全に騙すなど意外にも変装が得意。旗色が悪くなると「撤収!」の掛け声と共にさっさと逃げてしまう。戦闘員を詰めた壺に乗り浮遊して登場する事が多い。又、この壷は10円玉が大量に詰まっている。バイクに乗る時は、服の背中部分の飾りが頭を覆ってヘルメットになる。執拗にダップの命を狙う。
- 初期は冷酷かつ残虐なキャラだったが、最終的にはガイナモ同様、何も考えず常にくだらない事で周囲を振り回すお茶目なキャラになった。幼少時代に雷を馬鹿にして火傷をしたトラウマから雷が大の苦手だったが、後にバキバキ伝説に挑み、突破したことで克服した。
- 実は小学校レベルの勉強も苦労するほどのバカであり(エグゾスと初めて対峙した際、「支配者」の意味がわからず、グラッチの「歯医者さんみたいなもんだろ」という説明に納得していた)、その為ボーゾック解散後は、グラッチと共に義務教育をやり直す為に小学校に入学した。
- ネーミングの由来はセルモーターから。
- 発明家グラッチ
- ボーゾックの発明家だが、機能よりも趣味とノリでデザインばかり重視するため、発明するものはほとんど役に立たない。さらにガイナモの逆鱗にビビり、市太郎が目の前で泣きだした(実はウソ泣き)だけで慌てふためく臆病な性格。食べる事が大好きで、芋長の芋羊羹による巨大化作用を偶然にも発見(特に解明したわけではないのがこの作品らしい)。念力で相手を転ばせる事が出来る。服の顔の辺りとへその辺りにそれぞれ窓が付いており、開く事が可能(本人曰くへそはずっと掃除していないらしく、強烈な臭いを放つ)。リッチリッチハイカー教授が奪ったRVロボをボーゾック乾電池で悪の尖兵としたことも。
- 番組後半は暴走皇帝エグゾスの出現と、彼からの雑誌による武器供与により印象が薄いが、ノリシロンの組み立てにも立ち会った。しかし、腕の割りピンを付け忘れるという失敗をし、エグゾスからお仕置きを受ける。
- 芋羊羹を買いに行くのは大体彼の役目で、どこで換金したのかは不明だが毎回ちゃんと代金500円を払っていた。
- ボーゾック解散後は、ゼルモダと共に小学校に。
- ネーミングの由来はクラッチから。
- リッチハイカー教授 / リッチリッチハイカー教授
- 中盤から登場。ボーゾックの悪事を成功させるべく、ガイナモが呼び寄せた犯罪コンサルタント。インテリ系な性格でプライドが高いが、実はかなりのエロオヤジかつ短気で加虐的な嗜好を持つ。武器は伸縮自在の電磁鞭。請求している給料はやたらと高いが、かなりまけさせられていた様子。人間の姿(声を担当した田中自らが演じている)に変身することが出来る。
- 後にボーゾック祭りにおいて、手違いで全宇宙の邪悪エネルギーを一人で浴びてしまい、顔の色が金に変わってパワーアップ。リッチリッチハイカーと名乗り、ガイナモとゾンネットを追放、その他の構成員を買収し2代目総長としてボーゾックを牛耳った。自分の手持ち資金に加え、ガイナモがゾンネットとの結婚資金として貯めていた秘密定期預金を勝手に下ろし、強力な怪獣メカ「ブレーキング」を製作した。この「ブレーキング」でRVロボを打ち破り奪い去ったが、VRVロボのビクトリーツイスターによってブレーキングの爆発に巻き込まれ死亡。
- 彼の死は何故かテレビのニュースで報道され(しかもその際アナウンサーからは改名後の「リッチリッチハイカー」と呼ばれていた)、焼き肉店でそれを観たガイナモとゾンネットはすぐさまボーゾックへと戻った。笑い声は「リーチッチッチ!」。
- ネーミングの由来はヒッチハイカー。
- 宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん
- 元々はボーゾック基地の内にいた宇宙ゴキブリだったが、グラッチに芋長の芋羊羹を食べさせられ巨大化。15話ではグラッチの発明品である「パワフルダンサー製造機」によって「GGゴキちゃん」となった事も。その後も準レギュラーとして最終回まで登場した。「ゴキ!」や「ゴキー!」といった言葉しか話せない。実は養殖ゴキブリで、終盤では口に装備したグラッチ特製の「エネルギー吸い取り唇」から相手のエネルギーを吸収出来る「IIゴキちゃん」となった事も。
- 兵士ワンパー
- ボーゾックのカラフルな下級戦闘員。赤・青・緑・白の4種類がおり、白のワンパーは落ちこぼれ的存在で、常に1人しかいないが人間の姿に変身する能力を持つ。元は蛸らしく、普段は「NO FUTURE NO WAY」と書かれた蛸壺に入っており、倒されると蛸の姿になってしまうことも。また、たまに日干ししないとカビ臭くなってしまう。
- ゼルモダやボーゾックの荒くれ者の号令で一気に飛び出し、口から吐く墨やビーム砲にもなる剣を武器にして戦う。ちなみに壺からは大抵一気に飛び出すため、ゼルモダはよく足を踏まれるらしい。基本的に「チース」としか喋れない。
- ネーミングはワイパー+バンパー。
- ボーゾックの荒くれ者
- ボーゾックの構成員達で、名前の最初にアルファベット2文字(ほとんどが当て字になっている)が並ぶ。それぞれ「ボーゾック一の○○」といった肩書き(一部例外あり)を持ち、名前の一部が口癖となっている者が多い。大半の荒くれ者は倒されたときの断末魔も名前である。
- 宇宙ゴロツキ
- バリバリアンの基地内にたむろする宇宙人。猫や鳥、蛙など様々な動物の姿を持つ者が多い。普段バリバリアンからはあまり出ることはないが、一部のゴロツキはSSパマーンと共にゾクレンジャーとして登場している。ガイナモやゼルモダ達には基本従順であるが、時々彼らのバカさを呆れたり、からかったりすることもある。ゴロツキの中でカーレンジャーに唯一倒されたのはJJジェットンであり、生き残ったゴロツキ達はボーゾック解散後、劇団を発足させた。
- 暴走戦隊ゾクレンジャー
- SSパマーンをリーダーとする5人組のゴロツキ集団。カーレンジャーと同じ5色のメンバー、5人で使用するゾクレンジャーボール、5人で発射するゾクレンバズーカ、戦闘BGMに主題歌のセルフパロディ(暴走戦隊ゾクレンジャー)が流れるなど、随所にネタが盛り込まれている。
- 暴走皇帝エグゾス
- 終盤から本格的に登場した黒幕で、ハザード星の正義の星座伝説と対を成す悪の星座伝説の力を持つ。5つの車型星座を全て飲み込んでしまう等計り知れないスケールを見せる一方、宇宙の悪人達向けの『宇宙ランド』なる雑誌を発行している等庶民派な一面も。
- 宇宙皇帝を名乗るが、その実はスピード違反は当たり前、交通事故も起こし放題の「恐怖の大宇宙ハイウェイ」を建設することを目論む宇宙の地上げ屋。本来ボーゾックとは無関係だったが、ハイウェイの建設予定地にハザード星や地球等の惑星が点々と存在している事を邪魔に思い、自分の手を汚さずにそれらの惑星を始末しようという考えからボーゾックを唆して操っていた。一方のボーゾックはエグゾスを「ボーゾックのファンで、色々物をくれる気前の良いおっさん」程度の認識しか持っていなかった。
- 「占い師スゾグエ」を名乗り、ガイナモに「『ハ』で始まる星を滅ぼすと良い事があるでしょう」という年賀状を送って、ハザード星を滅ぼさせるよう仕向けた。同様に地球も消滅させようとしたのだが、ボーゾックがうまい具合に地球に向かった為そのまま静観していた。しかしいつまで経っても地球が無くならない上、彼らがスランプに陥ってしまったことに業を煮やし、遂にボーゾックの前に姿を見せ、雑誌の付録・ノリシロンシリーズを与えたりとあれこれ手を出すようになる。しかし命令は絶対で、作戦が失敗すると左手からの電撃でボーゾックを罰する。作戦のレベルはボーゾックよりもはるかに高く、シグナルマンを洗脳した際(当時はまだカーレンジャーもボーゾックも彼の存在を知らなかった)は、ダップに「ボーゾックの作戦にしては偏差値が高すぎる」と評された。
