救急戦隊ゴーゴーファイブ | |
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ジャンル | 特撮テレビドラマ |
放送時間 | 日曜 7:30 - 8:00(30分) |
放送期間 |
1999年2月21日 - 2000年2月6日 (全50回) |
放送国 | 日本の旗 日本 |
制作局 | テレビ朝日 |
監督 | 小中肇 他 |
原作 | 八手三郎 |
脚本 | 武上純希 他 |
プロデューサー |
太田賢司・福吉健(テレビ朝日) 日笠淳(東映) 矢田晃一(東映AG) |
出演者 |
西岡竜一朗 谷口賢志 原田篤 柴田賢志 坂口望二香 マイク眞木 宮村優子 平沢草 他 |
音声 | ステレオ放送 |
オープニング |
「救急戦隊ゴーゴーファイブ」 歌:石原慎一 |
エンディング |
「この星を この街を」 歌:高山成孝 |
外部リンク | 公式サイト(東映) |
特記事項: 「スーパー戦隊シリーズ」 第23作 |
『救急戦隊ゴーゴーファイブ』(きゅうきゅうせんたいゴーゴーファイブ)は、1999年(平成11年)2月21日から2000年(平成12年)2月6日までテレビ朝日系列で毎週日曜7:30 - 8:00 (JST) に全50話が放送された、東映制作の特撮テレビドラマ、および作中で主人公たちが変身するヒーローの名称。「スーパー戦隊シリーズ」第23作目にあたる。
あらすじ[]
1999年、世紀末の地球に五人のレスキュー兄妹がいた。江戸火消しを祖先に持つ巽家の五人兄弟、長男・纏(消防士)、次男・流水(化学消防班員兼研究者)、三男・鐘(消防ヘリコプター隊員)、四男・大門(警察官)、長女・祭(救急隊員)。命を守る自らの仕事に誇りを持っていたが、ある日出勤したら何故か全員退職していた[1]。
退職届けを出した人物が、8年前に行方不明となった父・巽世界であることを知った兄弟がその理由を問い詰めると、突如空が暗雲で覆われた。それは父・世界が何年も前に予測した世界の大災害・大魔女グランディーヌを降臨させようと、災厄をもたらす悪の一族、災魔一族が飛来してきたからだった。地上は天変地異にあふれ、やがて大混乱に陥る。
巽世界は秘密裏に立ち上げていた巽防災研究所の存在を明かし、自らの子供達である5兄妹を救急戦隊『ゴーゴーファイブ』に任命。兄弟達は父の開発したアンチハザードスーツを着装、救急ロボやツールを駆使し、災魔一族に立ち向かうのだった。
概要[]
「ゴーゴーファイブ」という名自体は『ゴーグルファイブ』の企画段階で没案となったネーミングであり、本作品ではそれを再利用した形となっている。当作品は2012年現在まで題名に「○○ジャー」がつかない最後の作品となっている。
特徴[]
本作品ではメンバーが5人兄妹であるが、シリーズ中他にも複数存在する兄妹戦隊とは異なり、本作品では主人公側のみならず敵側の幹部も4人兄弟(オリジナルビデオに登場した本来の長男・闇王ギルも含めれば5人兄妹)であり、「主人公側の兄妹」対「悪役側の兄妹」という図式となっている。
本作品における重要な要素のひとつとして、タイトルにもある「救急」が存在するが、この要素が採られた背景には、1991年の救急救命士法制定や1995年の阪神・淡路大震災などで、これらの職業に対する注目度が高まっていたことが挙げられる。ここから、主人公たる巽5兄妹は消防士、警察官、救急救命士など人命救助に関わる職業出身という設定がなされ、5兄妹が戦う動機も「人の命を守る」=「地球の未来を守る」とされた。
劇中でも失策を犯したと誤解されたゴーゴーファイブが消防庁の指揮下に再編されかけたり、「臨海副都心でゴーゴーファイブと災魔の戦いが行われていますので迂回してください」といったアナウンスが劇中で流れるなど、消防・救急組織やその活動が様々な形でクローズアップされている。演出面でも、主人公らが変身後に着用している「アンチハザードスーツ」が、災害救助用特殊装備の発展形であるという設定から、メイン監督の小中肇の発案でゴーグルの下の素顔が見える描写が取り入れられた。西岡ら変身前の巽兄妹を演じた俳優達は、かなりの頻度でスーツ、マスクを着用して演技し、「これはドラマじゃない。ドキュメンタリーだ」との感想さえ持ったという。
また敵組織である「災魔」には、16世紀フランスの占星術師ノストラダムスの著書『百詩篇集』で「恐怖の大王」が降臨するとされた「1999の年7の月」、「グランドクロス」など、本作品が放送された1999年という年に関連する要素が複数盛り込まれている。
当時戦隊シリーズで追加戦士や協力する仲間の登場が恒例化した恐竜戦隊ジュウレンジャー以降、本作品は2024年現在、戦士の追加がなかった唯一の作品となっている。当初は本作品でも戦士の追加が予定されていたが、正規メンバーである巽兄妹のキャラクターが予想以上に濃くなり、タイトルにファイブと入っていることもあってか、戦士の人員変動が行われず1年間初期レギュラー5人のままで通した。なお、メカニックの項にて説明されているライナーボーイが6番目という説明がなされている。なお、6人目の戦士に予定されていたのはセミレギュラーとして登場していた速瀬京子で、オリジナルビデオ『救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突! 新たなる超戦士』で、京子がジークジェンヌに変身して戦ったのはその名残りである。
本作品の最終決戦において、漆黒版のマックスビクトリーロボ(後述参照)が登場するが、最終話に新型ロボットが登場するのは2010年時点で本作品のみである。また、漆黒版のロボットにおいても、他の戦隊シリーズでは玩具として限定販売されながらも劇中には未登場であるため、戦隊史上唯一、劇中登場を果たしている漆黒版ロボットとなっている。
キャスティング[]
キャスティングでは巽5兄妹の父・モンド博士役に、実際に男子4人・女子1人の父親である歌手・マイク眞木を起用している。だが、こうした「1年おきに知名度名ある俳優を長官や博士といった戦隊の中心的存在の人物役に起用する」というパターンは本作以降なくなり[2]、以降は着ぐるみによるマスコットキャラクターが戦隊の中心的存在として設定されることとなる。また第28話では「だんご3兄弟」や「超力戦隊オーレンジャー」の曲でお馴染みの速水けんたろうがライナーボーイの人工知能を作った博士役で、第41話では眞木の長男であり俳優の真木蔵人がマトイの先輩役でゲスト出演し華を添えた。第45話には本作の主題歌を歌う石原慎一もゲスト出演している。第36話では当時人気だったテレビドラマ『ショムニ』の早坂光宗社長役で知名度があがっていた久保晶も番田流格闘術の師範役としてゲスト出演している。
速瀬京子役には、声優として『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役など数々のアニメ作品で活躍し、熱狂的な戦隊シリーズファンがこうじてJAEプロモーションに所属するまでになった宮村優子が演じている。なお京子のセリフにはアスカの決めゼリフ「あんたバカぁ?」が第3話とVシネマ『激突!新たなる超戦士』にてパロディとして登場する。
敵勢力である災魔一族の幹部の声を担当する声優に、過去に東映特撮作品に出演経験のある中村大樹や山田美穂、当時東映特撮作品の出演が初めてである乃村健次、松野太紀などを起用されている。松野太紀は以後、多くの東映特撮作品に出演する機会が多くなる。ストーリーごとに出てくるサイマ獣の声を出演経験のある声優のみならず、沢木郁也や櫻井孝宏など初経験の声優も起用されている。
ナレーションには、低音で分かり易い語り口の郷里大輔を起用。報道番組やワイドショー番組、「決定的瞬間」系番組などでも魅せる郷里独特の緊迫感溢れる語りぶりを発揮した。
スタッフ[]
プロデューサーには、前作までの髙寺成紀に替わり、それまで東映不思議コメディーシリーズやメタルヒーローシリーズを手がけてきた日笠淳が戦隊シリーズに初参加。また日笠だけでなく、脚本の宮下隼一、監督の渡辺勝也、カメラマンの松村文雄など、『テツワン探偵ロボタック』を持ってメタルヒーローシリーズが終了したため多くのスタッフが本作に移行してきている。このうち松村は、日笠プロデューサーの意向で『燃えろ!!ロボコン』に移ったいのくままさおと入れ替わりという形での参加となる。
脚本面では武上純希と小林靖子が前作より続投、本作品では小林と入れ替わる形で武上が2度目のメインライターを担当。この他、脇を固める面々も小林と前出の宮下に加え、実写作品への参加は初となる山口亮太が新たに加わっていた。演出面では小中肇が初のパイロットを担当し、メイン監督として年間を通して手腕を振るった。また佛田洋が4年ぶりに本編演出を果たしている。日笠プロデューサーの信頼が厚い諸田敏は本作より演出陣のローテーションに定着したが、戦隊演出の第一人者である長石多可男は翌年から活躍の場を平成ライダーシリーズに移したため、本作から『侍戦隊シンケンジャー』まで約10年間、戦隊シリーズの演出は途絶えることになった。
