忍風戦隊ハリケンジャー | |
作目 | 26 |
話数 | 51 |
最初話 | 巻ノ一 風と忍者 |
最終話 | 最終巻 風と水と大地 |
OP | ハリケンジャー参上 |
ED | 今 風の中で |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 | 7:30~8:00 |
配信 | 日本 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
プロデューサー | {{{プロデューサー}}} |
監督 | {{{監督}}} |
脚本家 | {{{脚本家}}} |
音楽 | {{{音楽}}} |
制作 | テレビ朝日
東映 |
放送順 | |
前作 百獣戦隊ガオレンジャー |
次作 爆竜戦隊アバレンジャー |
忍風戦隊ハリケンジャー(にんぷうせんたいハリケンジャー)は、2002年2月17日から2003年2月9日にかけてテレビ朝日系列で放送された東映制作の特撮テレビドラマ。スーパー戦隊シリーズ第26作目。キャッチフレーズは「人も知らず 世も知らず 影となりて悪を討つ!」
概要[]
忍者をモチーフとする本作品では、前作までとは異なりメンバー構成が3人となっている。プロデューサーの日笠淳や脚本家の宮下隼一によれば、従来のような5人戦隊ではなく3人戦隊にすることで、キャラクター1人1人の描写に重点を置くことが狙いと語っている。
本作品の大きな特徴として、装備も組織も互いに独立した複数の戦隊チームが並立し、途中から共闘するという設定が挙げられる。共闘する者たちはあくまでも別チームであり、ハリケンジャー自体は最後まで3人である。これは、過去作と同じモチーフを用いていても発明を加えることで新しいヒーロー像を描けるようになるだろうという発想から、過去に同じ忍者をモチーフとした戦隊である『忍者戦隊カクレンジャー』にはなかった「流派」という要素を取り入れたものである。流派の対立のほかにも、科学と忍術、宇宙と地球、親と子、敵組織内の対立など、物語全体に様々な対立要素を盛り込んでいるが、主人公たちの成長物語を中心とすることで殺伐とした雰囲気にはせず、物語に緩急や活気を与える要素としている。
また、1話限りの悪役キャラにも愛着を持てるようにというサブプロデューサー塚田英明の意向により、テレビ朝日公式サイトに「怪人プロフィール」が設けられたほか、EDの前にも毎回「宇宙忍者ファイル」という、その回の怪人をナレーターが紹介するミニコーナーが設置されており、同様のミニコーナーは形を変えつつも『炎神戦隊ゴーオンジャー』まで踏襲された。
演出面ではマスクが開いて顔が見えるという設定から、普段から主役の3人は高頻度でスーツを着用していたことも特徴として挙げられる。
あらすじ[]
戦国時代からの伝統を持ち、各界にOB・OGを大量に送り込んでいる忍者集団・疾風流(はやてりゅう)。ライバルである迅雷流(いかづちりゅう)との対抗戦を控えたある朝、流派の拠点である養成学校・忍風館は「宇宙忍群ジャカンジャ」を名乗る集団の襲撃を受け、学生も校舎も謎の忍法で消されてしまう。館長の日向無限斎は強敵に善戦するが、形勢不利となりハムスターに変身して脱出。娘で各種アイテム開発のプロである「からくり博士」おぼろの下に逃れた。
全滅してしまったかと思われた学生達だったが、朝礼をサボっていた椎名鷹介・野乃七海・尾藤吼太の落ちこぼれ3人組が無事だった。忍風館での3人の大先輩であるおぼろは、ハムスターから戻る呪文を失念し行動に制約が生じてしまった無限斎の意を受けて、彼ら3人に強化スーツを与え、200年間後継者が途絶えている疾風流伝説の忍者「ハリケンジャー」として、ジャカンジャと戦うことを命じた。
だが、生き残ったのは疾風流の3人だけではなかった。迅雷流忍者でありながら、アウトサイダー的立場に置かれていた霞一甲・一鍬の兄弟もまた、ジャカンジャの襲撃から逃れていたのだ。共闘を呼びかける鷹介たちだが、霞兄弟はそれを拒む。亡き父・一鬼が探求し、ジャカンジャも狙っているという「アレ」を追うために。
それぞれの流派の思惑が絡み合う中、地球の忍者と宇宙の忍者たちによる壮絶な戦いの火蓋は切られた。
登場人物[]
忍風戦隊ハリケンジャー[]
詳細はハリケンジャーを参照
変身後 | 本名 | 演者 |
---|---|---|
ハリケンレッド | 椎名鷹介 | 塩谷瞬 |
ハリケンブルー | 野乃七海 | 長澤奈央 |
ハリケンイエロー | 尾藤吼太 | 山本康平 |
電光石火ゴウライジャー[]
詳細はゴウライジャーを参照
変身後 | 本名 | 演者 |
---|---|---|
カブトライジャー | 霞一甲 | 白川裕二郎 |
クワガライジャー | 霞一鍬 | 姜暢雄 |
天空忍者シュリケンジャー[]
シュリケンジャー | 声:松野太紀 ► 天界 |
仲間たち[]
- 日向おぼろ (高田聖子)
- 日向無限斎 (西田健)
- 黒子ロボット
- 御前様/覚羅 (三輪ひとみ)
宇宙忍群ジャカンジャ[]
詳細は宇宙忍群ジャカンジャを参照
- 首領タウ・ザント (声:梁田清之)
- 中忍
- 下忍マゲラッパ - 戦闘員
- 中忍
- 邪悪なる意志 (声:加藤精三)
上忍(暗黒七本槍)[]
- 一の槍フラビージョ (山本梓)
- 二の槍チュウズーボ (声:郷里大輔)
- 三の槍マンマルバ (声:今村卓博)
- 四の槍ウェンディーヌ(福澄美緒)
- 五の槍サーガイン (声:岡本美登)
- 六の槍サタラクラ (声:島田敏)
- 七の槍サンダール (声:池田秀一)
装備[]
共通装備[]
- シノビメダル
- 忍術や奥義など、さまざまな忍者に関する情報を記録したメダル。闇石と呼ばれる、嘆きの弓のメダルを基に作られていた。
- シノビジャケット
- ハリケンジャーとゴウライジャーが変身前に着用している、疾風流と迅雷流双方の養成学校の制服でもあったジャケット。
- ハリケンジャー3人のジャケットは、鎖帷子をイメージした粗い網目と、各々のパーソナルカラーが施され、左胸に疾風流の紋章が、首周りの背面には各学科の紋章がプリントされている。