- 最終決戦ではより醜悪な姿エグゾス・スーパーストロングとなってカーレンジャーに挑み、圧倒的な戦闘力で彼らを窮地に追いやった。この形態では右腕が変質した刃や、口から吐き出す破壊光線、両手にエネルギーを集めて非常に強力な光弾を放つ能力などを用いて戦う。VRVロボを串刺しにし、RVロボに痛恨の一撃を喰らうも一瞬で再生し、逆に返り討ちにした。しかしガイナモに一瞬の隙を突かれ腐った芋羊羹を食べさせられて人間大に戻った上元のエグゾスの姿に戻り、カーレンジャーのクルマジックアタックによって敗北した。エグゾスの消滅と同時に、「大宇宙ハイウェイ」も消滅した。
- 名称は排気管のエグゾースト パイプ(エキゾースト パイプ)に由来する。
装備・技[]
共通装備・必殺技[]
- アクセルチェンジャー
- カーレンジャーに変身するためのブレス。ブレスレットのアクセルブレスとエンジンキー型のアクセルキー(5人ともキーホルダーを付けている)からなる。右手にもったアクセルキーを掲げ、「激走!」と叫び、左手にはめたアクセルブレスに差し込んでエンジンを掛ける時と同様のようにして「アクセルチェンジャー!」と叫んで変身する。
- オートブラスター
- 右腰のホルスターに入っている銃。「シフトアップ!」と叫んで後部を引っ張ると、オートパニッシャーに変形する。オートパニッシャーは、オートブラスターの20倍もの威力がある。
- バイブレード
- バックルに入っている剣。柄の下部のグリップを引っ張ると破壊力がアップするフルパワーモードになる。
- カーナビック
- 第21話で洋子と菜摘が開発した策敵システム。2つのモードがある。
- ナビックコム
- カーナビ形態。姿を消したボーゾックを発見することができる。
- ナビックショット
- 銃形態。姿を消した敵でも追尾して命中することが出来、障害物に対しては、曲折して避けることも出来る。オートパニッシャーと合体させると百発百中のナビックブラスターになり、オートパニッシャーの3倍の威力を発揮する。
- ギガフォーミュラー
- フォーミュラーマシン型の武器。組み替えるとフォーミュラーノバに変形する他、分解すれば個人武器フォーミュラーウェポンになる。なお、マニュアルは日本語。
- フォーミュラーノバ
- ギガフォーミュラーを組み換えた必殺バズーカ砲。ドラゴンクルーザーに装備可能。
- ギガブースター
- 後半の主力武器であるフォーミュラーマシン型武器。営業である実を除く4人とダップの手で開発されており、飛行形態と必殺バズーカ砲に変形できる。ドラゴンクルーザーに装備可能。完成した直後に、開発に立ち会っていなかった実によって間違って宅配便で送り出されてしまい、それを慌てて追いかけるというハプニングも発生している。
- ブースターキャノン
- ギガブースターが変形した後期の必殺バズーカ砲。フォーミュラーノバの5倍の破壊力を持つ。
- カーレンジャー・クルマジックアタック
- 5人が突進しながら光と化して一つに固まり、体当たりする。最終回で使用。
個人武器・技[]
- レッドレーサー
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- フェンダーソード
- フォーミュラーマシンのフェンダー部分が変形したステラメタル製の特殊な剣。どんなに硬いものでも一刀両断する。フェンダーソードとバイブレードの二刀流で体当たりして敵を切り裂くツインソード・ツインカムクラッシュという技がある。
- ドライビングアタック
- 体をきりもみ回転させて敵に突撃する。
- ピストンブロー
- きりもみ回転で勢いを付け、アッパーカットを食らわす。
- ブルーレーサー
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- マフラーガン
- フォーミュラーマシンのマフラーが変形した2丁の大型銃。2700度の超高温ヒート火弾を撃ち出す。
- ヘアピンキック
- 高速回転しながらキックする。ジャンプしながらより高速で何度も蹴るハイパーヘアピンキック、宙返りしながら敵を蹴り上げるバック転ヘアピンキックという応用技もある。
- ハッシングフラッシュ
- 頭部のライトから放つ閃光。ドラゴンクルーザーのライトと同時に放つ事もある。
- 激走カーウォッシャー
- 水と木の葉で、相手の身体についた毒物を一瞬で洗い落とす。
- グリーンレーサー
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- エンジンキャノン
- フォーミュラーマシンのエンジン部分が変形したバズーカ砲。破壊力抜群の強力なエネルギー弾を、マッハ1の速さで発射する。
- ピットインダイブ
- 地面にうつ伏せになり、ワンパー達の足をすくうようにして地面を泳ぐように突進する。
- グリーンレーサー浪花蹴り
- 空中できりもみ回転しながら両足でキックする。「なにわげり」ではなく「なにわけり」と呼称する。
- スクランブルチョップ
- ジャンプで敵に突撃して決めるダブルチョップ。
- イエローレーサー
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- サイドナックル
- フォーミュラーマシンのサイドバンパーが変形したナックルガード。巨大な岩も打ち砕くほどにパンチ力を倍増させ、電撃を流して敵を痺れさせる。これを使用した「ナックルボンバー」という技もある。
- チェッカーチョップ
- 高速回転チョップで敵の弱点を攻撃する。
- 激走メカニックばらし
- 伝説のスパナを使い、猛スピードで走る敵マシンを一瞬のうちに分解する。
- ピンクレーサー
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- バンパーボウ
- フォーミュラーマシンのバンパー部が変形したアーチェリー。二つの発射口からライトニングアローを発射する。
- ホイルスピンキック
- 空中前転しながら敵を蹴り上げる。
- ホイルスピンシールド
- 空中で高速前転して敵の攻撃を跳ね返す。
- ピンク爆弾パンチ
- 怒りを込めた強烈なアッパー。
- ピンクジャイアントスウィング
- 敵の足を掴んで振り回して遠くへ投げる。
- ピンクフライングアタック
- しなやかに飛び、敵に素早くクロスチョップを放つ。
- バイブレードおかえしワイパー
- バイブレードをワイパーのように高速で左右に振り、毒ガス等を跳ね返す。
- ピンクヒッププレス
- 全体重をかけ、お尻で敵を押しつぶす。
- シグナルマン
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- シグナイザー
- シグナルマンが携帯している宇宙警察官警察手帳。通常のIDモードから、放電可能な警棒のポリスバトンモードや、拳銃のガンモードに変形する。IDモードには録音機能がある。ガンモードでは高熱弾ヒートビーム、ショック波、冷凍弾の三種類のエネルギー弾を発射可能。
- シグナルホイッスル
- シグナルマンが専用メカのポリスピーダーやサイレンダーを呼ぶ際に使用する笛。
マシン[]
- スピーダーマシン
- カーレンジャー各人専用の車両で、レンジャービークルのコクピットにもなる。
- 全長:2.3m(全車共通)
- 重量:60kg(全車共通)
- レッドスピーダー1