音楽面では、劇伴作家としての活動のほかさだまさしのプロデュースなども手がける渡辺俊幸が劇中音楽を担当。渡辺は戦隊シリーズ初期の作品を手がけた渡辺宙明の実子であり、親子二代で同一シリーズの音楽を手がけるという珍しい一例になっている。また主題歌には、メタルヒーローシリーズなどで活躍した石原慎一が起用された。
備考[]
本作品より、変身前にメンバーが着用する共通のジャケットが初登場した。私服の上から共通のデザインのジャケットを着用する形式となっている。
2011年時点の戦隊シリーズにおいては本作品が、サブタイトルに話数を併記していない最後の作品となっている。ただし、予告編のナレーションでは「第○話」と呼称されていた。
その他、それまでの戦隊シリーズで、本編の締めに伝統的に使われていた「つづく」のテロップが改められ、代わりに「Mission Complete」とテロップ表記されていた。ただし、前後編の前編などその回の事件が解決しないまま終わった場合は「Mission Incomplete」、解決しても今後にわだかまりが残るような終わり方の場合は「To Be Continued」の表記が用いられた。これ以降「つづく」が使用された戦隊は『百獣戦隊ガオレンジャー』と『忍風戦隊ハリケンジャー』の2作品のみ。
ステレオ放送の『激走戦隊カーレンジャー』から前作『星獣戦隊ギンガマン』までの本編がモノラル(OP・ED・予告はステレオ放送、ビデオとDVDも同様)であったが、本作より完全にステレオ放送となる。
戦隊メンバーが全員1970年以降の生まれになった初の戦隊である。
スーパー戦隊VSシリーズの中で未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブの中でゴーゴーファイブのチームと見られる最後の回だが、この戦隊シリーズのみ 唯一その後のシリーズとして登場する回が見られる。
評価[]
星獣戦隊ギンガマンより視聴率が最高8.0%、平均6.4%、最低視聴率3.0%とやや下がり、玩具もギンガマンとほぼ変わらず92億円となった。
登場人物[]
救急戦隊ゴーゴーファイブ / 巽一家[]
巽家は江戸時代以来の火消しの家系で、災魔一族の襲来以前より、5兄妹は消防士・警察官・救急救命士など、市民の安全を守る職業に就いていた(ちなみに、5人のマスクのゴーグル部分はその所属している職場のロゴのワッペンをモチーフにしている)。
ゴーゴーファイブになった当初、巽博士が5人に無断で勤務先に退職届を出していたが[1]、災魔一族との戦いが終結した後は全員元の職場に復職している。
なお1999年1月24日の日曜8:00-8:30が最終回となった『テツワン探偵ロボタック』に登場した、シャードック探偵社の入口(看板あり)として撮影されていた建物は、続いて同年2月21日の日曜7:30-8:00から放送開始された本作で、辰家の入口(こちらは特に小道具の増設はない)として使用された。
「纏」のように画数の多い漢字を用いたり、「流水」を「ナガレ」と読ませるなどの当て字が使われていることから、5兄妹と巽博士の名前はオープニングクレジットなどではカタカナで表記された。このため本項でもこれに倣って解説する。
- ■巽 纏(タツミ マトイ) / ゴーレッド
- 本作の主人公。巽兄妹の長男であり、ゴーゴーファイブのリーダー。(元・)首都消防局レスキュー隊員。
- 「気合」という言葉が口癖で、精神力と責任感は人一倍強い。時として長男の責任感が空回りして弟妹達から横暴に見られることもあるが、弟妹達の窮地には自らの危険を顧みず助けに行く。矢沢永吉のファン。
- 1975年1月21日生まれ、O型。変身後のジャンプ力は40m、走力は4.6秒/100m。
- 彼のアンチハザードスーツは、火災が起きた建物をスコープで確認し、残された人の救出に向かうように出来ている。そのため、耐熱・耐冷性を強化して作られており、現場で長時間の活動ができるように、一番多く酸素やバッテリーを搭載している。
- ■巽 流水(タツミ ナガレ) / ゴーブルー
- 次男でゴーゴーファイブのサブリーダー。(元・)首都消防局化学消防班員兼研究スタッフ。
- 頭が良く沈着冷静で、兄妹のフォロー役的存在。父・モンド博士の科学者としての血を最も強く引き、戦いの傍らレスキューツールの開発にも余念がない。
- 1976年4月5日生まれ、AB型。変身後のジャンプ力は38m、走力は5.2秒/100m。
- 彼のアンチハザードスーツには、的確な消火活動のための膨大な情報がインプットされている。またモニターには薬品やメカの知識が表示され、救助活動の手助けをしてくれる。
- ■巽 鐘(タツミ ショウ) / ゴーグリーン
- 三男。(元・)首都消防局航空隊ヘリコプター部隊員。
- 操縦桿を握らせると調子に乗りやすいが、自分の信念を貫く一徹さと、災魔とも心を通わせることは可能と信じる優しさも併せ持つ。5人の中の「ムードメーカー」である。
- 1977年8月19日生まれ、A型。変身後のジャンプ力は42m、走力は4.8秒/100mと、5人の中でナンバー1を誇る。
- 彼のアンチハザードスーツは、飛行機の加速重力に耐えられるように強化されている。また、世界中の空港の管制センターや飛行機と交信できる無線が内蔵されており、あらゆる高層被害に対処できるように設計されている。
- ■巽 大門(タツミ ダイモン) / ゴーイエロー
- 四男。(元・)首都警察巡査。
- 男兄弟の中では一番年下のため、甘えん坊で泣き虫だが、失敗を重ねながらも優秀な兄達に追いつこうと頑張る「努力家」。
- 番田流格闘術の心得があり、第36話では素手でサイマ獣スパルタンを倒した。牛乳が好物で、飲むと普段の倍以上の力を発揮する。大食漢の力持ちで、相撲が得意。
- 1978年11月5日生まれ、B型。変身後のジャンプ力は34.5m、走力は4.2秒/100m。
- 彼のアンチハザードスーツは、街の人々を安全に避難させるために、常に警察との連絡が取れるように作られている。また、相互通信が可能で、警察に届いた新情報がいち早くイエローに通達されるシステムが組み込まれている。
- 2001年のVシネマ『'百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊』にも'「技の戦士」代表として登場。戦隊vsシリーズ3作品連続出演は『特捜戦隊デカレンジャー』のデカブレイク/姶良鉄幹と並んでいるが、Vシネマシリーズ総計4作品連続出演しているゴーイエローのみとなっている。※ただし、新たな超戦士を外せば、姶良鉄幹(デカブレイク)と同じである。
- ■巽 祭(タツミ マツリ) / ゴーピンク
- 長女(五子)。(元・)国立臨海病院所属救急救命士。
- 職業柄命の重みを誰よりも強く知っており、弱者を踏みにじる行いを何より嫌う。末っ子ながらしっかり者で、私生活では「兄達のまとめ役」である。
- 1980年2月21日生まれ、O型。変身後のジャンプ力は30m、走力は6.2秒/100m。
- 彼女のアンチハザードスーツには、手を握るだけで瞬時にその人の体調が診断できる装備が施されており、病人や怪我人の場合は、応急処置の方法がモニターに表示されるように設計されている。
- 巽 世界(タツミ モンド)
- 巽兄妹の父で巽防災研究所所長。その才能は大人であるにもかかわらず「神童」と言われるほどで、1986年に宇宙のマイナスエネルギーがもたらす大災害を予見し、家族と離れてまでゴーゴーファイブの装備を独力で開発していた。
- 飄々とした性格だが、自ら敵陣に赴くことも辞さない熱さも持つ(第25話)。兄妹達の精神的アドバイザーでもある。趣味はギター演奏。
- 巽 律子(タツミ リツコ)
- 巽兄妹の母。居なくなった夫・モンドを探すため、8年前に家を出て、その後行方不明になっていた。
ゴーゴーファイブの協力者[]
- ■速瀬 京子(はやせ きょうこ)
- ショウの航空学校時代の先輩である宇宙飛行士。スペースシャトルによるミッションの帰途サイマ獣に襲われたところを救われて以来、ゴーゴーファイブに憧れている。エンジニアでもあり、モンド博士をサポートすることもある。実家は老舗の寿司屋。
- オリジナルビデオ『救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突! 新たなる超戦士』ではジークジェンヌに着装した。
- アナライズロボ・ミント
- モンド博士の助手的役割をするAI(人工知能)ロボット。基本的にはベイエリア55にいることが多いが、専用のレイザーグリップ(通常と異なり赤ではなくミントの体色であるグリーンになっているほか、5人が持っている物の「1」や「2」などが入る部分にはミントの頭文字である「M」が入っている[3])を使ってゴーライナーを操縦したこともある。
- 乾 謙二(いぬい けんじ)
- 首都消防局総監。首都防災の最高責任者の立場から、当初は民間組織であるゴーゴーファイブの活動に批判的だったが、後に理解者となる。巽家同様火消しの家系で、巽家とは300年来のライバル。娘のつぐみをマトイとお見合いさせたことがあった。また、非常時には自ら現場に赴くなど人々の命を守る意思はゴーゴーファイブたちにも負けていない。