- ゴウライジャーはレザージャケットで、両脇に個々のパーソナルカラーがあてがわれ、右袖に迅雷流の紋章が、左袖には各学科の紋章がプリントされており、背中にはシノビスーツのモチーフになったそれぞれの甲虫のシルエットが施されている。
- シノビスーツ
- ハリケンジャーやゴウライジャーが変身ブレスを起動させて装着する忍び装束型強化スーツ。ハリケンジャーのものはハリケンファイバー製、ゴウライジャーのものはゴウライファイバー製で、マシンガンの連射にもビクともしない強度と布のようなしなやかさを持ち、装着した者の身体能力を10〜20倍に引き上げる。ハリケンジャーのものはヘルメットのフェイス部分を展開することも出来る。
- ゴウライジャーのスーツは肩当てと手甲、膝当てが付いているため、ハリケンジャーのものより防御力が高い。装着した者の身体能力が15〜30倍までアップする。
- シュリケンジャーのスーツは、どんなに強力な攻撃を受けても変身解除しないほど強靭で、スーツの上にはプロテクターのシュリケンズアーマーを装着している。シュリケンズアーマーは重量があり、シュリケンジャーの背丈くらいの高さから落とすだけで地面がめり込むほどである。
- 宇宙統一忍者流の楽器で、衝撃波を放つほか、リボルバーマンモスを機動させるのに使う。当初はシュリケンジャー専用というような形で出てきたが、ハリケンジャーらも使用することができる。劇中都合1棹だけが確認されている。それぞれの武器(シュリケンズバット、ハヤテ丸、イカヅチ丸)と合体させて使い、ハヤテ丸 ガンモードの10倍の威力を誇るガンモードとしても使える他、音色でリボルバーマンモスをコントロールすることができる。シュリケンジャーはシノビメダルをピック代わりに使いエレキギターのような音を発生させるが、ハリケンジャーらが使う時には専用のバチを用い、三味線のような音を出す。1度だけだが6人一斉に弾くことで衝撃波を発する衝撃波六重奏や流派超越シャミ流れバチ、ビクトリーガジェットと同時に銃モードで撃つ最強奥義 といった必殺技にも使える。
- 忍者刀
- 変身前に使用する刀。使用回数は少なかったが、主にマゲラッパとの戦いで使用した。シュリケンジャーは使用していない。
ハリケンジャーの装備[]
- ハリケンジャイロ
- ハリケンジャーの3人が左腕に装着している変身ブレス。本来は疾風流忍者の中でも伝説の後継者と認められるほどの実力を持つ特に優れた忍者にのみ与えられるものだが、地球に襲来したジャカンジャに対抗するためおぼろから鷹介たち3人に託された。
- 「忍風・シノビチェンジ!」の掛け声と共に、各人に対応したシノビメダルがセットされたローラーを回転させ風神エネルギーを吸収。「揺らぎ」の働きにより、おぼろ研究室からシノビスーツが転送・装着され、最後に「ハァッ!」という音声が鳴ると同時にヘルメットのフェイス部分が閉まり、変身が完了する。ジャイロ同士やおぼろ研究室との通信機能も備え、ジャイロ手裏剣を飛ばすことも可能。変身後も左腕に残っている。
- ハリケンジャーが背中に背負った忍者刀。10センチメートルの鉄板を簡単に切り裂くほどの鋭い刀剣(斬モード)としてだけではなく、鞘に収めた状態で1メートルのコンクリート製の壁も貫く風神エネルギー弾を発射するライフル状の銃としても使える(射モード)上に、柄には携帯電話のような通信機が内蔵されている。これでお互いに連絡をとることも出来る。さらに携帯と同じEメール機能を備え、新しい技が開発されると、そのデータが剣自体に転送される。技自体はダウンロードすれば持つ者が誰でも基本的には使用可能(後述)。
- 各人に対応した配色の鉤縄。敵を捉える際や高所へ登る際に使用する。繊維化チタン製。
- シノビカブト
- 変身前の3人が隠密行動時に着用している兜。
ゴウライジャーの装備[]
- ゴウライチェンジャー
- ゴウライジャーの変身ブレス。左腕に装着されている。本来は迅雷流忍者の中でも特に優れた忍者にのみ与えられる迅雷流伝説の覇者の証である。500年前にゴウライジャーの名と共に封印されていたが、密かに改良が重ねられ、迅雷義塾が壊滅した直後に難を逃れた霞兄弟が迅雷の谷の洞窟で発見して手に入れた。「・シノビチェンジ」の掛け声と共に変身する。それぞれカブトムシ、クワガタ型をしており、変身時にはスイッチを押して翼が開き現れた中のシノビメダルがイオンを吸収し、霞兄弟の身体にシノビスーツを生成・装着させ最後に「ハァッ!」という音声が鳴ると同時にヘルメットのフェィス部分が閉まり変身が完了する。チェンジャー同士や、おぼろ研究室との通信機能も備え、さらに結界をこじ開ける能力も持ち、巻之四十五で使用された。作中において「ゴウライチェンジャー」という名は一度も出ておらず、一甲が一度だけ「チェンジャー」と呼んだのみである。
- ゴウライジャーが武器として使用している変幻自在棍。背中に差して携行する。両端と中央部に分厚い鉄板も切り裂くほどの鋭い切れ味を持つ小型の刃が備わっており、ジョイントの組み換えによって自在に形を変える。通常形態の他、本体を長く伸張させた手槍の手槍モード、十字の雷神エネルギー光弾を放つ十字手裏剣の十字の型、中心部に電磁バリアを張って敵の攻撃を反射する盾の円月の型として使える。
- イカヅチ手裏剣
- 巻之九のみに使用した、迅雷流の紋章がプリントされた手裏剣。
- 鎖
- 巻之三十六の冒頭の特訓シーンのみで使用した、攻撃用のチェーン。
- 迅雷乱れ打ち
- 一甲と一鍬が迅雷太鼓を打ち鳴らし、迅雷印の旗を通じて太鼓の響きで雷神エネルギーを蓄積させて稲妻を作り出し、放つ。
シュリケンジャーの装備[]
- シュリケンボール
- 片手でつかめる程度のボール状をしたシュリケンジャーの変身アイテムにして武器。劇中ではさまざまな変装態から「天空!シノビチェンジ!」の掛け声と共に揺らぎエネルギーを用いて変身するが、その際は変身前の役者がかつて演じていた各戦隊での変身ポーズをアレンジしたポーズをとる。
- 劇中で描写されていないが、シュリケンジャーの千本ノックや分身魔球で放たれる黄色い爆弾ボールはシュリケンボールから生み出されている。この黄色いボールは、最終決戦時にセンティピードの重力結界を消滅させることにも成功しており、この機能は鷹介がシュリケンジャーから受け取ったシュリケンボールのスイッチを押して発動させた。