- レッド用カート。最高速度は350km/h。スピーダーガンを装備。
- ブルースピーダー2
- ブルー用カート。最高速度は5機の中では最大の450km/h。武器は無し。
- グリーンスピーダー3
- グリーン用カート。最高速度は350km/h。スピーダーミサイルを装備。
- イエロースピーダー4
- イエロー用カート。最高速度は350km/h。スピーダーカッターを装備。
- ピンクスピーダー5
- ピンク用カート。最高速度は350km/h。スピーダーレーダーを装備。
- 野生の車
- 隕石に閉じこめられていた意思を持った自動車形機械生命体であり、誰も乗りこなすことのできなかった銀河に伝わる伝説の車(たとえボーゾックでも乗りこなす事が出来なかった)。宇宙空間では自在に走れるが、ドラゴンクルーザーは大気圏内では飛べない。海外メーカーの車両をベースとしている都合上、2台とも左ハンドルとなっている。
- ペガサスサンダー
- 全長:5.3m(通常時)、6.015m(スカイモード)
- 重量:1820kg
- 最高走行速度:600km/h
- 最高飛行速度:マッハ1.2
- スポーツカータイプの赤い車。スカイモードに変形して飛行可能な為買い物に便利。レッドが運転、ピンクが乗る。屋根にビーム砲・ペガサスレーザーを装備。飛行時に全砲門からビームを一斉射撃する「ペガサスファイナルバーニング」という必殺技を持つ。ベース車は4代目シボレー・カマロ。
- ドラゴンクルーザー
- 全長:4.16m
- 重量:1770kg
- 最高速度:550km/h
- ジープタイプの青い車。ブルーが運転し、グリーン、イエローが乗る。車体前部にウインチ・ドラゴンクローを装備。ベース車はクライスラーのジープ・ラングラー。 車体上部の砲門から「ボンバー・ノバ」を放つ。
- シグナルマンのマシン
-
- ポリスピーダー
- 全長:2m
- 重量:160kg
- 最高速度:500km/h
- シグナルマンの白バイ。宇宙空間も飛べる。前部のエンブレムとオレンジ色のライトからレーザー光線を発射する。シグナルホイッスルで召喚する。シグナルマンが1度ポリス星に帰還する際、カーレンジャーがカーナビックを取り付けて自動操縦モードにしたこともある。
- コバーンベース
- シグナルマンが常駐している移動交番。大抵は人通りのない所に置かれ、シグナルマンは独り寂しそうに勤務している。 シグナルマンがポリス星に帰っている間は放置されており、埃を被っていた。
巨大ロボ[]
- RVロボ
-
- 全高:55m
- 重量:7500t
- 出力:2000万hp/t
- 第5話より登場した、5機のレンジャービークルが合体した巨大ロボ。合体コードは「激走合体」。合体後「バトルモード、チェンジアップ」の合図で立ち上がり、「エンジン快調! RVロボ」の合図で戦闘開始。横に「RV」の文字が出るのが特徴。カーレンジャーのロボは、クルマジックパワーを持つ者しか操縦できない。
- 武器として剣のRVソードと盾のラジアルシールドを持つ。胸のハイパワーランプからプラグネードスパークを放つ。格闘技として、右足から繰り出す跳び蹴りの「RVロボ浪速蹴り(読み方は「なにわげり」ではなく「なにわけり」)」、左足キックの「イエロービークル回転キック」、右パンチの「ピンクビークルパンチ」がある。
- 必殺技は、RVソードを構えて敵に突っ込み、回転切りでトドメを刺す「RVソード激走斬り」。これの強化版として、激走斬りのモーションで相手の懐に飛び込み、RVソードで刺し貫く「RVソード激走斬りハイパークラッシャー」がある。またこの他にも「回転スイカ割り」という縦斬りも使用された。VRVロボのVバズーカを使用したこともある。
- シリーズ前半ではほぼ無敗を誇っていたが、ブレーキングとの戦いで敗北を喫してからはOOバットンに両手足を破壊されたり、マリンザブーンにエネルギー切れに追い込まれたりと苦戦も多くなった。VRVロボの登場以降は主役ロボの座を譲るが、VRVロボを一方的に倒してしまったエグゾス・スーパーストロングに倒すには至らなかったものの痛恨の一撃を見舞うなど、決して性能が劣るわけではない。
- 一時はボーゾックの手に渡ってしまったこともあったが、後に奪還。この時、ボーゾックはクルマジックパワーを使えない代わりに、巨大なバッテリー(ボーゾック乾電池)を取り付けて動かしていた。ちなみにこの時、ボーゾックがRVロボを稼働させた目的は「韓国にオイキムチを買いに行く」ためという実にくだらない理由[11]である。
- レンジャービークル(RVマシン)
- カーレンジャー5人の「夢の車」を具現化させた巨大なRV。カーレンジャーがスピーダーマシンごと搭乗する。合体してRVロボとなる。クルマジックパワーで動くため、排気ガスは出さない。全て四輪駆動である。
- レッドビークル
- 全長:22m
- 重量:900t
- 最高速度:マッハ1.5
- レッド用クーペ型四駆。RVロボの頭と胸になる。走行中にRVロボの顔を出して喋らせる事も可能。。
- ブルービークル
- 全長:26.5m
- 重量:2500t
- 最高速度:800km/h
- ブルー用ピックアップ型四駆。RVロボの腹と大腿部になる。
- グリーンビークル
- 全長:25.8m
- 重量:1500t
- 最高速度:840km/h
- グリーン用ミニバン型四駆。RVロボの右足になる。
- イエロービークル
- 全長:25.8m
- 重量:1500t
- 最高速度:840km/h
- イエロー用SUV型四駆。RVロボの左足になる。
- ピンクビークル
- 全長:23m
- 重量:1100t
- 最高速度:889km/h
- ピンク用ステーションワゴン型四駆。RVロボの両腕になる。両腕になる都合上分離して敵の攻撃を回避することができる(5話で披露)。また、普通の車と同じようにエアーバッグも付いている。
- VRVロボ
-
- 全高:60m
- 重量:11250t
- 出力:3000万hp/t
- 第31話より登場。5機のVRVマシンが合体した巨大ロボ。合体コードは「必勝合体」。合体後「エンジン絶好調! VRVロボ」の合図で戦闘開始。 VRVマスター曰く「必ず勝つことを約束されたロボット」である。
- RVロボが技主体なのに対して、VRVロボはパワー主体の戦闘を展開。2丁のVガンと放水ノズルを装備。必殺技は、ビクトレーラーより送られる2本の巨大なバズーカ砲VバルカンとVバズーカによる砲撃「ビクトリーツイスター」。どちらかだけの転送も可能。RVロボとの連携技として、VRVロボのビクトリーツイスターをRVロボがRVソード激走斬りで弾いて特定の場所以外に命中させる「RVソードツイスターカッター」がある。また、両手両足をRVロボと換装することが出来、実際にDX玩具でも再現可能となっている。エグゾス・スーパーストロングとの最終決戦ではエグゾスの圧倒的な攻撃の前に、必殺技が通用せず、最後の力を振り絞って爆発したが最終決戦の後に復元され再登場した。このパターン系統のロボットは、シリーズ唯一である。
- ビクトリーレンジャービークル(VRVマシン)
- 第30話でVRVマスターがカーレンジャーに与えた巨大な「働く車」。合体してVRVロボとなるが、それぞれが単独でロボットのVRVファイターに変形することもできる。巨大ロボの分離メカに人型形態への変形機能があるのはシリーズ中これが唯一。合体時に大量のクルマジックパワーを消費するため、クルマジックパワーが少ない場合には単体で闘う。 このパターン系統のロボットは、シリーズ唯一である。
- Vファイヤー