災魔一族[]
破壊そのものを目的とする悪魔の種族。大いなる災いをもたらす惑星配列(グランドクロス)を利用して、地球に大災害をもたらそうとする。一族の長である大魔女グランディーヌは、地球にマイナスエネルギーが満ち溢れ、グランドクロスが完全になった時に降臨する。グランディーヌを迎えるためにその子供である災魔四兄弟は、大都市にサイマ獣を送り込み、人類の文明を破壊し尽くそうとする。北極に降りた魔宮サイマパラディコを根拠地としている。
- 大魔女グランディーヌ
- 災魔一族を支配する女王で、宇宙のマイナスエネルギーの結合体。四兄弟の母であるが極めて冷酷な性格で、自分の子供であるコボルダですら使い捨ての駒として扱った。それでもサラマンデスに一応は目をかけていたようであるが、失敗が続いたため幽魔地獄に落とすなどの仕打ちを行った。
- 地球に一度降臨するが、降臨の儀式がゴーゴーファイブによって妨害されたため、不完全な姿となってしまう。そのため完全体になるために自らの子供たちにマイナスエネルギーを集めさせようとするが、子供たちは悉く失敗。不甲斐ない我が子らに見切りをつけたグランディーヌは大地の底に溜まっていたマイナスエネルギーを吸収し、ついに完全な姿となった。
- 災魔四兄弟
- 災魔一族の幹部。グランディーヌの実の子共達で厳密に災魔一族は彼らを指す。兄弟は共通して母を愛し絶対的忠誠を誓っている。後に五兄弟であったことが判明する。
- 冥王ジルフィーザ
- 災魔4兄弟の長男(実際には次男)。天の属性のサイマ獣を操る。一族の最高司令官である「冥王」の地位にあり、その証である星を胸に宿している。槍が武器。コボルダからは「兄上」、ディーナスからは「お兄様」と呼ばれている。人間に対しては冷酷非情だが、母グランディーヌや兄弟に対しては深い愛情を向ける。特にディーナスの死亡時には「俺の美しい妹よ」と呼びかけており、彼女を特に溺愛していた模様。しかし、ドロップの成長前は彼に最高司令官の座を取って変わられるのではないかと危惧していたり、命令に逆らったジーンを処刑したりと自身の地位にこだわる面や相手の実力を見余る軽率な面も目立つ。
- 切り札であった冥界魔闘士が倒され、巨大化して捨て身の戦いに挑みグランドライナーを撃破し、変わりに登場したビクトリーロボも追い詰めた。最後はマックスビクトリーロボに敗北。その後、第47話で寄生獣パラサイトとディーナスの命によって復活を果たす。名前の由来はシルフィードから。
- 獣男爵コボルダ
- 次男(実際は三男)。地の属性のサイマ獣を操る。ディーナスからは「コボルダ兄様」と呼ばれている。矛が武器。兄弟の中では一番の怪力を誇り、頭を使うよりも力押しの作戦を好む。このことから、文武両道の兄・ジルフィーザや知恵が切れる妹・ディーナスに対するコンプレックスと、母に誉められたいという願望を持ち続けていた。
- また密かに冥王の座を狙っており、ジルフィーザの死後は自分が冥王になろうとしたが、人望やカリスマ性など、兄のジルフィーザに遠く及ばず、サラマンデスの台頭もあって野望は阻止された。グランディーヌから地霊砲を与えられ、これでゴーゴーファイブを倒して冥王になろうとする(その際、グランディーヌから「ゴーゴーファイブを倒せば冥王にしてやる」と言われていた)が、結局は母から捨て駒としか扱われておらずゴーゴーファイブを倒すために死ぬこととなる。名前の由来はコボルトから。
- 邪霊姫ディーナス
- 長女。水の属性のサイマ獣を操る。剣が武器で変装術に長けており、人間に変装して情報収集や破壊活動などを行う。作戦家としても優れており、残酷で恐ろしい作戦を次々と立てる。長兄ジルフィーザのことを心から尊敬し慕っており、コボルダのことは見下すような態度を取ることはあったものの一応兄としては立てていたが、サラマンデスに対してはグランディーヌに目をかけられていたのが気に食わなかったのか、それとも最初から本性を見抜いていたのか何かときつく当たっていた。最後はジルフィーザに自分の命を捧げた。名前の由来はウンディーネとヴィーナスから。
- 童鬼ドロップ(どうき - )
- 三男(実際は四男)。火の属性のサイマ獣を操る。龍族の血を引く。まだ赤ん坊で、言葉も「ドロップ○○」としか喋れず、常にピエールに抱きかかえられている。とはいえその魔力は強大で、特に炎の力に長けている。ジルフィーザの死後冥王の星を受け継ぎ、繭の中で眠り続け、サラマンデスへと急成長した。
- 龍皇子(龍冥王)サラマンデス
- ドロップが急成長し、大人になった姿。その胸にはジルフィーザより受け継いだ冥王の星を宿している。グランディーヌほどではないが傲慢で冷酷で、他の兄弟を露骨に見下していた。またグランディーヌにも目をかけられていた。双刃の槍を武器とし、以前よりもパワーアップした魔力を使ってゴーゴーファイブを苦しめる。力も一度はゴーレッドを敗北させたほど強い。胸の冥王の星を輝かせることで発生させる異空間・災魔空間(サイマゾーン)は、サイマ獣の力を10万倍にパワーアップさせる他、マックスビクトリーロボの合体を解除させ、さらにビクトリーロボの力をダウンさせる効果をもつ。
- 度重なる失敗からグランディーヌに見放され幽魔地獄に落とされるが、地獄にいた幽魔サイマ獣を食らい幽魔王として復活。人間の魂をエネルギーに変える災魔ツリーのパワーで巨大化、圧倒的な力でゴーゴーファイブを攻め立てたが、最期はビクトリーマーズに敗れた(第42, 43話)。名前の由来はサラマンダーから。サラマンデスドラゴンのデザインイメージはメカゴジラの逆襲に登場したチタノザウルス。
- 呪士ピエール
- 災魔一族に仕える執事。災魔カードを駆使し、サイマ獣を召喚、巨大化させる。ドロップのお守役でもありサラマンデスとなった後も慕い世話を焼き続けた。銃としても使える杖が武器。オリジナルビデオ『救急戦隊ゴーゴーファイブ VS ギンガマン』に登場する闇王ギルを赤ん坊のころに捨てたのも彼であり、このことから年齢はジルフィーザよりもはるかに上だと思われる。戦闘力は低いが悪知恵が働く。『未来戦隊タイムレンジャー VS ゴーゴーファイブ』では災魔一族で唯一生き残った。
- サイマ獣
- 災魔四兄弟に従う災魔一族の精鋭。四兄弟が魔力を込めたカードの「情報」と、霊界にいる「災魔の魂」がマイナスエネルギーによって一体化して、ピエールの呪文によって召喚される。天・地・水・火の四属性に分けられている。倒されるとピエールの再生カードと呪文によって、生前の一万倍の力を持つ死霊として復活、巨大化するが破壊本能だけで行動する。マイナスエネルギーを放つのでプラスエネルギーが弱点。
- ゴレムサイマ獣
- グランディーヌの魔力によって復活した岩石サイマ獣マグマゴレムがグランドライナーに倒された後、その破片はサイマ獣を再生・巨大化させた上、パワーアップさせる効果を持つゴレムカードとなった。このカードで巨大化したサイマ獣は姿、形が変わりゴレムサイマ獣と呼ばれる。ゴレムカードは偶然の産物であるため数が非常に少なく、滅多に見つからない。グランディーヌの降臨後は登場しなくなった。
- 上記のとおりサイマ獣を再生させるのでプラスエネルギーが効かず、また1度はビクトリーロボを敗北に追い込んだほどの強さを持つため、トドメは毎回グランドライナーが行っていた。
- 冥界魔闘士
- 剣技に長けたゾード、怪力のグール、スピードが自慢のジーンによって構成された3人の災魔戦士。ジルフィーザ秘蔵の冥界のカードデッキによって召喚された。サイマ獣の住む闇のさらに深奥に潜み、それを上回る戦闘力を持っており、一度はゴーゴーファイブを敗北に追い込んだ。だが自分の仲間が倒されそうになっても見殺しにするなどチームワークは悪い。全滅後、ジルフィーザの手によって3人の力を併せ持つ合成獣キマイラーが作り出された。
- 使い魔インプス
- 災魔一族の戦闘兵。四兄弟やサイマ獣によって召喚される。主に四兄弟やサイマ獣の手下として働く。手にした剣は銃にもなる。また1度だけ女性のインプスが登場し(第35話)、ディーナスの親衛隊としてゴーゴーファイブと戦った。また、巨大化までも可能である。
- 無限連鎖サイマ獣
- ピエールの家に伝わる無限連鎖カードとサイマ獣カードを合わせて作られる。サイマ獣の基本能力は普通のものと変わらないが、1度受けた技を記録し2度目以降は同じ技を受けてもそれを無効にするという性質を持つ。また、サイマ獣が倒されても無限連鎖カードは消滅せず回収・再利用が可能であるため、戦えば戦うほどゴーゴーファイブは不利になってしまう。第37話に登場したガルバリア、第38話に登場したハガクレン、第39話に登場したリザーデスがこれに当たる。
- 幽界衛兵災魔カオス
- 第42, 43話に登場した幽魔地獄の門番で、杖から破壊光線や相手を幽魔地獄に転送する光線を放つ。サラマンデスに忠誠を誓っており、最期はグランドライナーの攻撃から身を挺してサラマンデスを守った。
- 幽魔サイマ獣軍団
- 幽魔地獄に生息するサイマ獣の亡霊達。知性をなくしており、外界に出れば肉体を持った状態となる。そのためか、以前再生カードで死霊として復活していたチャンバーノにもグランドライナーの攻撃が通用している。