- シュリケンズバット
- シュリケンジャーの武器。普段はバット部の鞘から引き抜いた厚さ10センチメートルの鉄板も簡単に切り裂いてしまうほどの切れ味を持ち、柄の部分のマイクに音声入力して声で機能を操り、様々な剣技を放つ忍者刀の剣モードとして使用する。また必殺技を放つ際には鞘に収めバットモードとし、無数の爆弾ボールを打つ。柄の石突部分にはマイクが付けられており、通信機としても使える。
- 冷凍剣
- 鞘の部分のマイクに音声入力して、刀身から冷凍エネルギーを放つ。解凍剣との併用で、ハリケンジャーとゴウライジャーの体内の毒サソリを摘出した。
- プラズマ剣
- 鞘の部分のマイクに音声入力して、刀身からプラズマエネルギーを発生させる。
- ファイヤー剣/火炎剣
- 鞘の部分のマイクに音声入力して、刀身から火炎を放射する。ノーマルのシュリケンジャー時にはファイヤー剣、ファイヤーモード時には火炎剣と呼称する。
忍法・技[]
- 超忍法・
- 煙玉を投げて身を隠す。ハリケン、ゴウライ、シュリケン全員共通の技。
- 変わり身の術
- やられたと思わせてスーツを着せた藁人形だけ残す。ハリケン、ゴウライ、シュリケン全員共通の技。
- 抜け身の術
- やられたと思わせてスーツだけ残す。そこから奇襲攻撃を仕掛けることが多い。変わり身の術と基本的に同じだが、こちらの方が使用回数は多い。ハリケン、ゴウライ、シュリケン全員共通の技。
- 超忍法・
- 手前に障子が出現し、その裏で影となってそれぞれが様々な攻撃を繰り出す合体技。当初はハリケンジャー3人で使っていたが、後にゴウライジャーやシュリケンジャーが加わるようになり、人数が増えると、その都度「4人影の舞」や「5人影の舞」と呼称することもある。
- 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』第7話(忍びの7)中ではレッドが『忍者戦隊カクレンジャー』のサスケ/ニンジャレッドと共に「流派超越・影の舞」を繰り広げている。
- 超忍法・
- ハヤテ丸に「乱」モードをダウンロードして刀身にエネルギーを込め、超高速で連続斬りを繰り出す。作中ではレッドとブルーが使用している。
- ハリケンジャーの合同技
- トリプルハリケン斬り
- 「ハー・リー・ケーン」の発声とともに、空中で前方回転しながら斬りつける。1人でも使用可能な基本的な技であるが、作中ではもっぱら3人同時に使用された。
- 三位一体トリプルハリケーン
- 3人が手を組み合った状態で回転し、猛烈な勢いで竜巻を巻き起こす。
- 超忍法・地獄耳
- 『海賊戦隊ゴーカイジャー』で3人が使用。大きくした耳を傾けて遠くの相手の話を盗聴し、秘密などを探る。
ガジェット[]
ハリケンガジェット[]
- ドライガン
- ハリケンレッド専用のハリケンガジェット。500度の熱風弾を発射し、半径20メートル以内を焼き尽くす。火炎を噴射することも可能である。巻之十二でチューンナップされた。鷹の頭部のイメージをあしらったハンドガンで、モチーフはドライヤー。
- ソニックメガホン
- ハリケンブルー専用のハリケンガジェット。言霊を風神エネルギーで増幅し、「回れ」「地面に潜れ」など、マイクでしゃべったとおりに相手(複数でも可)を操ることができる。衝撃波の発射も可能。イルカの尾のイメージをあしらっており、モチーフは(電動)メガホン。
- 2008年10月にCDデビューした長澤奈央ボーカル担当のガールズロックバンド「SONIC MEGAPHONE」は、この武器が名称の由来となっている。
- クエイクハンマー
- ハリケンイエロー専用のハリケンガジェット。風神エネルギーを集中させて叩くことで、地割れを起こすほどの一撃を生み出す。目にも止まらぬ速さで叩きつけるクエイクハンマー百連打や、野球の一本足打法の要領で敵を殴りつける超忍法869号といった技がある。ライオンの頭部をあしらっており、モチーフは(両手持ちの)ハンマー。
- 三重連トリプルガジェット
- ハリケンガジェットを連結させた必殺砲。合体の順番によって発射するエネルギーが変化する。合体した各形態の名称は以下の通りだが、劇中での呼称は「三重連トリプルガジェット」で統一される。
- ドライガジェット
- ドライガン、クエイクハンマー、ソニックメガホンの順に連結させた形態。「ファイヤー」の掛け声でドライガンの銃口から高熱弾を発射する。
- ソニックガジェット
- ソニックメガホン、ドライガン、クエイクハンマーの順に連結させた形態。「ロールアップ」の掛け声で強力な超音波弾で敵をバラバラにする。
- クエイクガジェット
- クエイクハンマー、ソニックメガホン、ドライガンの順に連結させた形態。「ブレイクダウン」の掛け声で重さ100トンの重力弾で敵を押しつぶす。ビクトリーガジェットの時にはこの形態でダブルガジェットと連結させる。
ゴウライガジェット[]
- ホーンブレイカー
- カブトムシを模した、カブトライジャー専用の銃型ゴウライガジェット。カブトムシの角の形をしたポインターで敵に狙いを定め、直径1メートルの鉄骨コンクリートの柱を切り裂くディスク状の光弾を発射する。角の二股に分かれた先端に装備された銃口からパルスビームを連射することも可能。
- スタッグブレイカー
- クワガタムシの顎を模した、クワガライジャー専用のハサミ型ゴウライガジェット。挟んだ相手に10万ボルトの高圧電流を流す。主に手に持って使うが、イカヅチ丸の先端に装着して槍の穂先のように使うこともでき、この形態をイカヅチブレイカーと呼ぶ。
- 二重連ダブルガジェット
- 2つのゴウライガジェットを合体させたゴウライジャーの必殺武器。雷神エネルギージェネレーターをフル回転させ、「サンダー」の掛け声で10万ボルトの高電圧エネルギー弾を発射する。
合同必殺武器[]
- 五重連ビクトリーガジェット