- 全長:26m(消防車形態)、全高:31m(ファイター形態)
- 重量:2300t
- 最高速度:800km/h
- レッド用消防車。リキッドディスチャージャーから放水する。人型のファイヤーファイターに変形する。VRVロボの頭と胸になる。
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』にも恭介のメカとして登場している。
- Vポリス
- 全長:30m(パトカー形態)、全高:33m(ファイター形態)
- 重量:2400t
- 最高速度:マッハ1.5
- ブルー用パトロールカー。ポリスサイレンソニックを装備。体当たり攻撃のVポリスアタックが得意。人型のポリスファイターに変形する。VRVロボの腹と大腿部になる。
- Vダンプ
- 全長:26m(ダンプカー形態)、全高:31m(ファイター形態)
- 重量:2500t
- 最高速度:700km/h
- グリーン用ダンプカー。荷台から大量の鉄球を転がして敵を転ばせる。人型のダンプファイターに変形する。VRVロボの右足になる。
- Vドーザー
- 全長:29m(ブルドーザー形態)、全高:30.5m(ファイター形態)
- 重量:2500t
- 最高速度:750km/h
- イエロー用ブルドーザー。前部のバケットは倒壊するビルも受け止める。人型のドーザーファイターに変形する。VRVロボの左足になる。
- Vレスキュー
- 全長:22m(救急車形態)、全高:31m(ファイター形態)
- 重量:1550t
- 最高速度:750km/h
- ピンク用救急車。上部から注射器形ミサイルを発射する。人型のレスキューファイターに変形する。VRVロボの両腕になる。
- ビクトレーラー
-
- 全長:120m(トレーラー形態)
- 全高:20m(トレーラー形態)、66m(バトルモード)
- 全幅:54m
- 重量:50000t
- 最高速度:300km/h
- VRVマシンを運ぶ超巨大トレーラー。バトルモードであるロボットタイプに変形するが、戦闘用ではなく、ロボのパーツとなるマシンを運ぶ母艦。東京ドームの地下から発進する。ロボットタイプの両腕に装備されている、VバルカンとVバズーカがVRVロボの必殺武器になる。これはVRVロボ以外が使用する事も可能で、RVロボがVバズーカを使用したり、レッド以外のVRVファイターが4体で持って使用した事もある(第45話)。バズーカの先端にクローのようなパーツがあり、DX玩具でもクローモードに出来るが、番組中では結局使われなかった。
- 天下の浪速ロボスペシャル
- 第40話で1度だけ登場した合体形態。RVロボの両手足とVRVロボの胴体が破壊されて行動不能に陥った為、無傷だったRVロボの胴体とVRVロボの両手足を緊急処置として合体させたものである。グリーンが勝手に命名し、他のメンバーからは「勝手に名前決めるなぁ!」と総ツッコミを受けた。また、センターにはレッドでは無く、グリーンが座っている。RVロボのように合体完了時に横に浪速の文字(ただしRVロボと文字色が異なる)が出る。
- 名前はふざけているものの、RVソードとビクトリーツイスターの両方が使用可能で、必殺技はプラグネードスパークとビクトリーツイスターの同時発射というVRVロボの技を上回る威力のものとなっている。
- 『轟轟戦隊ボウケンジャー』の「30戦隊大全集 スペシャルファイル』では「マルチ合体」のバリエーションとして紹介された。
- サイレンダー
-
- 全長:28m(パトカーモード)
- 全高:10m(パトカーモード)、40m(ロボット形態)
- 全幅:17.5m(パトカーモード)、22.5m(ロボット形態)
- 重量:2500t
- 出力:1800万hp/t
- シグナルマンの巨大パトカー。シグナルホイッスルにより召喚される。ポリス星の警察官は全員このタイプのパトカーを持っているらしい。「スタンドアップ!サイレンダー」の合図でロボットに変形する。「無駄な抵抗はやめろ!」で戦闘開始。シグナルマンが悪になったときは彼同様信号の色が、黒一色になった。
- 胸の信号からビームのシグナルフラッシュを発射する他、両手から出すナイフサイレンダガー、巨大な手錠・サイレンワッパーを発射する銃ワッパガン、盾のサイレンシールドと多彩な武器を持つ。必殺技は右手の機関砲による一斉掃射「サイレンバルカン」。終盤では、墜落寸前のバリバリアンの突入を阻止しようとしたが失敗しそのまま倒れてしまった。最終決戦には参加してないが、戦いの後に登場している。
- ラジエッカーロボ
- 宇宙も走行できるラジエッタの愛車ラジエッカーが変形したロボで、変形コードは「チェンジ!ラジエッカーロボモード」。ネコの様なファンシー系。人は乗り込まず、遠隔操作で動く。外見に反して異常に強いが、地球では1分しか稼動出来ない欠点もある。当初は等身大ロボだったが、その後の改良で「ゴー!ラジエッカー・ジャイアントモード」の掛け声と共に巨大化も可能になった。
ボーゾックの戦力[]
- バリバリアン
- ボーゾックの本拠地である、高速道路で覆われた人工惑星型宇宙基地。内部には酒場がある。最終決戦でカーレンジャーがこれに乗り込み、エグゾスに特攻を仕掛けて地球に墜落、大破した。
- 暴走車
- ボーゾックの構成員が使用する車両で、様々な種類がある。
- バリアクバー
- アンコウを模した形状の暴走車。
- バリランダー
- サイを模した形状の暴走車。角部分からビームを撃つ。
- ゾンネッカー
- ゾンネットの専用暴走車。
- ゼリッカー
- ZZゼリ専用の暴走車。
- エグゾスター
- エグゾスがボーゾックにレンタカーとして貸し出した'97年型ニューモデルの暴走車で、エンジンから放つ破壊光弾が武器。MMシューリスキーが搭乗し、菜摘から伝説のスパナを奪った彼によって改造される。改造後は装備に後部の排気口から猛烈な勢いで排気ガスを噴出する「猛烈排気ガス」と後部のバズーカ砲、後部から放つ回転ノコギリや後部のミサイル砲が加わった。驚異的な力でペガサスサンダーとドラゴンクルーザーに大ダメージを与え、カーレンジャーを圧倒するが、ドラゴンクルーザーを修理して駆けつけたイエローレーサーのナビックブラスターで破壊された。
- バリッカー
- ボーゾックの構成員が使用する巨大車両で、こちらも様々な種類がある。
- ニャーバリッカー
- ネコを模した形状のバリッカー。
- ジョキバリッカー
- サソリを模した形状のバリッカー。
- モーバリッカー
- ウシを模した形状のバリッカー。
- パオバリッカー
- ゾウを模した形状のバリッカー。
- ブヒバリッカー
- ブタを模した形状のバリッカー。
- ワンパッパー
- ワンパーが使用するバイク。
- ドンパッパー
- BBドンパ専用のバイク。
- 暴走消防車
- ガイナモの手によって変貌した消防車。車体前方からのビームと梯子が武器。カーレンジャー5人のオートパニッシャーの一斉射撃を受けて倒された。
- 流星号
- ボーゾックレディースを指揮するLLオネネ専用の暴走自転車。
- バキバキルガー+
- エレキンタの専用バイクで、電流を放つ。エレキンタが巨大化した際、電流を放つ棍棒となり、彼が倒されると共に破壊された。
- バキバキルガー-
- バキバキ伝説を制覇したゼルモダのバイクをエレキンタが強化した物で、こちらも電流を放つ。エレキンタが巨大化した際、電流を放つ棍棒となり、彼が倒されると共に破壊された。
- ブレーキング