- 闇王ギル
- 災魔4兄弟の真の長男。第五の属性「闇」の力を秘める。『救急戦隊ゴーゴーファイブ VS ギンガマン』に登場。詳細はこちら参照。
装備・技[]
- ゴーゴーブレス
- 5人が左手首に装着しているゴーゴーファイブに「着装」するためのブレス。巽家の家紋が入ったカバーを展開し、Enterキーを押すことによって、巽5兄弟の体にインナースーツ・アンチハザードスーツを順番に装着させる。ブレス同士の通信機能は勿論、ライフバードやゴーライナーを召喚する機能も備えている。
- ファイブレイザー
- 5人の標準装備。射程20メートルを誇る光線銃のガンモードと、1秒間に5万回の超振動波を発生させるスティックモードに変形する。柄の部分はレイザーグリップといい、レスキューツールの使用やメカの操縦に使う。敵に飛び掛りながらスティックモードで敵を突き飛ばす「スティックボンバー」という技がある。
- ライフバード
- ベイエリア55より飛来する鳥型の多機能変形ツール。5つのレスキューツールに分解できる。5つを組み替えたものにレイザーグリップを取り付けると、必殺ライフルのブレイカーモードになる。レスキューツールはレイザーグリップを取り付けて使用し、5人共通で使える。
- ビークドリラー
- ライフバードのクチバシ部分に当たるドリル。厚さ1メートルの壁にも穴をあける。主にレッドが使用。
- ビルドディスチャージャー
- ライフバードの胴体部分に当たる消火器。高圧の水や冷凍ガスを発射して、火を消し止める他、攻撃にも使用可能。主にブルーが使用。
- ウイングスプレッダー
- ライフバードの翼部分に当たるハサミ。直径30センチの鉄筋やダイヤモンドも切断するほか、マニピュレーターのように使用することも可能。主にグリーンが使用。
- クローアンカー
- ライフバードの足の部分に当たるワイヤー付きマジックハンド。人命救助に使用したり、敵の武器を弾き飛ばしたりする。ワイヤーは30メートル伸ばした状態でも30秒で巻き取ることができる。主にイエローが使用。
- テイルインジェクター
- ライフバードのクチバシ部分に当たる無針注射器。怪我人の治療に使用。麻酔銃やナックルパーツとしても使える。主にピンクが使用。
- ブイランサー
- モンド博士が密かに開発していた新兵器。普段はベルトのバックルに縮められて収納されており、取り出した後「エクステンド!」の合図で伸ばしてから使用する薙刀状の武器。先端にエネルギーを集中させて敵を斬るブイスラッシュは、通常の10倍の威力がある。グリップにはリモコン付きブーメランのブイブーメランが取り付けられている。レイザーグリップを合体させると、ファイブレイザーの3倍の威力を誇り、1分間に200発のエネルギー光弾を発射するブイマシンガンになる。
- Vモードブレス
- キマイラーに苦戦する5人のために開発された多機能ブレス。右腕に装備する。3桁の数字を入力することで特殊機能を発揮する。
- 入力コードとその効果
- 310-V/災魔捕獲バリヤー・サイマキャッチャーを発動。
- 333-V/防御バリヤーのVモードシールドを発動。
- 356-V/マックスビクトリーロボの合体を発動。
- 456-V/ビートルマーズの合体を発動。
- 478-V/特殊エネルギーで右腕を10倍に強化し、Vモードパンチ、Vモードチョップの使用を可能にする。
- 555-V/衝撃波・Vモードクラッシュを発射。5人で一斉に放つと決め技級の威力になる。
- 818-V/後述するゴーブラスターのハイパーモードを発動する。
- 940-V/マックスビクトリーロボに爆発エネルギーを吸収させる。
- ゴーブラスター
- ナガレがVモードブレスの能力を活用できる新兵器として開発した銃。後半より登場。ファイブレイザーの2倍の威力を誇る通常形態のノーマルモード、グリップに取り付けられたカートリッジを砲身にセットした特殊銃形態・レスキューモード、Vモードブレスをセットしたライフル形態・ハイパーモードの3種類に変形する。ノーマルモードはファイブレイザーと2丁拳銃で使用することが多い。レスキューモードは光のロープのエネルギーロープ、冷凍弾のフリーズショット、拘束リングのエネルギーリング、ネット弾を発射可能。
- また、変身前でも使用可能で「ゴーゴーファイブVSギンガマン」ではマトイが護身用に所持していた他、ギンガピンクも使用していた。
- ロープ
- 全員が持つ、レスキュー用のロープ。戦闘にも使用する。
- サーチャースコープ
- ゴーグル部分に装備された透視スコープ。
- アクセススコープ
- ゴーグル部分に装備された、敵の情報をスキャンするスコープ。
- ナガレスペシャル
- ナガレが開発した、コンピュータウイルスを退治する銃。サイバギルドのウィルスに使用されたが、破られたため、モンド博士によって強化された。
- バリヤー発生装置
- 流水が開発したバリヤー発生装置。第35話でジルコニアXを盗むディーナス達を、自分もろともドーム状バリヤーに閉じ込めた。
- 牛乳竜巻落とし
- ダイモンの会得している番田流格闘術の奥義「真空竜巻落とし」を元にして、ダイモン自らの手で編み出した必殺技。飛行機投げのように相手を抱え、空中で回転しながら相手を地面に叩きつける(この時バックに「ある牛乳のパッケージ」のような背景が表示された)。変身前に使用し、スパルタンに大ダメージを与えた。『百獣戦隊ガオレンジャー VS スーパー戦隊』では、ガオブルーにこの技を伝授している。
- 必殺弾丸一直線
- ゴーイエローの突進技。牛乳竜巻落としで大ダメージを受けたスパルタンにとどめをさした。
合体技・必殺技[]
- ブラザーシップスマッシュ
- 5人のうちの1人を他の1人が敵に投げつけ、投げられたメンバーが敵に飛びかかりながら攻撃する。別名・Vアタック。本編で使用された攻撃パターンは、スティックボンバー、ファイブレイザーガンモード+スティックボンバー、ビークドリラー、クロスチョップ、Vモードパンチなど様々で、VモードパンチのバージョンはVモードアタックと呼ばれる。また、『未来戦隊タイムレンジャー VS ゴーゴーファイブ』では、ゴーグリーン、ゴーイエロー、タイムイエローの3人がファイブレイザーを持ったタイムグリーンを投げて攻撃を仕掛ける応用技フレンドシップアタックを使用した。
- ブラザーシップアタック
- 4人が輪になってファイブレイザーを交差させ、残りの1人がそのファイブレイザーを踏み台にしてジャンプしてスティックボンバーを決める。
- カラミティブレイカー
- 初期の必殺技。ライフバード・ブレイカーモードを5人で支え、強力なプラズマ弾を発射して敵を粉砕する。一人でも使用可能。
- ビッグブイバスター
- 後期の必殺技。5人が空中の一点に向かってブイマシンガンを発射して破壊光弾を生成、「シュート!」の発声でブイマシンガンを敵に向けることで、破壊光弾が敵に向かって飛んで行き、粉砕する。カラミティブレイカーの10倍の威力を誇る。
- ハイパーファイブ
- 5人が「GO!」の合図でゴーブラスターハイパーモードを一斉射撃する必殺技。後期は状況に応じてビッグブイバスターとこれを使い分けていた。
メカニック[]
- コマンドアタッカー
- 救急用サイドマシン。本体部分のファイヤーコマンダーと、サイドカー部分のアタッカーポッドからなり、アタッカーポッドは最高速度300km/hで射出可能。最高速度250km/hで走行する(ファイヤーコマンダーのみなら最高速度400km/h)。主にレッドやイエローが操縦する。ファイヤーコマンダーはパルスレーザーカノン(別名・アタッカーカノン)と赤外線センサーのパトライトを装備。アタッカーポッドは先端に2つのドリルを装備しており、ドリルからビームを放つ他、自走や飛行も可能。最高速で体当りするアタッカークラッシュという技がある。
- ビクトリーロボ
-
- 全高:55m
- 全幅:36.8m
- 重量:8000t
- 最高速度:650km/h
- 出力:2300万hp/t
- 五機の99マシン(後述)が「緊急合体」して完成する巨大ロボット。救助活動よりも巨大サイマ獣との戦闘に特化しており、武器は腰のエンブレムから出現する剣ブレイバーソード。このほかにも最長54mまで伸びる腕ラダーアーム、消火液も発射可能な小型砲インパクトガン(ラダーキャノンとも)、見えない敵を捕捉するビクトリースキャナを装備する。普段はバイザーによって隠されているが、合体時や必殺技発動時には奥に隠された黄色い複眼が発光する(これはマックスビクトリーロボも同様)。合体時の集合コクピットは設けられておらず、合体しても元のマシンのコクピットに乗ったままで戦う。
- マイナスエネルギーの対となるプラスエネルギーを使用でき、これは実体を持つゴレムサイマ獣には効かないが、マイナスエネルギーの集合体である巨大サイマ獣(死霊)に対しては非常に効果的である。この設定のため「初めはグランドライナーに搭乗して戦っていたが、マイナスエネルギーを使う敵と分かってビクトリーロボに乗り換えた」というエピソードもあり、グランドライナーが本機の完全な上位互換というわけではない。