- ハリケンジャーのトリプルガジェット(クエイクガジェット)とゴウライジャーのダブルガジェットを連結させた形態。「ビクトリー」の掛け声で風神・雷神エネルギーを同時に発射して敵を粉砕する。トリプルガジェットとダブルガジェットの同時撃ちも防ぐフラビージョのエレガントバリヤーを破り、なおかつサーガイン配下の傀儡忍者を倒し、フラビージョとウェンディーヌに攻撃した際は次元が歪んでしまうほどの威力である。
メカ[]
シノビマシン[]
地球忍者たちが使用する巨大カラクリメカ。
ハリケンジャーのシノビマシンは、おぼろが新世代のハリケンジャーのために開発していた動物型カラクリメカ。巻之二から登場。内部の駆動機構にカラクリ技術が応用されており、現代のアクチュエーターよりも効率よく駆動する。構造材には超軽量・超硬質の特殊セラミックを使用。装甲はハリケンファイバー・特殊セラミック・チタン合金の積層型。コクピットには、おぼろ研究所から転送されたシノビメダルを受け取ったり、シノビメダルを装填してカラクリボールを実体化させる装置が備わっている。
ゴウライジャーのシノビマシンは迅雷の谷に封印されていた昆虫型カラクリメカで、具体的な設計・製作者は作中では言及されていない。巻之十から登場。雷神エネルギー誘導装置を得て復活した。能力を特化させているため、地上戦では疾風流シノビマシンを凌ぐ戦闘力を発揮する。コクピットにはターゲットスコープを備え、疾風流シノビマシンと同様に、シノビメダルを受け取ったりシノビメダルを装填してカラクリボールを実体化させる装置が備わっている。
天空神は、製作者についてはこちらも作中にて明確な言及はなされていないが、カラクリボールを出現させるための元素固定装置の差異から、旋風神・轟雷神以上のカラクリ技術で製造されたものと推測されている。
いずれのシノビマシンも操縦自体はシノビチェンジしていない生身の状態でも行えるが、合体・変形の衝撃には生身では耐えられないことが言明されている。また、いずれも同様の駆動機構であったため、流派を超える合体が可能。
- ハリケンジャーのシノビマシンはCGで、ゴウライジャーのシノビマシンはミニチュア特撮でそれぞれ表現された。前作『百獣戦隊ガオレンジャー』のパワーアニマルが生物的な表現であったため、本作品ではメカ要素を強調している。
- ハリケンホーク
- ハリケンレッド専用シノビマシン。赤いタカの姿をしており、出撃時は忍者館から飛行場のジェット旅客機に転送される。
- 翼から放つ烈火弾や特殊可燃ガスを噴射して敵を炎の渦で締め上げるカラクリ忍法・を使用。
- 旋風神の頭部を構成。
- ハリケンドルフィン
- ハリケンブルー専用シノビマシン。青いイルカの姿をしており、出撃時は豪華客船に転送される。
- 水中だけでなく、地上を走行することもでき、飛行能力も持つ。首の部分には、リボルバーを備える。
- 津波のホログラムと共に敵を攻撃するカラクリ忍法・大津波をはじめ、体当たりのドルフィンアタックも使用。
- 旋風神の右腕を構成。
- ハリケンレオン
- ハリケンイエロー専用シノビマシン。黄色いライオンの姿をしており、出撃時は建設中の遊園地のジェットコースターのレールと観覧車に転送される。
- タテガミを回転させて竜巻を起こし、敵に体当たりするカラクリ忍法・連獅子を使用。
- 旋風神の頭部と右腕以外の部分とテイルロッドを構成。
- 玩具「忍風合体 DX超合金 旋風神」付属のハリケンレオンにはタテガミの回転ギミックが仕込まれており、デザインを担当した菊池和浩によれば、「当時はやっていたコマのオモチャを意識したものであり、あまりに回りすぎて危ないので、(テイルロッドを)あまり差し込めないようにしました」とのこと。
- ゴウライビートル
- カブトライジャー専用シノビマシン。紅のカブトムシと戦車の姿をしている。
- 角の主砲・轟雷砲、胴体に装備された二門のガトリングガン・ゴウライキャノン、機体上部の二門のパルスビーム砲を装備。轟雷砲とゴウライキャノンによる一斉射撃は小さな山を7、8秒で消滅させる威力を持つ。溶岩弾の中に身を隠して敵に突撃するカラクリ忍法・角変化も使用。
- 轟雷神の上半身を構成。
- 玩具ではゴムキャタピラが用いられている。
- ゴウライスタッグ
- クワガライジャー専用シノビマシン。蒼のクワガタムシと大型六輪車の姿をしている。
- 先端の牙・ダブルホーンカッターで自分の3倍近い重量の物を持ち上げ、ワイヤーによる射出も可能。角からは、イカヅチサンダーという電撃を発射。砂埃にまぎれて敵を攻撃するカラクリ忍法・牙がくれも使用。
- 轟雷神の下半身と胸部装甲を構成。
- 玩具ではゴムタイヤが用いられていたが、後に材質を変更している。
- 天空神(飛行モード)
- シュリケンジャー専用シノビマシン。緑の鳥とヘリコプターの姿をしている。操縦はコクピットにシュリケンズバットを差し込んで行う。巻之二十二から登場。
- 機体前部側面に装備された九連装・計十八連装のミサイル砲の天空ランチャー、手裏剣型プロペラで地面を切り裂いて、地割れを起こす攻撃のカラクリ忍法・を駆使し、分身の術も使える。
- 単体でカラクリ巨人に変形。
リボルバーマンモス[]
宇宙統一忍者流専用カラクリマシン。銀色のマンモスの姿をしている。ニンジャミセンで遠隔操作され、主にシュリケンジャーが操縦を行う。ハリケンジャー、ゴウライジャー、シュリケンジャーの変身用シノビメダルの力で完成した。巻之三十三から登場。
その名の通り、巨大なリボルバーが備わっており、リボルバーに多数のカラクリボールを収納し、弾丸のように連続発射させることができる。
カラクリボール以外の武器は、両側に装備された2門のビーム砲のマンモスビーム、前足膝のビーム砲、風速100キロメートル以上の突風を噴射する鼻の大型ノズル。
巻之五十にて、サンダールに破壊され、撃沈した。
『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』では、生きていたシュリケンジャーと共に現れ、窮地に陥っていたアバレンオーを救い、姿を消した。
カラクリ巨人[]
シノビマシンが合体や変形した巨人。様々なカラクリボールを駆使する。
玩具では、前作『百獣戦隊ガオレンジャー』のパワーアニマルと共通の合体用のジョイントを用いており、両作品が共演する『忍風戦隊ハリケンジャーVSガオレンジャー』ではこのギミックを用いた合体が再現されている。