- リッチリッチハイカー教授が自身の手持ち資金とガイナモの秘密定期預金を使って製造した怪獣ロボットで、教授が自ら操縦する。自動操縦も可能で、ブースターキャノンをも物ともしない防御力を持つ。武器は口や目からのビームと敵を絡め取って電流を放つ尻尾。初戦でRVロボを倒してバリバリアンへ持って行くが、VRVマシンには太刀打ち出来ず、最後はガスタンクの爆発に巻き込まれてバリバリアンまで吹っ飛ばされる。その後、強化改造されて改造ブレーキングとなる。改造後の武器は頭部に装備したブーメラン「キングスラッガー」と目からのビーム、胸部の砲台から発射する砲弾と打撃技に使う尻尾。最後はVRVファイターに追い詰められ、VRVロボのビクトリーツイスターによってリッチリッチハイカー教授もろとも倒された。
- ネーミングの由来はブレーキ。
- ノリシロン-12(‐トゥエルブ)
- エグゾスが毎月一回宇宙中の悪に配っている雑誌『宇宙ランド』12月号の付録である巨大な組み立て式ロボットで、グラッチが組み立てた。製造法はペーパークラフトそのもの。ゼルモダが搭乗し、内蔵された加速装置により驚異的なスピードを誇る[12]。鳴き声はジャイアントロボと同じ「ま゛」。斧と胸部のビーム砲、角からの電撃が武器で、必殺技は斧で敵を叩き切る「ノリシロン暴走切り」。初戦でサイレンダーをワッパガンでグルグル巻きにしたあげく、連戦連勝で気が緩んだカーレンジャーが操縦するVRVロボを、あと一歩の所まで追い詰めるが、グラッチが右腕の割りピンを付け忘れた為に右腕が取れてしまい撤退。その後、右腕を修理してPPチープリの作戦の援護に駆けつけるが、巨大化したPPチープリの若返りパックを顔に浴び、組み立て前の状態に戻って爆発した。なお『てれびくん』などの子供向けTV雑誌の記事によると、第40話の巨大OOバットンとも結託する予定だったという。
- ネーミングの由来はのりしろ。
- スカイギギューン
- エグゾスがボーゾックに授けた「陸・海・空の覇者」と呼ばれる三体のロボットの一体で、鳥型。コクピットにゾンネッカーが合体し、ゾンネットが操縦する。武器は目からの破壊光線と口からの破壊光弾で、飛行能力を持つ。ゾンネッカーが合体した状態でコクピットの赤いボタンを押すと、ダップを騙す為の偽の新聞がばら撒かれる。エグゾスによる自動操縦が可能で、自動操縦状態でVRVロボと戦い、マリンザブーンがダップを連れ去る為の時間稼ぎをした後、撤退。その後、ランドズズーンに遠隔操縦されて再参戦。クルマジックパワーが戻ったRVロボが装備したVバズーカで倒された。
- マリンザブーン
- 「陸・海・空の覇者」の一体で、サメ型。コクピットに暴走車が合体し、グラッチが操縦する。武器は左腕のドリルと右腕から発射する魚雷、ブーメランとして使う頭部のヒレと右手に持った錨で、水中活動が可能。ダップをバリバリアンに連れ去った。その後、再び地球に襲来。VRVロボをエネルギー切れ寸前に追い込むが、サイレンダーの乱入により逃がしてしまう。RVロボが参戦するも、これもエネルギー切れ寸前に追い込む。だが、残ったエネルギーを使ったRVロボの攻撃でグラッチと暴走車が吹き飛ばされ機能停止。その後、ランドズズーンに遠隔操縦されて再参戦。クルマジックパワーが戻ったVRVロボのVバルカンで倒された。
- ランドズズーン
- 「陸・海・空の覇者」の一体で、ライオン型。コクピットに暴走車が合体し、ガイナモが操縦する。武器は両腕の鉤爪。顔の側面からコントロール装置を出し、スカイギギューンとマリンザブーンのコクピットに取り付けて遠隔操縦する。胸部からの光線で相手を引き寄せ、胸部に磔にする。これでダップを捕らえ、クルマジックパワーを悪の力・アクマジックパワーに変換する機能で他の2体と共にパワーアップする。3体でアクマジックパワーを溜めて放つ合体技・必殺ビームを使う。カーレンジャーがダップを説得した事によって、クルマジックパワーが戻ったRVロボとVRVロボの連携技・RVソードツイスターカッターで倒され、ダップも助かった。
- ノリシロン-最終(‐ファイナル)
- エグゾスがボーゾックに与えたノリシロン-12の強化型で、ガイナモ・ゼルモダ・グラッチの3人が操縦する[13]。斧と口から放つ強風「ファイナルタイフーン」、強力なドロップキック・「ファイナルキック」、目から放つ衝撃波「ファイナルフラッシュ」、二丁のランチャーから放つ破壊光線「ファイナルツイスター」が武器。VRVロボと激戦を繰り広げ、ファイナルツイスターが当たる寸前にVRVファイターに分離され、翻弄される。VRVロボに再合体した直後の隙を狙うが、空中からのビクトリーツイスターで倒された。
- バリンガーZ
- 劇中には未登場のまま終わった、終盤頃に登場予定だったボーゾックの巨大ロボット。名前やデザインも『マジンガーZ』にそっくりで、放映時の雑誌等で登場が予告されていた。ガイナモを演じた大竹宏によれば、ノリにのった大竹が「ジャンジャジャーン」とボス同様のセリフをアドリブで披露したところ、スタッフから永井豪とダイナミック企画からクレームが来るのではないかとの懸念が生じ、没になったとのことである。
- ノリシロン増刊
- 『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』に登場した宇宙ランド増刊号の付録である巨大ロボット。詳細はこちらを参照。
キャスト[]
レギュラー・準レギュラー[]
- 陣内恭介 / レッドレーサー(声):岸祐二
- 土門直樹 / ブルーレーサー(声):増島愛浩
- 上杉実 / グリーンレーサー(声):福田佳弘
- 志乃原菜摘 / イエローレーサー(声):本橋由香
- 八神洋子 / ピンクレーサー(声):来栖あつこ
- 天馬市太郎:寺岡龍治
- ラジエッタ・ファンベルト:濱松恵(第25話)→須藤実咲(第34話 - )
- 天馬総一郎:エド山口
- 天馬良江:岩崎良美
- 芋長主人:南州太郎
- 八百勝主人:高月忠
- 美女ゾンネット(バニティーミラー・ファンベルト):七瀬理香
声の出演[]
- ダップ:まるたまり
- シグナルマン・ポリス・コバーン:大塚芳忠
- VRVマスター:小林清志
- シグエ:長沢美樹
- シグタロウ:沢田雄希→池上央将
- 総長ガイナモ:大竹宏
- 副長ゼルモダ:津久井教生
- 発明家グラッチ:長嶝高士
- リッチハイカー教授 / リッチリッチハイカー教授:田中信夫
- 宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん:桜井敏治
- 暴走皇帝エグゾス / エグゾス・スーパーストロング:小林修
スーツアクター[]
- レッドレーサー、総長ガイナモ、RVロボ、VRVロボ、ファイヤーファイター:横山一敏
- レッドレーサー(代役)、副長ゼルモダ、暴走皇帝エグゾス:福沢博文
- ブルーレーサー、ポリスファイター:竹内康博
- グリーンレーサー、ダンプファイター:大藤直樹
- イエローレーサー、ドーザーファイター:大林勝
- ピンクレーサー、サイレンダー、レスキューファイター:中川素州
- ダップ:田邊智恵
- シグナルマン・ポリス・コバーン:O-BITOH
- VRVマスター:森山貴文、武智健二
- 発明家グラッチ:森美昭
- 宇宙ゴキブリ・ゴキちゃん、リッチハイカー教授 / リッチリッチハイカー教授:伊藤慎
スタッフ[]
- プロデューサー:梶淳、岩本太郎、太田賢司(テレビ朝日)、髙寺成紀(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん、テレビランド(最終回直前に休刊)
- 脚本:浦沢義雄、曽田博久、荒川稔久