- 最終決戦においてマックスビクトリーロボに合体した状態で破壊されるも、『未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ』では「タイムロボαの胸パーツから生成された時空トンネルを利用し、破壊される前の時間からマックスライナーと連結したゴーライナーを呼び寄せて99マシンを合体させる」という方法で参戦し、タイムロボαやブイレックスと共闘した[4]。
- 後述するビクトリーウォーカーも同様だが、ブルースローワーをグリーンホバーが吊り上げてイエローアーマー&ピンクエイダーの上に降ろす必要がある。演出のために合体時間を引き延ばして描かれる巨大ロボットは多いが、こちらはリアルに描いた場合に時間を要する珍しい例といえる。合体の際には当然身動きがとれず、敵がこの時を突かなかったのが不思議なくらいだが、実際に攻撃を加えてきた敵に対してグリーンホバーが砲撃で応戦していることなどから、それなりの対策はされている模様。
- 必殺技
-
- ビクトリープロミネンス
- 「剣よ、光を呼べ!」の掛け声とともに円を描き、ブレイバーソードにプラスエネルギーを集めて敵を切り裂く。
- 連続ラダーボンバー
- ラダーアームを伸ばし、離れた敵に連続でパンチを繰り出す。
- ラダーホイールクラッシュ
- 伸ばしたラダーアームで敵を捉え、そのまま放り投げる。
- ウィンドミルラダー
- 伸ばしたラダーアームを地面につき、身体を回転させて宙返りキックを繰り出す。
- スクリュースピンラダー
- ラダーアームを伸ばしたまま回転し、連続でパンチを繰り出す。
- ビクトリーウォーカー
- ブルースローワー、イエローアーマー、ピンクエイダーの三機が合体して完成する、ビクトリーロボの中間形態に当たる二足歩行ロボット。車両型の99マシンでは活動できない、足場の悪い場所などでの消火活動を担当する。なお、消火にはブルースローワーの装備をそのまま使用する。
- 99マシン
-
- レッドラダー
- 全長:33m
- 全幅:13m
- 全高:10.6m
- 重量:1700t
- 最高速度:700km/h
- ゴーレッド専用の巨大はしご消防車。車体後部が放水ノズルを装備する2本のはしごラダーアーム(ビクトリーロボの両腕)に変形し、先端は5本指を持つ手になっているため物を掴むことが可能。両腕のほかにもビクトリーロボの胸部を構成し、ブレイバーソードを呼び出すエンブレムも本機に存在する。『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』にも登場。
- ブルースローワー
- 全長:31m
- 全幅:12.5m
- 全高:12.6m
- 重量:1800t
- 最高速度:680km/h
- ゴーブルー専用の巨大化学消防車。車体上部に4基の化学消化器ケミカルディスチャージャーを装備している。ビクトリーロボの腰部と大腿部を構成する。
- グリーンホバー
- 全長:18.8m
- 全幅:17.2m
- 全高:9.7m
- 重量:1300t
- 最高速度:マッハ1.5
- ゴーグリーン専用の巨大VTOL機。五機の中で唯一飛行能力を持つ。2門の小型砲インパクトガンを装備しており、投下式消化弾のほか、機体下部に搭載したワイヤーによる救助活動およびキャリングカーゴを装備しての99マシンの空輸が可能。ビクトリーロボの頭部と背部を構成する。
- イエローアーマー
- 全長:26.9m
- 全幅:11.2m
- 全高:12.5m
- 重量:1600t
- 最高速度:650km/h
- ゴーイエロー専用の巨大装甲ショベルカー。車体後部から伸びる腕ショベルアームで障害物の除去が可能。ビクトリーロボの左足を構成する。
- ピンクエイダー
- 全長:27.4m
- 全幅:10.9m
- 全高:11.6m
- 重量:1600t
- 最高速度:720km/h
- ゴーピンク専用の巨大救急車。車内には緊急治療室があり、多人数を同時に収容可能なほか、逃げ遅れた一般人の自動車などを格納できる。ビクトリーロボの右足を構成する。
- グランドライナー
-
- 全高:80m
- 全幅:59.8m
- 重量:14000t
- 最高速度:700km/h
- 出力:7500万hp/t
- 5両のゴーライナーが「連結合体」して完成する超巨大ロボット。ビクトリーロボでは対処できないゴレムサイマ獣に対抗するため、急遽システムを改良して合体が可能になった。武器は右肩のバルカン砲ライナーガトリングと左肩のミサイルポッドライナーホーミングであり、ライナーホーミングからは強力な冷却ミサイルを発射可能。
- ビクトリーロボの項でも説明したように、単純な火力と装甲に特化しており、プラスエネルギーが使えないので巨大サイマ獣(死霊)には苦戦を強いられる。
- 当初は必殺技の際に余剰エネルギーが逆流してコクピットに漏電していたが、後に改良されている。99マシンを搭載していなければ合体できなかったが、こちらも改良により短時間ながら単機での合体が可能になった。
- しかし本編中盤に入ると、前述のゴレムカードが見つからなくなったこともあり、使用機会が減る。特に第25 - 37話の間はまったく登場していない(他のロボットはすべてこの間にも登場している)。また、設定上はほかのロボットに比べてはるかに巨大であり、登場初期の描写でもビクトリーロボよりも二回りほど大きかった(巨大化後であるにも関わらず、ゴレムサイマ獣が文字どおり「見上げる」様子が特撮で演出されていた)が、劇中では何度かライナーボーイやビクトリーマーズと同じ全長で描かれたりした。
- なお、スーパー戦隊シリーズのロボとしては初めて合体するマシンに列車が採用されたロボである[5]。
- 必殺技
-
- グランドストーム
- ライナーガトリングとライナーホーミングを両拳に装着し、「怒りの拳よ、灼熱の嵐を呼べ!」の掛け声とともに一斉射撃からのパンチを繰り出す。
- グランドファイヤー
- ライナーガトリングとライナーホーミングによる一斉射撃。
- ライナープラズマビーム
- 胸部から放つ破壊光線。
- ファイブライナー/スペースゴーライナー
- 全長:250.5m(ファイブ)、300m(スペース)
- 重量:14000t(ファイブ)、17500t(スペース)
- 最高走行速度:800km/h(ファイブ)
- 最高飛行速度:マッハ1(ファイブ)
- 五両のゴーライナーが連結した形態。ベイエリア55内で待機している場合以外は常にこの形態で走行・飛行しており、先頭にマックスライナーが連結した際にはスペースゴーライナーとなり、大気圏突破および宇宙空間での航行が可能。
- ゴーライナー1
- 全長:49.3m
- 全幅:14.2m
- 全高:17.1m
- 重量:2700t
- レッド専用のゴーライナー。2門の高熱線銃ヒートキャノンを装備。グランドライナーの右腕を構成する。連結時は先頭車両になる。
- ゴーライナー2
- 全長:50.7m
- 全幅:14.8m
- 全高:18.8m
- 重量:2600t
- ブルー専用のゴーライナー。化学溶解剤を発射する2門の銃ケミカルリキッドガンを装備。グランドライナーの左腕を構成する。
- ゴーライナー3
- 全長:48.2m
- 全幅:18.8m
- 全高:13.9m
- 重量:3400t
- グリーン専用のゴーライナー。2門の冷凍銃フリーズキャノンを装備。グランドライナーの頭部から大腿部を構成する。集合コクピットはこの車両にあり[6]、グランドライナー時は全員ここに搭乗する。
- ゴーライナー4
- 全長:51.8m
- 全幅:13.7m
- 全高:14.8m
- 重量:2650t
- イエロー専用のゴーライナー。2門の砲口から粘着弾コーキング弾を発射する。グランドライナーの左足を構成する。
- ゴーライナー5
- 全長:50.5m
- 全幅:13.7m
- 全高:14.8m
- 重量:2650t
- ピンク専用のゴーライナー。2門の衝撃波銃ショックウェーブキャノンを装備。グランドライナーの右足を構成する。
- マックスシステム
- ゴーゴーファイブの戦闘を支援するメカニックシステム。
- マックスライナー
- 全長:49.5m
- 全幅:22m
- 全高:18m
- 重量:3500t
- 最高速度:900km/h
- マックスシステムの中核として開発された新幹線型メカ。太陽電池を動力源とし、4門のビーム砲マックスバルカンを装備している。
- マックスシャトル
- 全長:49.5m
- 全幅:55.8m
- 全高:18m
- 重量:3500t
- 最高走行速度:900km/h
- 最高飛行速度:マッハ5
- スペースシャトル型の飛行形態。ファイブライナーと連結することでマーズマシンの母艦スペースゴーライナーとなり、宇宙空間での航宙が可能。
- ライナーボーイ
- 全高:48m
- 全幅:32.5m
- 重量:3500t
- 出力:1999万hp/t
- 「特急武装」のコードで変形する人型の戦闘形態であり、本作における「(事実上の)6番目の戦士」。人工知能を搭載しているため人語を理解・使用でき、単機での戦闘が可能。やんちゃな性格で、素早い格闘戦が得意。武器はシールドを装備する攻防一体のビーム砲ブラスターシールド。