- 巻之二から登場。ハリケンホーク、ハリケンドルフィン、ハリケンレオンが忍風合体した疾風流カラクリ巨人。カラクリボールは胸部の元素固定装置から射出させる。
- ハリケンレオンの尻尾が変形した鞭型のテイルロッドを差し込んで引き抜くことで、左肩のハリケンレオンの鬣からは突風のタテガミハリケーン、右腕のハリケンドルフィンのリボルバー部分からは竜巻攻撃のドルフィントルネードを放つ。また、ハリケンレオンの口からは煙幕を吐く。
- 基本必殺技は、ソードスラッシャーを手にした状態で3体に分身し、左の旋風神が左斜め上から右斜め下、右の旋風神が右斜め下から左斜め上、中央の旋風神が縦一閃に順に放ちながら切り裂く、究極奥義 分身幻斬り。手応えを感じた後、分身を解いて、元の一体に戻る。
- 最終巻で、タウ・ザント究極体の体に乗り移った邪悪なる意思と共に爆散。その後、修復され『アバレンジャーVSハリケンジャー』にも登場。
- 旋風神ハリアー
- 巻之三から登場。旋風神が「旋風神・ハリーアップ」の合図で装甲を軽量化した体術戦向きの軽量形態。
- 軽装のボディゆえに機動性と素早さに長け、旋風神の10倍の速さで動くことができる。この形態を維持できるのは60秒のみで、制限時間を過ぎるとハリーダウンにより元の旋風神に戻る。
- 武器は両手に装備した刃のハリアーソード(ダブルハリアーソード)と胸から放つビーム。
- 技はハリアーソードを円状の刃に変形させ、空中に出現したカタパルトを車輪のように転がって敵に突っ込むホイールクラッシュ。ハリアーソードによる連続斬り疾風円月剣。
- 必殺技は空中から猛スピードで敵に突っ込み、すれ違いざまに2本のハリアーソードで斬りつけるハリアー弾丸斬り。
- 最終巻では、「アレ」の中に飛び込み、嘆きの弓と怒りの矢で「アレ」を消滅させた。
- ゴウライビートルとゴウライスタッグが迅雷合体した迅雷流カラクリ巨人。旋風神同様にカラクリボールは胸部の元素固定装置から出現させる。
- 旋風神よりパワーは劣るが、強固な装甲と高い機動力を誇る。
- 両腰にはゴウライキャノン、胸部にはダブルホーンカッターを装備している。
- 基本必殺技はプラントアックスで右から左斜めに4回連続で切り裂く、究極奥義 。
- ジャカンジャとの決戦時に、巨大化したサンダールと共に後ろからソードスラッシャーでボディを貫通して大破。その後、修復され『アバレンジャーVSハリケンジャー』にも登場。
- スーパー戦隊シリーズの戦隊ロボで初めて、昆虫をモチーフとしている。
- 巻之二十から登場。風雷丸の「各々方、合体でござる」の合図で旋風神・轟雷神・風雷丸が流派統一・風雷合体したカラクリ巨人。
- 大きな山を真っ二つにするほどの腕力を持ち、パンチ力は合体前の10倍になっている。合体の際、ハリケンドルフィン本体は右肩のバルカン砲になるが、コクピットのあるはずの頭部分は分離している。左肩にはホーンキャノン、右肩にガトリングビーム砲を装備。リボルバーマンモスに転送されたソードスラッシャーとゴートハンマーを使用したこともある。
- 必殺技はハリケンレオンの口と両肩の火器からビームを一斉発射する必殺奥義ローリングサンダーハリケーン。5秒の連射で500メートル以内の物を全て蒸発させる威力を持つ。
- 『爆竜戦隊アバレンジャーVSハリケンジャー』では応急修理の状態でキラーオーと対戦するも、爆竜必殺デススティンガーで大破してしまった。
- スーパー戦隊シリーズのDX超合金では初めて、2体による合体のもので、その総重量は相当なものとなっている。本編での登場後に旋風神、轟雷神、風雷丸の玩具のパッケージには販売促進用のステッカーが貼り付けされた。
- リボルバー轟雷旋風神
- リボルバーマンモスの背に轟雷旋風神を合体させたカラクリ巨人の強化形態。
- 必殺技はカラクリボールをボール形態で敵に打ち出した後、4倍に強化されたローリングサンダーハリケーンとリボルバーマンモスのマンモスビームを同時に放つ必殺究極奥義サンダーハリケーンストライク。
- 巻之二十二から登場。飛行モードの天空神が飛翔変形したカラクリ巨人。カラクリボールは両手に搭載された元素固定装置により出現する。
- スマートなボディが特徴で足のホバーにより空中を自由自在に高速移動可能。旋風神ハリアー以上に身軽。
- 武器はプロペラが変形した胸のクロスブレード、両腕の天空カッター、天空神用テイルロッド。
- 基本必殺技はスピンビーをテイルロッドで差し込んで引き抜いてからぶつける、究極奥義 。
- 巻之四十六では、シュリケンジャーとおぼろによって同型で量産型の天空神が2機造られ、2体の黒子ロボットが操縦し、ハリケンジャーたちを援護したが、黒子ロボの操縦が下手だったのか、2機とも故障し、ハリケンジャーとゴウライジャーをパニックに巻き込んでしまった。
- 巻之四十九で、巨大化したサタラクラに対し、重傷を負ったシュリケンジャーが操縦して捨て身で組み合い、自爆してしまった。
- 巻之二十五から登場。旋風神が天空神を天空武装したカラクリ巨人。ハリケンドルフィンが分離し、代わりに天空神を右腕に装着している。
- 武器は天空神が変形した右腕のバスタービーム砲。
- 必殺技は右肩のプロペラと、左肩のハリケンレオンの鬣を高速回転させて風神エネルギーを吸収し、バスタービーム砲から放つ必殺奥義ダイナマイトトルネード。
- 巻之二十六から登場。轟雷神が天空神を天空武装したカラクリ巨人。武器形態に変形した天空神が轟雷神の両肩にバックパックとして合体している。
- 背中のプロペラで飛行し、両肩にはブラストキャノン砲}を装備。
- 必殺技は天空神のローターと轟雷神の両腕のホイールを回転させて雷神エネルギーを吸収、それをブラストキャノン砲とゴウライキャノンから1,500万ボルトの高電圧ビームとして一斉発射する必殺奥義 。
- 巻之三十七から登場。トライコンドルをジョイントとする形で旋風神、轟雷神、天空神が銀河超越三神合体したカラクリ最強の巨人。全員が同じコクピットで操縦を行う。