- 音楽:佐橋俊彦
- アクション監督:山岡淳二、新堀和男、J・ムラカミ(ジャパンアクションクラブ)
- 監督:小林義明、坂本太郎、渡辺勝也、田﨑竜太、松井昇、竹本昇
- 撮影:いのくままさお
- 照明:竹田勝三、吉岡伝吉
- 美術:山下宏
- 録音:石川孝
- 編集:伊吹勝雄、成島一城
- 計測:黒須健雄
- 操演:船越幹雄
- 記録:安倍伸子
- 選曲:宮葉勝行
- 音響効果:阿部作二、大泉音映
- 装飾:高谷昌毅(装美社)
- 装置:東映美術センター、紀和美建
- 美粧:サン·メイク
- 衣裳:東京衣裳新社
- 企画協力:企画者104
- キャラクターデザイン:野崎明、阿部統、下條美治
- 視覚効果:沖満(日本映像クリエイティブ)
- CG:東映アニメーション研究所
- 造型:レインボー造型企画、前沢範
- 技術協力:東通
- 現像:東映化学ファイン・ネガ・ビデオシステム
- 広報:奥村彰浩(テレビ朝日)
- 撮影協力:新東京テクノ
- カースタント:タケシレーシング
- 車両協力:スズキ株式会社、BMW
- ミニチュア:アルファ企画、東陽モデル、ミューロン
- イラスト:野口竜、スタジオメルファン、ARZスタジオ
- 助監督:田﨑竜太、竹本昇、中沢祥次郎、深作健太
- 進行主任:小迫進、谷口正洋
- 制作デスク:岩永恭一郎
- 制作担当:藤田佳紀
- (株)特撮研究所
- 操演:鈴木昶、尾上克郎
- 撮影:高橋政千
- 照明:保坂芳美
- 美術:木植健次
- 特撮監督:佛田洋
- 制作:テレビ朝日[14]、東映、東映エージエンシー
音楽[]
本作品より木村英俊に代って本地大輔ディレクターが戦隊シリーズを担当するのに伴い、音楽展開においてもそれまでとは大きな変化が見られるようになった。その最たるものが、主題歌を含めた合計32曲もの歌曲と、それらほぼ全て(4曲はシングル未発売)のシングルカット化である。これに伴い主題歌もOPとEDが別売仕様となり、各カップリングには挿入歌が収録されるようになった。
また、それまで「ヒット曲集」としてリリースされていた前出の歌曲のアルバムも「ソングコレクション」に、「音楽集」は「ミュージックコレクション」へと改題され、それぞれ3枚がリリースされた。またこれ以外にも、カーレンジャーとダップが歌うクリスマスアルバムが制作されている。
コロちゃんパックではレギュラーメンバーがラジオのDJ形式で曲紹介やミニドラマを展開する『げきそうドキドキ放送局』が製作され、こちらも3タイトルに渡ってリリースされている。
上述の通り、本作品の主題歌・イメージソングの数は、バージョン違いを含め30曲以上にも及び、これはシリーズ史上最多である。また、本作品に参加した歌手・作詞家・作曲家は、スタッフである八手三郎、荒川稔久[15]と速水けんたろう[16]、山野さと子[17]、奥慶一[18]以外は全員シリーズの楽曲制作初参加である。
主題歌[]
オープニングテーマ[]
- 「激走戦隊カーレンジャー」(第1 - 13話)
-
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- 「激走戦隊カーレンジャー 〜フルアクセルヴァージョン〜」(第14 - 48話)
-
- 作詞:森雪之丞 / 作曲:小路隆 / 編曲:奥慶一 / 歌:高山成孝
- 本編の作風とは異なり、ギャグ面はほとんど前面に押し出していない純粋なヒーローソングである。シリーズの主題歌としては珍しく、原曲は2番のサビで終わる(フルアクセルヴァージョンは2番の後にハーフあり)。また原曲は最終回EDとしても使用された。
- ヴァージョン違いではあるものの、放送途中でレギュラー使用されるOP曲が変更されたのは2010年現在シリーズ唯一である[19]。また、本作品から『未来戦隊タイムレンジャー』まではOP曲の英語バージョンも製作された。
エンディングテーマ[]
- 「天国サンバ」
-
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- OPとは異なり、本作品の特徴であるギャグ面がふんだんに取り込まれた楽曲で、歌詞も完全に敵サイドからのものとなっている。
挿入歌[]
- 「くる! クルマジックパワー!」
-
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:速水けんたろう
- 「青春サーキット」
-
- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲・編曲:出口雅生 / 歌:朝川ひろこ
- 『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』では、歴代の女戦士(ファイブマンのファイブピンク以降)を紹介する際の挿入歌として使用されている。
- 「心のままに」
-
- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲:出口雅生 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:渕上祥人
- 「激走合体!! RVロボ」
-
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- 「俺達はカーレンジャー」
-
- 作詞:森雪之丞 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- 「白バイ野郎シグナルマン」
-
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:高尾直樹
- 「CATCH THE WIND」
-
- 作詞:妹尾研祐 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:前田達也
- 「ダップのうたダップ!」
-
- 作詞:まるたまり / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:ダップ(まるたまり)
- 「ペガサスサンダー GO! GO! GO!」
-
- 作詞:渡辺勝也 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:坂井紀雄
- 一部歌詞違いのバージョンが存在する。
- 「カーレンジャー音頭」
-
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:見里朝生 / 歌:朝川ひろこ
- 「カーレンジャー輝く」
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- 作詞:中沢祥次郎 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高尾直樹
- 「うたおう! 交通安全 〜カーレンジャーになれるんジャー〜」
-
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:見里朝生 / 歌:山野さと子、森の木児童合唱団
- 「だから戦うカーレンジャー」
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- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:三宅一徳 / 歌:渕上祥人
- 「夢見るゾンネット」