- 特急武装の際には一度大気圏外に飛び出し、エネルギーパネルに太陽光を集める必要がある。ただし戦闘中に同形態とマックスシャトルを使い分けていたことから、一度太陽光を集めればある程度の時間は集光なしに変形が可能なようだ。また、搭載した安全装置により、システム内に異物が侵入した場合は自動的に排除できる。
- 必殺技
-
- ライナーコンボ
- グランドライナーと連携し、突進からの連続攻撃を繰り出す。ビクトリーロボと連携するニューライナーコンボも強力。
- ライナーパンチ
- きりもみ回転から両腕でパンチを繰り出す。
- ライナーキック
- 空中回転からのキックを繰り出す。
- スピニングソバット
- 高速きりもみ回転からの回し蹴りを繰り出す。
- マックスビクトリーロボ
- 全高:60m
- 全幅:45m
- 重量:11500t
- 最高速度:700km/h
- 出力:6500万hp/t
- マックスシャトルが分離し、強化パーツとしてビクトリーロボと「マックスフォーメーション」(合体)した形態。ライナーボーイの両腕が変形したイオンバズーカ砲マキシマムキャノンをはじめとし、胸のブラスターシールド、両腕のVマックスキャノン、頭部の小型砲インパクトガンなど全身に様々な武器を装備するほか、低空ホバー飛行による高速移動が可能。
- 敵の攻撃などによる爆発のエネルギーを全身のパネルで吸収し、自身のエネルギーに変換する能力を持つ。ただしあまりにも強力なエネルギーは吸収しきれなく、ハレルヤンの攻撃や特殊ガスの爆発は吸収しきれず大破した。
- 必殺技
-
- マックスノバ
- マキシマムキャノンを展開し、全身の様々な火器とともに一斉砲撃する。通常は吸収した爆発エネルギーを使用するが、太陽光をエネルギーとして発射することも可能。ただしエネルギーチャージ時間は爆発エネルギーを使用した際より長い。射程距離が非常に長く、地上にいる状態から宇宙空間に存在する惑星を狙い撃てるほど。
- ブラック・マックスビクトリーロボ
- 最終決戦で投入された漆黒のマックスビクトリーロボ。かつて「獣魔王ゴルモア」と「闇王ギル」との戦いで培ったデータを基にモンド博士が極秘に研究を続け、最悪の事態を想定して隠し球として計画・開発していたもので、ゴーゴーファイブ達もその存在を知らなかった。分離した状態は描写されず、最初からロボ形態で登場している[7]。
- 武器はビクトリーロボのものと同形のブレイバーソード。爆発のエネルギーではなく、コクピット内のケーブルでつながれた操縦者の精神力を動力とするため、操縦者があきらめない限り無限の力を発揮する。このシステムは後述の超装光ビクトリーマーズを参考にしたという裏設定が存在し、ロボの設定は限定版玩具「ブラックDXマックスビクトリーロボ」から取られている。
- なお、通常のマックスビクトリーロボとの違いはカラーリングだけではなく、胸のブラスターシールド部分の砲塔の形も変化している。
- 必殺技
-
- マックスビクトリープロミネンス
- 「剣よ、光を呼べ!」の掛け声とともにブレイバーソードにエネルギーを集め、敵を切り裂く。
- ビクトリーマーズ
-
- 全高:60m
- 全幅:32.5m
- 重量:11000t
- 最高速度:1000km/h
- 出力:6000万hp/t
- ビートルマーズ(後述)から「ライジングフォーメーション」(変形)して完成する巨大ロボット。宇宙空間での戦闘を前提としているため超高熱または高水圧にも耐え、主に他のロボが力を発揮できない暗黒サイマゾーン内での戦闘で使用される。武器はビートルマーズのマーズキャノンが変形した槍ジェットランスであり、先端に搭載したスペースシャトル型ミサイルトップジェットを射出することで刃が露出する。このほかにも両腕のビーム砲マーズラピッドを装備し、ビクトリーロボのブレイバーソードも使用可能。
- 必殺技
-
- マーズフレア
- トップジェットを射出して牽制し、ジェットランスでX字に敵を切り裂く。
- マーズプロミネンス
- ビクトリーロボのブレイバーソードを使い「剣よ、紅蓮の炎を呼べ!」の掛け声とともにブレイバーソードにエネルギーを集め、敵を切り裂く。
- しかし即席技であるため敵を戦闘不能にすることができたのみで完全には倒せなかった。
- 超装光ビクトリーマーズ
- 全高:61m
- 重量:11000t
- 出力:3億hp/t
- オリジナルビデオ『救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン』にて登場した、ギンガマンの力を得て「ギンガの光」を纏い超装光したビクトリーマーズ。桁違いの出力を誇り、武器は超装光ギンガイオーの持つ超装光銀鎧剣にゴーゴーファイブのエンブレムが追加された剣超救急銀鎧剣。コックピットにはゴーゴーファイブと(黒騎士ヒュウガを除く)ギンガマンの計10人が搭乗している。
- 必殺技
-
- 銀河ダブルフレア
- ジェットランスと超救急銀鎧剣による二刀流で敵を切り裂く。
- ビートルマーズ
- 全長:47.4m
- 全幅:48m
- 全高:34.4m
- 重量:11000t
- 五機のマーズマシンが「流星合体」して完成する、ビクトリーマーズの中間形態に当たる四足歩行ロボット。武器は強力なビーム砲マーズキャノン。このほかにも、両前足には地面を掘削可能なマニピュレータービートルアーム、地中を掘り進む小型爆弾モグールボムを装備する。
- マーズマシン
-
- レッドマーズ1
- 全長:31.7m
- 全幅:19.8m
- 全高:12.4m
- 重量:2800t
- 最高速度:マッハ2.5
- ゴーレッド用マシン。ファイターミサイルを装備する。ビクトリーマーズの頭部と胴体部を構成する。集合コクピットはこの機体に有り、合体時には全員ここに移動搭乗する。
- ブルーマーズ2
- 全長:27.5m
- 全幅:20m
- 全高:11m
- 重量:2300t
- 最高速度:マッハ1.5
- ブルー用マシン。宇宙船のレスキューなどで活躍し、粘着弾を発射する4門のコーキングランチャーと消火弾を発射するハイドラントランチャーを装備する。ビクトリーマーズの両腕を構成する。
- グリーンマーズ3
- 全長:17.2m
- 全幅:16.2m
- 全高:11m
- 重量:1500t
- 最高速度:マッハ4
- グリーン用マシン。狭い場所での救助活動で活躍し、機関銃ビームガンを装備する。ビクトリーマーズの腰部を構成する。
- イエローマーズ4
- 全長:27.2m
- 全幅:10.5m
- 全高:13.2m
- 重量:2200t
- 最高速度:800km/h
- イエロー用マシン。他のマーズマシンの2倍の強度を誇り、機関銃インパクトキャノンを装備する。ビクトリーマーズの左足を構成する。
- ピンクマーズ5
- 全長:27.2m
- 全幅:9.9m
- 全高:13.2m
- 重量:2200t
- 最高速度:850km/h
- ピンク用マシン。怪我人を治療するための設備や、怪我人を輸送するレスキューカプセルを配備。ビクトリーマーズの右足を構成する。
- ベイエリア55
-
- 全高:55m
- 全幅:155m
- 総重量:55555t
- 巽博士が自らの資本を投じて建設したゴーライナーを格納する発進基地。東京湾にあり、普段は海ほたるのそばの海底に沈んでいて、発進時に浮上する。また、ゴーライナー発進時は、地上への誘導路としてレインボーブリッジが移動してきて橋になる。強力なシールドで守られている。
- 最終回でグランディーヌが起こした大津波に飲まれて壊滅した。
- マックスエリア
-
- 全高:60m
- 全幅:40m
- 総重量:12000t
- マックスライナーを格納する基地で、ベイエリア55の左隣に浮上する。また、宇宙へ発進するときは発射台としても機能する。
- この基地も最終回でベイエリア55とともに大津波に飲まれて壊滅した。
キャスト[]
レギュラー・準レギュラー[]
- 巽纏 / ゴーレッド(声):西岡竜一朗
- 巽流水 / ゴーブルー(声):谷口賢志
- 巽鐘 / ゴーグリーン(声):原田篤
- 巽大門 / ゴーイエロー(声):柴田賢志
- 巽祭 / ゴーピンク(声):坂口望二香
- 巽世界:マイク眞木
- 速瀬京子:宮村優子
- 巽律子:吉沢京子
- 乾謙二:岩尾拓志
- 邪霊姫ディーナス:平沢草
声の出演[]
- アナライズロボ・ミント:相田さやか
- ライナーボーイ:山岸功
- 大魔女グランディーヌ:山田美穂
- 冥王ジルフィーザ:中村大樹
- 獣男爵コボルダ:乃村健次
- 童鬼ドロップ:闇村悠ノ介
- 龍皇子サラマンデス:緑川光
- 呪士ピエール:松野太紀
- ナレーション:郷里大輔
主なゲスト[]
スーツアクター[]
- ゴーレッド、グランドライナー、冥王ジルフィーザ、龍皇子サラマンデス:高岩成二
- ゴーレッド、獣男爵コボルダ:福沢博文
- ゴーブルー、ビクトリーロボ、グランドライナー 、マックスビクトリーロボ、ビクトリーマーズ:日下秀昭
- ゴーブルー、ゴーイエロー、サイマ獣:今井靖彦