- 胸に大型十字手裏剣のクロスブレードを装備。急降下しながらクロスブレードで敵を切り裂くカラクリ剣技・天雷疾風斬、胸のクロスブレードを45度回転させて、バリアを発生させるダブルクロスフォーメーションを使用。
- 必殺技は体内の全ての回転盤を高速駆動させて全エネルギーを胸部のローターに集中、ローターを高速回転させることで強烈な真空波を放つ絶対究極奥義アルティマストーム、地球忍者の6人が宇宙統一忍者流を極めることで発動する、最強技の宇宙統一忍者流奥義アルティマストームマキシマム。
- 最初に合体した際、旋風神と轟雷神の回路が天雷旋風神のパワーに耐えきれず、トライコンドルも壊れてしまったが、修理の際、表面に絶縁シールドを張ることで解消した。ハリケンドルフィン、ハリケンレオンの頭部分、ゴウライキャノンは合体に使用されない。
カラクリボール[]
ハリケンジャーが武器データが入力されたシノビメダルをスロットにセットすることで、旋風神の胸部ハッチから射出される元素固定装置で形成されたカプセル。ゴウライジャーの場合は轟雷神の胸部ハッチから射出される。天空神のみは両手の間からカラクリボールを発生させる。カプセルの中から必殺武器やカラクリ武者「風雷丸」(小型ロボ)のパーツなどが出現する。
- ソードスラッシャー(01)
- ハリケンファイバー製のタカの形をした必殺剣。旋風神のメイン武器。一撃でタンカーも切り裂く。巻之十四において、ゴウライジャーも轟雷神用のレプリカの開発に成功している。
- 旋風神用は他のカラクリボールと違い、ハリケンジャー全員のハリケンジャイロのメダルで発動させる。また、轟雷神用は他のカラクリボール同様に単一メダルで発動させており、カブトがメダルを所有していたが、後にクワガに譲り渡されている。3体に分身、一斉に敵を切り裂く究極奥義 分身幻斬りが使える。
- ゴートクラッシャー(02)
- 山羊の形をした金槌状の武器。エネルギーを溜め、取っ手を伸ばして振り下ろす究極奥義 が使える。
- トータスハンマー(03)
- 亀の形をした鎖鉄球。エネルギーを溜めて敵に放ち、敵を貫く究極奥義 ロックドバスターが使える。
- ゴートハンマー
- ゴートクラッシャーとトータスハンマーを合体させたけん玉状の武器。鉄球を撃ち飛ばして敵にぶつけるフィニッシュトリック ゴートハンマーハリケン彗星が使える。
- プラントアックス(04)
- 回転する四枚の刃を持つ花(植物)の形をした斧。その威力は山も砕く。ダブルホーンカッターを合体させるとアックスカッターになる。刃を回転させながら放つ究極奥義大回転轟斬りは、分身幻斬りと同等の威力を持ち、一度は旋風神を大破に、ハリケンジャーを瀕死の重傷にそれぞれ追い込んだ。本来は旋風神用に開発されたが、敵対していたころのカブトライジャーによって転送の瞬間にメダルを奪われて以後、轟雷神のメイン武器となる。
- ガトリングレオ(05)
- おぼろが無限斎の回し車を見て思いついたホワイトライオンの形をしたガトリング砲。左手に装備する。2メートル四方の鉄の塊を一瞬で蒸発させる威力。ガトリング砲を高速回転させてエネルギー弾を毎秒20発発射する究極奥義 が使える。
- スキッドアタッカー(06)
- イカの形をしたドリル。右膝に装着する。大きな山も一瞬で貫通する威力。ドリルを高速回転させながら敵に高速で突っ込んでいく究極奥義 スピンドドリルが使える。
- ガトリングアタッカー
- ガトリングレオとスキッドアタッカーを合体させた回転ドリル型武器。ドリルとガトリング砲を連動させて高速回転させ、竜巻と無数のエネルギー弾を放つフィニッシュトリック ハリケンスパイラルが使える。
- カラクリ武者・(07+08)
- 風雷ヘッドと風雷ナックルが合体してできる、自意識を持つカラクリ武者。轟雷旋風神への合体機能を発動させる。
- 「各々方、合体でござる!」との合図の後、合体時の掛け声は、「風吹き荒れて嵐飛び、雲引き裂いて雷走る!風と雷一つとなりて、天下御免の三日月頭!」。合体後もハリケンジャーたちにアドバイスする。
- カラクリマント(09)
- 敵の攻撃から身を守ったり、自らの姿を消すことが可能な赤いマント。ただし、気配を悟られた場合は効果が無効になる。
- スピンビー(10)
- 蜂の形をした独楽。天空神のメイン武器。ロッドによって高速回転させて投げつける究極奥義 暴れ独楽が使える。
- カブトスピアー(11)
- カブトガニの形をした槍。シュリケンジャーが授けたもの。先端から1,000万ボルトの光の槍を伸ばして敵を貫き、そのまま空に投げ飛ばして爆破する究極奥義 が使える。
- キャッチスパイダー(12)
- 蜘蛛の形をした鎖付きのクレーン。カラクリボールをキャッチすることが可能で、さらにそのままハンマーのように振り回して敵を攻撃することもできる。
- カラクリスタンプ(13)
- カラクリボールにローラースタンプが付いた物。敵にスタンプを投げ、それが敵に「消印無効」の印を押して力を封じる究極奥義 が使える。
- ピタットヒトデ(14)
- ヒトデの形をしたマグネット型武器。左膝に装着して膝蹴りを放ち、尖らせた頂点のトゲを相手に突き立てる究極奥義 スターライトニードロップと、投げつけて途中で分裂させ、敵に張り付かせて電流を流す究極奥義 スターダストクラッカーが使える。
- トライコンドル(15+16+17)
- 宇宙伝来のカラクリジェット。2門のレーザー砲と、カッターにもなる尾翼が武器。天雷旋風神への合体を発動させる。カラクリ巨人を瞬間移動させるカラクリ忍法・消身の術も使用可能。オリジナルは劇場版に登場したアストラム第四惑星で開発されたもので、テレビシリーズのものはおぼろとシュリケンジャーが共同開発したレプリカである。ライーナ姫の持つペンダントから出現する3つの番号なしカラクリボールから出現する。
- 玩具では顔部分の造形などが異なるカプセルトイのものと、シノビメダルの代わりにライーナ姫のペンダントが付いた映画限定のものの3種類が発売された。
放映リスト[]
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 宇宙忍者ファイル | 脚本 | アクション監督 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2002年2月17日 | 巻之一 | 風とニンジャ |