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- 作詞:浦沢義雄 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:ゾンネット(七瀬理香)
- 「激走体操カーレンジャー」
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- 作詞:サイトウシゲツグ / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:速水けんたろう、森の木児童合唱団
- 「SHOOT! カーレンジャー」
-
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:坂井紀雄
- 「絶対勝利だ! VRV」
-
- 作詞:小泉卓 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:坂井紀雄
- 「かぞえてバトルだ! カーレンジャー!!」
-
- 作詞:只野太陽 / 作曲・編曲:一ノ瀬響 / 歌:高山成孝
- 「くもり空の夜だから」
-
- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲・編曲:出口雅生 / 歌:陣内恭介(岸祐二)
- 「夢見るらぶらぶラジエッタ」
-
- 作詞:荒川稔久 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:ラジエッタ(須藤実咲)
- 「RED ZONE バトルはBIN! BIN! BIN!」
-
- 作詞:或部諧 / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高尾直樹
- 「どこまでも、いつまでも」
-
- 作詞:八手三郎 / 作曲・編曲:出口雅生 / 歌:渕上祥人
- 「暴走戦隊ゾクレンジャー」
-
- 作詞:宮場勝行 / 作曲・編曲:小路隆 / 歌:高山成孝
- ゾクレンジャー登場時、戦闘BGMとして流れたオープニングテーマのセルフパロディ(替え歌)。歌詞の内容は原曲と反対で、悪への勧めや悪の心情を歌う内容となっている。
- 「ビクトレーラー 巨大なるマシン」
-
- 作詞:東映テレビプロ文芸室 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:VRVマイスタージンガー
- 「げきそうマシン大集合!!」
-
- 作詞:田神悠 / 作曲・編曲:一ノ瀬響 / 歌:坂田おさむ、森の木児童合唱団
- 「Merry Xmas! from カーレンジャー」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:カーレンジャー(岸祐二、増島愛浩、福田佳弘、本橋由香、来栖あつこ、まるたまり)
放映リスト[]
ほぼ全てのサブタイトルに交通用語や自動車に関連する言葉が含まれている。
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1996年3月1日 | 1 | 戦う交通安全 |
|
浦沢義雄 | 小林義明 |
1996年3月8日 | 2 | 踊る騒音公害 |
| ||
1996年3月15日 | 3 | 正義の初心者印(マーク) |
|
坂本太郎 | |
1996年3月22日 | 4 | 巨大化に赤信号 |
| ||
1996年3月29日 | 5 | この先激走合体 |
|
渡辺勝也 | |
1996年4月5日 | 6 | 私達…一方通行 |
| ||
1996年4月12日 | 7 | 青(ブルー)は進入禁止?! |
|
田﨑竜太 | |
1996年4月19日 | 8 | 変身腕輪(ブレス)不携帯 |
| ||
1996年4月26日 | 9 | 星(スター)へのUターン |
|
坂本太郎 | |
1996年5月3日 | 10 | 大逆転!! 自転車教習 |
|
曽田博久 | |
1996年5月10日 | 11 | 怒りの重量オーバー |
|
荒川稔久 | 渡辺勝也 |
1996年5月17日 | 12 | 宇宙から来た信号野郎 |
|
浦沢義雄 | |
1996年5月24日 | 13 | 出動!! 自慢の緊急車両 |
| ||
1996年5月31日 | 14 | 雷地獄へフルアクセル |
|
曽田博久 | 田﨑竜太 |
1996年6月7日 | 15 | 悪まで仮免恋愛中! |
|
荒川稔久 | |
1996年6月14日 | 16 | ワル知恵合流注意 |
|
浦沢義雄 | 坂本太郎 |
1996年6月21日 | 17 | 押し着せ正面衝突! |
| ||
1996年6月28日 | 18 | うそつきハート整備中 |
|
曽田博久 | 渡辺勝也 |
1996年7月5日 | 19 | 恋のあて逃げ娘! |
|
荒川稔久 | |
1996年7月12日 | 20 | 試乗最高の名車!! |
|
浦沢義雄 | 田﨑竜太 |
1996年7月19日 | 21 | カーナビを超えたカーナビ |
| ||
1996年7月26日 | 22 | 悲劇の交通ルール体質 |
|
坂本太郎 | |
1996年8月2日 | 23 | 王女様にオーバーヒート! |
|
荒川稔久 | |
1996年8月9日 | 24 | 急発進?! ニューリーダー |
|
浦沢義雄 | 渡辺勝也 |
1996年8月16日 | 25 | ナゾナゾ割り込み娘! |
|
荒川稔久 | |
1996年8月23日 | 26 | ノンストップ宅配武器 |
|
田﨑竜太 | |
1996年8月30日 | 27 | 単身赴任の分岐点… |
|
浦沢義雄 | |
1996年9月6日 | 28 | さらば信号野郎!! |
|
坂本太郎 | |
1996年9月13日 | 29 | 予期せぬ大怪獣事故!! |
| ||
1996年9月20日 | 30 | 衝撃のデビュー! はたらく車!! | 渡辺勝也 | ||
1996年9月27日 | 31 | フルモデルチェンジだ! VRVロボ | |||
1996年10月4日 | 32 | RVロボ大逆走! |
| ||
1996年10月11日 | 33 | おめざめ! 激走ダップ |
|
荒川稔久 | 松井昇 |
1996年10月18日 | 34 | 恋の世話焼き割り込み娘 |
| ||
1996年10月25日 | 35 | 裏切りの信号野郎 |
|
浦沢義雄 | 坂本太郎 |
1996年11月1日 | 36 | 怪しい排ガス一掃作戦 |
| ||
1996年11月8日 | 37 | 恐怖の大宇宙ハイウェイ計画 |
|
田﨑竜太 | |
1996年11月15日 | 38 | バックオーライ!? イモヨーカン人生 |
|
曽田博久 | |
1996年11月22日 | 39 | 道路好き好き!! 宇宙ペット |
|
渡辺勝也 | |
1996年11月29日 | 40 | 浪速ともあれスクランブル交差ロボ!? |
|
荒川稔久 | |
1996年12月13日(※) | 41 | 暴走皇帝 戦慄の燃料チェック |
|
田﨑竜太 | |
1996年12月13日 | 42 | 全車エンスト! 巨大ロボ絶体絶命!! |
| ||
1996年12月20日 | 43 | メリークルマジッククリスマス!! | |||
1997年1月10日 | 44 | 不屈のチキチキ激走チェイス! |
|
曽田博久 | 竹本昇 |
1997年1月17日 | 45 | ホントの恋の出発点 |