- ゴーグリーン:竹内康博
- ゴーイエロー、ライナーボーイ:蜂須賀祐一
- ゴーピンク:中川素州
- 呪士ピエール:宮崎剛
- サイマ獣、使い魔インプス:大西修、藤榮史哉
スタッフ[]
- プロデューサー:太田賢司、福吉健(テレビ朝日)、日笠淳(東映)、矢田晃一(東映エージエンシー)
- 原作:八手三郎
- 連載:テレビマガジン、てれびくん
- 脚本:武上純希、宮下隼一、小林靖子、山口亮太
- 音楽:渡辺俊幸
- アクション監督:竹田道弘、宮崎剛(ジャパンアクションクラブ)
- 監督:小中肇、渡辺勝也、長石多可男、諸田敏、佛田洋
- 撮影:松村文雄、大沢信吾
- 照明:竹田勝三、才木勝
- 計測:大沢信吾、上赤寿一、佐々木伸俊
- 操演:船越幹雄、寺門勇
- 記録:森みどり
- 美術:山下宏
- 装飾:高谷昌毅、岡部昭光、塩満義幸(装美社)
- 装置:紀和美建
- 美粧:サン·メイク
- 衣裳:東京衣裳新社
- スタイリスト:田島亜希子
- 録音:石川孝
- 編集:洲崎千恵子
- 音響効果:阿部作二、大泉音映
- 選曲:宮葉勝行
- 視覚効果:沖満
- デジタル合成:大谷喜朋(日本映像クリエイティブ)、マリンポスト
- 特撮監督:佛田洋
- デジタルエフェクト:尾上克郎
- 特撮研究所
- 操演:鈴木昶、中山亨
- 撮影:高橋政千、中根伸治
- CG:捻橋尚文
- 照明:安藤和也
- 美術:竹内俊介、寒河江弘
- 企画協力:企画者104
- キャラクターデザイン:下條美治、森木靖泰、阿部統
- イラスト:アーズスタジオ
- ヒーロー&メカニックアイテムデザイン:プレックス
- 造型:レインボー造型企画、前澤範
- 現像:東映化学ファイン・ネガ・ビデオシステム
- メディア変換:東映化学デジタルテック、山本修司
- 撮影協力:東京湾横断道路株式会社、日本道路公団、ジャパンエナジー大井、有明フロンティアビル
- 衣裳協力:KODIAK
- 装飾協力:COMPAQ、アキレス、SAKURA、ベリテ
- 車輌協力:ローバージャパン
- カースタント:タケシレーシング
- 広報:松本実希子、保坂正紀、織田笑里(テレビ朝日)
- プロデューサー補:西平敦郎
- 助監督:谷口昌史、中沢祥次郎、黒木浩介、竹本昇、安養寺工、木村繁仁、塩川純平
- 進行主任:谷口正洋、青柳夕子
- 制作デスク:荒井成介
- 制作担当:岩永恭一郎
- 制作:テレビ朝日、東映、東映エージエンシー
音楽[]
主題歌[]
オープニングテーマ[]
- 「救急戦隊ゴーゴーファイブ」
-
- 作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:渡辺俊幸 / 歌:石原慎一 / コーラス:EVE
- 第44話では英語版「Rescue! Go Go Five」(英作詞:T.CRANE / 歌・コーラスアレンジ・コーラス:Go Go MICKEY-T)が流れた(劇中では第34, 39, 45話にて挿入歌として使用されている。)。また、同話のみOP映像が初期のものが使用された。
- 第1, 3, 5, 7, 8, 9, 22, 30, 34, 50話では、挿入歌としても使用された。
- 2000年正月には石原が後楽園ゆうえんちの野外劇場に登場し披露した[8]。
エンディングテーマ[]
- 「この星を この街を」
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲:風戸慎介 / 編曲:佐橋俊彦 / 歌:高山成孝
- 第15, 24話では挿入歌としても使用された。
挿入歌[]
- 「Go! ファイブ Go! ファイト」(第10, 15, 18, 28話)
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:有澤孝紀 / 歌:石原慎一
- 「走れゴーライナー! 救え99マシン!」(第44話)
-
- 作詞:桑原永江 / 作曲:渡辺俊幸 / 編曲:山本健司 / 歌:宮内タカユキ
- 「緊急合体! ビクトリーロボ」(第4, 7, 14, 20, 22, 28話)
-
- 作詞:桑原永江 / 作曲:渡辺俊幸 / 編曲:亀山耕一郎 / 歌:山形ユキオ
- 「タンゴ・サ・イマ」(第14 - 16, 33, 44話)
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:ピエール(松野太紀)
- 「救命唱歌 -巽防災研究所歌-」(第34, 45話)
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:GO2合唱団
- 劇中ではモンドが作った曲という設定になっている(第45話より)。
- 「PSYMA 〜破壊の烙印〜」(第37話)
-
- 作詞:小林靖子 / 作曲:渡辺俊幸 / 編曲:石川恵樹 / 歌:坂井紀雄
- 「勇気をなくせば」(第9, 22, 44話)
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- 作詞:桑原永江 / 作曲・編曲:山本健司 / 歌:Go Go MICKEY-T
- 「超巨大ロボ!! グランドライナー」(第13, 16話)
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- 作詞:桑原永江 / 作曲:渡辺俊幸 / 編曲:奥慶一 / 歌:石原慎一
- 「進め!! 防災たましい」(第39話)
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- 作詞:北林あい / 作曲・編曲:亀山耕一郎 / 歌:高山成孝
- 「ディーナス症候群(シンドローム)」(第45話)
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- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:ディーナス(平沢草)
- 「FASTEST & GREATEST」(第21, 26, 27, 40話)
-
- 作詞:桑原永江 / 作曲:渡辺俊幸 / 編曲:奥慶一 / 歌:石原慎一
- 「NEVER END!!」(第45話)
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- 作詞:洲崎千恵子 / 作曲・編曲:奥慶一 / 歌:巽マツリ(坂口望二香)
- 「STOP THE WARS」(第40, 41話)
-
- 作詞:金子みなと / 作曲・編曲:外山和彦 / 歌:宮内タカユキ
- 「Go! Love Sick」(第45話)
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:佐橋俊彦 / 歌:速瀬京子(宮村優子)
- 「流星合体!! ビクトリーマーズ」(第37話)
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- 作詞:桑原永江 / 作曲:渡辺俊幸 / 編曲:奥慶一 / 歌:石原慎一
- 「Chance or Death」(第34, 45話)
-
- 作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:奥慶一 / 歌:T.Bros.(西岡竜一朗・谷口賢志・原田篤・柴田賢志・坂口望二香)
- 「5人(みんな)」(第45話)
-
- 作詞・作曲:マイク眞木 / 編曲:山口玉三郎 / 歌:巽モンド(マイク眞木)
放映リスト[]
放送日 | 話数 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|
1999年2月21日 | 1 | 救急戦士! 起(た)つ |
|
武上純希 | 小中肇 |
1999年2月28日 | 2 | 竜巻く災魔一族! |
| ||
1999年3月7日 | 3 | 爆破された兄弟愛(きずな)! |
|
渡辺勝也 | |
1999年3月14日 | 4 | 花びらに異常気象 |
|
宮下隼一 | |
1999年3月21日 | 5 | ヒーローになる時 |
|
武上純希 | 長石多可男 |
1999年3月28日 | 6 | カビが来る! |
|
小林靖子 | |
1999年4月4日 | 7 | 美しき災魔のワナ |
|
武上純希 | 小中肇 |
1999年4月11日 | 8 | 救急戦隊活動停止 |
|
小林靖子 | |
1999年4月18日 | 9 | 盗まれた能力(ちから) |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 |
1999年4月25日 | 10 | 誇りのイエロー |
|
山口亮太 | |
1999年5月2日 | 11 | 灼熱の2大災魔獣 |
|
武上純希 | 長石多可男 |
1999年5月9日 | 12 | 決死の新連結合体 | |||
1999年5月16日 | 13 | 弟たちの反乱 |
|
小林靖子 | 小中肇 |