|
宮下隼一 | 竹田道弘 | 渡辺勝也 | |
2月24日 | 巻之二 | 巨人とカラクリ |
| ||||
3月3日 | 巻之三 | ニセモノと60秒 |
|
諸田敏 | |||
3月10日 | 巻之四 | トンネルと兄妹 |
| ||||
3月17日 | 巻之五 | 館長とお風呂 |
|
酒井直行 | 小中肇 | ||
3月24日 | 巻之六 | ハサミとくノ一 |
| ||||
3月31日 | 巻之七 | 雷とニンジャ |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 | ||
4月7日 | 巻之八 | と |
| ||||
4月14日 | 巻之九 | 雷兄弟と砂時計 |
|
前川淳 | 諸田敏 | ||
4月21日 | 巻之十 | 雷神と滅びの谷 | - | 五の槍サーガイン | 酒井直行 | ||
4月28日 | 巻之十一 | 夢喰いと再出発 |
|
宮下隼一 | 橋本一 | ||
5月5日 | 巻之十二 | テッコツと |
|
荒川稔久 | |||
5月12日 | 巻之十三 | ヒゲと婚約指輪 |
|
前川淳 | 小中肇 | ||
5月19日 | 巻之十四 | 泣き虫とあめ玉 |
|
酒井直行 | |||
5月26日 | 巻之十五 | タガメと争奪戦 |
|
荒川稔久 | 渡辺勝也 | ||
6月2日 | 巻之十六 | 霧と予言装置 |
|
宮下隼一 | |||
6月9日 | 巻之十七 | 暗闇と死闘の島 |
|
|
諸田敏 | ||
6月23日 | 巻之十八 | 父と兄弟の絆 |
| ||||
6月30日 | 巻之十九 | 大箱と風雷巨人 |
|
前川淳 | 竹本昇 | ||
7月7日 | 巻之二十 | パンチと |
|
酒井直行 | |||
7月14日 | 巻之二十一 | 仮面とナゾナゾ |
|
|
荒川稔久 | 諸田敏 | |
7月21日 | 巻之二十二 | 翼とニンジャ |
| ||||
7月28日 | 巻之二十三 | コロンと名探偵 |
|
宮下隼一 | 大井利夫 | ||
8月4日 | 巻之二十四 | タイコと稲妻 |
| ||||
8月11日 | 巻之二十五 | オバケと女学生 |
|
|
荒川稔久 | 新堀和男 | 竹本昇 |
8月18日 | 巻之二十六 | 弓矢と海水浴 |
|
前川淳 | |||
8月25日 | 巻之二十七 | 串焼きと無重力 |
|
酒井直行 | 竹田道弘 | 諸田敏 | |
9月1日 | 巻之二十八 | ハリアーと逆襲 |
|
宮下隼一 | |||
9月8日 | 巻之二十九 | 残暑とスタンプ |
|
吉田伸 | 渡辺勝也 | ||
9月15日 | 巻之三十 | アイドルと友情 |
|
荒川稔久 | |||
9月22日 | 巻之三十一 | 流星と三匹の狼 |
|
|
宮下隼一 | 大井利夫 | |
9月29日 | 巻之三十二 | 死神と最終奥義 |
|
| |||
10月6日 | 巻之三十三 | マンモスと6人 |
|
|
前川淳 | 諸田敏 | |
10月13日 | 巻之三十四 | キノコと100点 |
|
| |||
10月20日 | 巻之三十五 | キラリと三味線 |
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 | ||
10月27日 | 巻之三十六 | リングと復讐 |
|
|
荒川稔久 | ||
11月3日 | 巻之三十七 | 三の槍と大脱出 |
|
小中肇 | |||
11月10日 | 巻之三十八 | 魔剣とふうせん |
|
吉田伸 | |||
11月17日 | 巻之三十九 | 七の槍と謎の石 |
|
宮下隼一 | 舞原賢三 | ||
11月24日 | 巻之四十 | オトリと忍の掟 |
|
| |||
12月1日 | 巻之四十一 | メダルと漫才 |
|
酒井直行 | 渡辺勝也 | ||
12月8日 | 巻之四十二 | 鎧と怒りの矢 |
|
|
前川淳 | ||
12月15日 | 巻之四十三 | 超合体と大激突 |
|
|
宮下隼一 | 竹本昇 | |
12月22日 | 巻之四十四 | 御前様と凶扇獣 |
|
| |||
12月29日 | 巻之四十五 | 隠れ家と大掃除 |
|
前川淳 | 中澤祥次郎 | ||
2003年1月5日 | 巻之四十六 | おせちと三巨人 |
|
| |||
1月12日 | 巻之四十七 | 封印と宇宙統一 |
|
|
吉田伸 | 諸田敏 | |
1月19日 | 巻之四十八 | 罠と永遠の命 |
|
| |||
1月26日 | 巻之四十九 | 使命と天空忍者 |
|
|
宮下隼一 | 渡辺勝也 | |
2月2日 | 巻之五十 | 暗黒と新世界 |
|
| |||
2月9日 | 最終巻 | 風と水と大地 |
|
|
舞台[]
地球忍者関連[]
- 疾風流
- 人知れず、忍風館で伝説の後継者・ハリケンジャーを目指して厳しい修業を続ける忍者集団。風のゆらぎの風神エネルギーを応用した忍術を得意とする。ライバル関係にある忍者集団・迅雷流とは、507年前から毎年御前試合の対抗戦を行っている。その最初の御前試合で勝利を納めたため、疾風流忍者は歴史の表舞台を歩んだと言われている。
- 507回目の迅雷流との御前試合の日だった巻之一で、朝礼の最中に襲来した宇宙忍群ジャカンジャの中忍・ケッカイ坊とタウ・ザントによって多くの疾風流忍者が封印され、消されていた。
- 忍風館
- 疾風流忍者の養成学校。和風の城型の校舎で、忍びの谷の奥地に存在し、疾風流忍者を育成していた。館長は日向無限斎。鷹介所属の空忍科、七海所属の水忍科、吼太所属の陸忍科の他にも、黒い忍びジャケットの火忍科、灰色の忍びジャケットの草忍科、おぼろがかつて所属していた特忍科などの学科が存在する。
- 谷全体は結界で覆われていたが、巻之一でジャカンジャの攻撃を受けて結界を破られた後、多くの疾風流忍者とともに消滅してしまった。