|
荒川稔久 | |
1997年1月24日 | 46 | 突然失効!? 変身パワー |
|
浦沢義雄 | 渡辺勝也 |
1997年1月31日 | 47 | 当って砕けろ!? 決死の宇宙ドライブ | - | ||
1997年2月7日 | 48 | いつまでも交通安全!! |
|
※12月6日に放送予定であった第41話は、当日に土石流災害が発生した事に伴い、『ステーションEYE』(ANNのネットニュース)が急遽17時30分開始となった為に関東地区及び同時ネット局では放送休止。関東地区では翌週の17時05分-17時30分の枠で第41話を放送した(他地域については各局のローカル枠を使用して第41話を放送)。また96年12月27日、97年1月3日は元々年末年始特番の為元々放送予定はなし。
放映ネット局[]
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | 放送期間:96年10月 - 97年2月/時差ネット[20] |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | 時差ネット |
富山県 | 北日本放送 | 他系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | 他系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 他系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取・島根県 | 山陰中央テレビ | 他系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | 時差ネット |
徳島県 | 四国放送 | 他系列局 |
香川・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | 他系列局 |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | 他系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 | |
未放送地域:佐賀県 |
映像ソフト化[]
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全11巻が東映ビデオよりリリースされている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが4巻リリースされている。
- 2007年7月21日 - 10月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全4巻の各2枚組で各巻12話収録。
DVDの表紙デザインはテレビ絵本雑誌のような絵柄になっている。デザイン担当は放送当時のメインスポンサーの講談社ではなく、小学館のてれびくん編集部である。
オリジナルビデオ[]
- 激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー
- 電磁戦隊メガレンジャーVSカーレンジャー
コミカライズ[]
てれびくんで上山道郎による漫画版が2度掲載された。内容は第1話をベースにしたものと、シグナルマン登場編(第12・13話)をベースにしたものである。コミカライズを担当した上山本人は「書いていて楽しかった」と振り返っている。
関連項目[]
- パワーレンジャー・ターボ
脚注[]
- ↑ 『未来戦隊タイムレンジャー』の第51話(スーパー戦隊大集合)や『轟轟戦隊ボウケンジャー』の30戦隊紹介コーナー、『スーパー戦隊VSシリーズ劇場』においても本編と同じ発音で紹介されている。
- ↑ 但し、『恐竜戦隊ジュウレンジャー』~『超力戦隊オーレンジャー』のビデオソフトと、東映チャンネルの『ジュウレンジャー』と『五星戦隊ダイレンジャー』も「ファインネガビデオシステム」のタイプになっている。
- ↑ なお、次作『電磁戦隊メガレンジャー』と次々作『星獣戦隊ギンガマン』も同様に本編はモノラル(OP・ED・予告はステレオ放送)で、全編がステレオ放送になるのは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』からである。
- ↑ 第25話「ナゾナゾ割り込み娘!」における数字。
- ↑ この設定は、演じた増島の普段の話し方から生まれたもので、当初の設定では普通の話し方をするキャラクターだったらしい。
- ↑ 演じた福田は実際に大阪府出身。この設定もグリーン同様福田の普段の話し方から生まれたもので、当初の設定では普通の話し方をするキャラクターだったらしい。
- ↑ 奇しくも放送時期は所謂低迷期であり、放送された1996年も阪神は最下位だった。第40話ではそういった現実を反映した演出がなされていた。
- ↑ 小学館の公式設定では彼は完全なる6人目の戦士として扱われている。
- ↑ 後年制作された『仮面ライダー響鬼』や、アニメ『もえたん』でも、「芋長の芋羊羹」に絡んだ描写や設定がなされている。
- ↑ 芋長主人に限らず、地球でボーゾック(人間と同じサイズの時限定だが)等地球外の生物の面々が街を歩いていても、戦闘行動など迷惑行為にさえ走らなければ、殆どの地球人は怪しいと思うこともなく普通に応対しており、せいぜい気が弱い人がビックリするか、人混みの中を歩いた時にその姿を見た何人かが物珍しそうに振り向く程度である。また、どこで通貨を換金するかは不明だが、買い物や労働など生活も地球人と同じように出来る。
- ↑ しかし実際の所、中盤以降のボーゾックの行動原理はこれと大差ないか、時にはそれを上回るほどくだらない理由が多くなる。
- ↑ この装置を使う際、奥歯が光る。
- ↑ そのため頭部の形状が変化している。これはおそらく下記のバリンガーZの操縦席シーンを流用したためと思われる。
- ↑ 第41話エンディングより、1996年秋に制定されたネットワークシンボルが付加。
- ↑ 過去に『鳥人戦隊ジェットマン』の挿入歌の作詞を担当。
- ↑ 前作の『超力戦隊オーレンジャー』の主題歌・挿入歌の歌唱を担当。
- ↑ 過去に『光戦隊マスクマン』の挿入歌の歌唱を担当。
- ↑ 過去に『超新星フラッシュマン』の主題歌の編曲を担当。
- ↑ 次々作『星獣戦隊ギンガマン』から『未来戦隊タイムレンジャー』までは、総集編のみ別ヴァージョンを使用する例はある。
- ↑ 1996年10月 - 1997年2月、ただし、同時間帯にローカル番組『IATきらめきワイド』を放送していた関係で時差ネット。第1話~第30話は岩手県では未放送(『超力戦隊オーレンジャー』までをネットしていたIBC岩手放送でも放送されず)。
外部リンク[]
- 激走戦隊カーレンジャー(東映公式)
- 激走戦隊カーレンジャー(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 激走戦隊カーレンジャー特集(東映ビデオ内にあるサイト)
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警告: 既定のソートキー「けきそうせんたいかあれんしやあ」が、その前に書かれている既定のソートキー「きそ しようほう てれひ はんくみ」を上書きしています。
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