1999年5月23日 | 14 | 恐怖のウイルス |
|
宮下隼一 | |
1999年5月30日 | 15 | 童鬼ドロップ出撃 |
|
山口亮太 | 諸田敏 |
1999年6月6日 | 16 | 泥棒とサイマの卵 |
|
小林靖子 | |
1999年6月13日 | 17 | マトイの花嫁候補 |
|
宮下隼一 | 長石多可男 |
1999年6月27日 | 18 | 逆襲のVランサー |
|
武上純希 | |
1999年7月4日 | 19 | 完全なる敗北 |
|
小林靖子 | 小中肇 |
1999年7月11日 | 20 | 不滅の救急(レスキュー)魂 | |||
1999年7月18日 | 21 | 6番目の新戦士! |
|
武上純希 | 渡辺勝也 |
1999年7月25日 | 22 | 冥王、最後の決戦 |
| ||
1999年8月1日 | 23 | 幽霊救出作戦 |
|
宮下隼一 | 長石多可男 |
1999年8月8日 | 24 | ちびっ子救急戦士 |
|
山口亮太 | |
1999年8月15日 | 25 | 大魔女降臨の時 |
|
武上純希 | 諸田敏 |
1999年8月22日 | 26 | 炎の龍皇子誕生 |
| ||
1999年8月29日 | 27 | イエロー戦線離脱 |
|
小林靖子 | 小中肇 |
1999年9月5日 | 28 | 奪われたボーイ! |
|
山口亮太 | |
1999年9月12日 | 29 | 胸騒ぎの星空 |
|
武上純希 | 佛田洋 |
1999年9月19日 | 30 | 脱出! 暗黒惑星 |
| ||
1999年9月26日 | 31 | 切り裂け災魔空間(サイマゾーン) |
|
宮下隼一 | 長石多可男 |
1999年10月3日 | 32 | ウェディングベル |
|
小林靖子 | |
1999年10月10日 | 33 | ウブな災魔の戦士 |
|
武上純希 | 渡辺勝也 |
1999年10月17日 | 34 | 死 さもなくば 破滅 |
|
小林靖子 | |
1999年10月24日 | 35 | 黒い蛇のトラップ |
|
宮下隼一 | 諸田敏 |
1999年10月31日 | 36 | 奥義! 竜巻落とし |
|
山口亮太 | |
1999年11月7日 | 37 | 美女がサイマ獣!? |
|
武上純希 | 小中肇 |
1999年11月14日 | 38 | 無限連鎖と孫と柿 |
| ||
1999年11月21日 | 39 | 無限連鎖を断て! |
|
山口亮太 | 渡辺勝也 |
1999年11月28日 | 40 | 基地壊滅0秒前 |
|
宮下隼一 | |
1999年12月5日 | 41 | マトイが負けた男 |
|
小林靖子 | 諸田敏 |
1999年12月12日 | 42 | 地獄の災魔獣軍団 |
|
武上純希 | |
1999年12月19日 | 43 | 戦慄の災魔ツリー |
|
小中肇 | |
1999年12月26日 | 44 | 救急ファイル99 | ― | 山口亮太 | |
2000年1月2日 | 45 | 初夢は災魔の旋律(メロディ) |
|
渡辺勝也 | |
2000年1月9日 | 46 | 火を吹く消防ロボ |
|
小林靖子 | |
2000年1月16日 | 47 | 冥王! 復活の代償 |
|
武上純希 | 長石多可男 |
2000年1月23日 | 48 | 決戦は災魔宮殿(サイマパラディコ) | |||
2000年1月30日 | 49 | 覚醒! 二大破壊神 |
|
小中肇 | |
2000年2月6日 | 50 | 燃える救急(レスキュー)魂 |
放映ネット局[]
対象地域 | 放送局 | 備考 |
---|---|---|
関東広域圏 | テレビ朝日 | キーステーション |
北海道 | 北海道テレビ | |
青森県 | 青森朝日放送 | |
岩手県 | 岩手朝日テレビ | |
宮城県 | 東日本放送 | |
秋田県 | 秋田朝日放送 | |
山形県 | 山形テレビ | |
福島県 | 福島放送 | |
新潟県 | 新潟テレビ21 | |
富山県 | 北日本放送 | 日本テレビ系列局 |
石川県 | 北陸朝日放送 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列局 |
山梨県 | 山梨放送 | 日本テレビ系列局 |
長野県 | 長野朝日放送 | |
静岡県 | 静岡朝日テレビ | |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | |
近畿広域圏 | 朝日放送 | |
鳥取県・島根県 | 山陰中央テレビ | フジテレビ系列局 |
広島県 | 広島ホームテレビ | |
山口県 | 山口朝日放送 | |
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列局 |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | |
愛媛県 | 愛媛朝日テレビ | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列局/脚注参照[9] |
福岡県 | 九州朝日放送 | |
長崎県 | 長崎文化放送 | |
熊本県 | 熊本朝日放送 | |
大分県 | 大分朝日放送 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | TBS系列局 |
鹿児島県 | 鹿児島放送 | |
沖縄県 | 琉球朝日放送 |
映像ソフト化[]
- ビデオ(VHS、セル・レンタル共通)は全12巻が東映ビデオよりリリースされている。
- テレビシリーズを再編集したHEROクラブのビデオが3巻リリースされている。
- 2003年11月21日から2004年1月21日にかけてDVDが東映ビデオより発売された。全9巻でVol.1 - 4は各5話、Vol.5 - 9は各6話収録。またVol.1 - 3, Vol.4 - 6, Vol.7 - 9はそれぞれ同時リリースとなっている。
オリジナルビデオ[]
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ 激突! 新たなる超戦士
- 救急戦隊ゴーゴーファイブVSギンガマン
- 未来戦隊タイムレンジャーVSゴーゴーファイブ
関連項目[]
- パワーレンジャー・ライトスピード・レスキュー
脚注[]
- ↑ 1.0 1.1 法律上としては、親族であっても第三者が個人の仕事に対し勝手に退職届けを出すことは出来ない。本人の同意がないと判断されれば、大抵は無条件で退職の無効が行われる。
- ↑ 「魔法戦隊マジレンジャー」の小津深雪(演:渡辺梓)は似た立場だが、途中で一旦退場する。また「獣拳戦隊ゲキレンジャー」の真咲美希(演:伊藤かずえ)や「侍戦隊シンケンジャー」の日下部彦馬(演:伊吹吾郎)はどちらと言えばサポート役に近い。
- ↑ なお、一部の話では京子が99マシンの調整の際にこのレイザーグリップを使うことがある。
- ↑ ただし、この方法はかなり無茶苦茶だったらしく3分以内に元の時代へ戻さないと質量崩壊を起こすとタックが発言していた。
- ↑ 1号ロボに列車が採用されたのは『天装戦隊ゴセイジャー』のゴセイグレートが最初。
- ↑ グランドライナーへの合体バンクシーンを注視してみると、グランドライナーの胸に相当する部分に集合コクピットがあることがわかる。
- ↑ このことから「99マシンやマックスシステムの余剰パーツ、または修理用の部品を使用して組み上げたのではないか?」という説もある。
- ↑ 救急戦隊ゴーゴーファイブ 第46話
- ↑ テレビ高知は次番組『未来戦隊タイムレンジャー』の開始時期繰り上げに伴なう編成上の都合から、2000年4月から約2-3ヶ月放送中断。その際に第48話までの未放映分を飛ばしていきなり最終2本を放送したことから、当初は放送短縮で対処する予定だったと思われる。その後、『燃えろ!!ロボコン』終了後の枠を当てて放送再開、『タイムレンジャー』と並行して未放映分を放送し、その後同枠本来の後番組『仮面ライダークウガ』に移行した。しかしその結果、平成ライダーシリーズはVHSやDVDのソフトのレンタル開始よりも遅く放送される状況が続き、2005年度以降は県内における同シリーズの放送そのものがされていない。
外部リンク[]
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ(東映公式サイト)
- 救急戦隊ゴーゴーファイブ(スーパー戦隊ネット内の紹介記事)
- DVD 救急戦隊ゴーゴーファイブ特集(東映ビデオ内のサイト)
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警告: 既定のソートキー「きゆうきゆうせんたいこおこおふあいふ」が、その前に書かれている既定のソートキー「きそ しようほう てれひ はんくみ」を上書きしています。
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