- 忍風館校歌も存在し、巻之二十七のラストで鷹介たちハリケンジャーの3人と、忍風館を中退した田井章一郎らが歌っていた。
- 忍者学校という設定はメインライターの宮下隼一が参加した段階で決定していたが、宮下は落ちこぼれという設定のハリケンジャーを生き生きと描くため第1話で壊滅するという展開にしたと述べている。
- 疾風流忍術研究室
- おぼろが室長を務める研究所で、通称おぼろ研究所。忍びの谷の洞窟内にあるといわれている。おぼろはこの研究所でハリケンジャーに関する武器や忍術、シノビマシンなどを開発する。ジャカンジャが襲来し、忍風館が消滅した後にハリケンジャーたちの活動拠点となった。おぼろがここで使用しているパソコンには、具体的な原理は不明だが疾風流忍者をこの研究所へ緊急避難させるテレポート機能も備わっている(巻之一)。後に仲間となった霞兄弟やシュリケンジャー、覚羅も出入りするようになる。最終巻ではここで鷹介たち5人の合同卒業式も行われた。
- 内装は木造と漆喰を用いた日本家屋をイメージしており、一方でパソコンなどを配置することにより科学的な要素も加味している。
- 迅雷流
- 人知れず、迅雷義塾で厳しい修業を続ける忍者集団。空気中のイオンによる雷神エネルギーと、雷を応用した忍術を得意とする。疾風流忍者とは実力が互角で、507年前からの恒例行事である御前試合の対抗戦では、253勝253敗という成績を残しているが、1495年の最初の御前試合に負けたため、彼らは歴史の裏舞台を歩むこととなった。
- 疾風流とは時に対立しながら、時には協力しながら互いの流派を発展させていったが、伝説の覇者・ゴウライジャーの強大な力に恐れをなし、500年もの間封印してきた。
- また巻之九での一鍬の話によると、自分たち霞兄弟が現れてから迅雷流忍者は、霞兄弟の天才的な力に心を奪われ、すさんでいったという。
- 疾風流と同様に、霞兄弟以外の迅雷流忍者がジャカンジャのケッカイ坊たちによって封印され、消滅してしまった。
- 迅雷義塾
- 迅雷流忍者の養成学校。忍風館同様に和風の城型の校舎で、迅雷の谷の奥深くに存在していた。劇中で確認できた学科は一甲所属の角忍科、一鍬所属の牙忍科のみである。
- 忍風館と同様にジャカンジャの襲撃によって消滅してしまった。
アレ[]
ジャカンジャが探し求めてきた、本作品の重要な存在である忍者の最終究極奥義。
ジャカンジャ内部では既に周知の事実であったため、「アレ」の一言で事が通じたので終盤まで「アレ」とは巨大な力であるという以外説明が無く、名称もない。アレに関する情報は流星群の中に含まれている。
その正体は「邪悪なる意志」が潜む空間、厳密には惑星の死滅により発生するブラックホールだった。その規模は全宇宙を飲み込み、無に変えてしまう。
発生させる星の水のエネルギーと地球を腐らせることが必要不可欠で、その上で特定の条件を揃えることで発生する。
星を腐らせる以外の方法で発生させることも可能であり、一鬼は「我が子たちを殺し合わせ、片方が死ぬことで発生する」方法を選択するも一甲と一鍬が和解したことで失敗。タウ・ザントは怒りと嘆きの弓矢を水中に撃ち込むことで発生させることに成功。地球各地に甚大な被害をもたらすが、ブラックホール内に突入した旋風神ハリアーに怒りと嘆きの弓矢を撃ち込まれたことでアレは消滅した。
- 怒りの矢
- アレを出現させる手がかりとされる、矢の形をした物体。惑星アストラムにてサンダールが入手していた。当初は封印の石に封じられていたが、サンダールはハリケンジャーたちの怒りの生体エネルギーを利用して解放する。通常はメダルに封じられており、カラクリボールと同様のプロセスで出現する。劇中では矢として以外にも、剣のような使い方をされており、ガインガインと旋風神が使用したが、そのパワーは使用する機体にも跳ね返ってくるため、暴走する危険もある。
- 嘆きの弓
- 怒りの矢と対をなす、弓の形をした物体。これを封じたメダルは闇石と呼ばれる。1000年ほど前に地球に飛来し、その研究によって地球の忍術、ひいては忍者が誕生したという。それから500年にもわたって闇石を巡る忍者同士の争いが起こり、覚羅が自らの体内に封印していた。これを用いて怒りの矢を水中(海)に放つことで、アレを発生させることが可能となる。劇中ではタウ・ザント究極体、旋風神ハリアーが使用。
- 邪悪なる意志
- アレに潜み、ジャカンジャを陰で操っていた存在で、世界を創り変えるほどの力を持つ異次元のエネルギー体。全てを無にした後に自身が支配する世界を創造することを目的とし、そのために流星群によるメッセージを数回に渡って地球に送っていた。アレ発生後、アレ内部に突入したハリケンジャーの旋風神ハリアーを攻撃する。しかし、怒りと嘆きの弓矢を撃ち込まれて、アレが消滅した直後、タウ・ザントや暗黒七本槍を甦らせ、それに憑依して、ハリケンジャーとゴウライジャーと交戦。最終的には、タウ・ザントの姿になった際、ハリケンジャーとゴウライジャーの超忍法・五人影の舞、それに続いての五重連ビクトリーガジェットの一撃を喰らい、完全に消滅した。
音楽[]
- 主題歌
- オープニングテーマ「ハリケンジャー参上!」
- 作詞:及川眠子 / 作曲・編曲:池毅 / 歌:高取ヒデアキ
- エンディングテーマ「いま 風のなかで」
- 作詞・作曲:高取ヒデアキ / 編曲:籠島裕昌 / 歌:影山ヒロノブ
ゲームソフト[]
- 忍風戦隊ハリケンジャー (プレイステーション)
メモ[]
- 忍者戦隊カクレンジャーに続く、スーパー戦隊シリーズ2作品目となる忍者をモチーフとした作品である。
- 前作『百獣戦隊戦隊ガオレンジャー』まで5人からのスタートしたが、本作は3人からスタートとなる。
- 巻ノ三十五からOP前にアバンストーリーが始まった。
- このシリーズに初の採用された。その後のシリーズにより戦隊のモチーフ+レンジャーの造語を冠したタイトルが次々に発表される作品が多く出される。
- タイトルは当初、超忍戦隊ニンジャマンが描かれていた。
- 10年後には2013年に10周年記念として、続編が制作された。
脚注[]
外部リンク[]
- がんばれ忍風戦隊ハリケンジャー - スーパーせんたいネット
|