忍者戦隊カクレンジャー | |
作目 | 18 |
話数 | 53 |
最初話 | 第1話 忍者でござる |
最終話 | 最終話 封印!! |
OP | シークレットカクレンジャー |
ED | ニンジャ! 摩天楼キッズ |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 | 1994年2月18〜1995年2月24日 |
配信 | 日本 |
国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
プロデューサー | {{{プロデューサー}}} |
監督 | {{{監督}}} |
脚本家 | {{{脚本家}}} |
音楽 | {{{音楽}}} |
制作 | テレビ朝日
東映 |
放送順 | |
前作 五星戦隊ダイレンジャー |
次作 超力戦隊オーレンジャー |
忍者戦隊カクレンジャー(にんじゃせんたいカクレンジャー)は、1994年2月18日から1995年2月24日にかけてテレビ朝日系列で放送されていた東映制作の特撮テレビドラマ。スーパー戦隊シリーズ第18作目。
後にマイティ・モーフィン・パワーレンジャーのシーズン3としてローカライズされた。
あらすじ[]
戦国時代の日本、人類と妖怪たちとの間に激しい戦争が勃発した。鶴姫を筆頭とする5人の隠流忍者が伝説の三神将より与えられた封印の扉の中へヌラリヒョンと膨大な妖怪エネルギーを閉じ込めることに成功し、指導者を失った妖怪たちは衰退し、戦争は人類の勝利に終わった。
それから400年後の現在、隠流忍者の末裔であるサスケとサイゾウは、人間社会に混ざりこんで生き延びていた妖怪カッパに騙され封印の扉を開けてしまい、この世に再び妖怪たちを蘇らせてしまう。サスケとサイゾウは三神将に導かれ、同じく隠流忍者の末裔である鶴姫、セイカイ、ジライヤと共に忍者戦隊カクレンジャーを結成する。かくして、5人の若き忍者たちの妖怪再封印の旅が始まった。
登場人物[]
カクレンジャー[]
詳細はカクレンジャーを参照
変身後 | 本名 | 演者 |
---|---|---|
ニンジャレッド | サスケ | 小川輝晃 |
ニンジャホワイト | 鶴姫 | 広瀬仁美 |
ニンジャブルー | サイゾウ | 土田大 |
ニンジャイエロー | セイカイ | 河合秀 |
ニンジャブラック | ジライヤ | ケイン・コスギ |
仲間たち[]
ニンジャマン | 声:矢尾一樹 |
- 三神将
- 百地三太夫
- 白面郎
- 先代カクレンジャー
- 麗花
- 太郎・次郎
- ブン
- おしおき三姉妹
- ザシキワラシ
- ガリ
- 過去の戦隊
- 超力戦隊オーレンジャー
妖怪軍団[]
ダイダス軍[]
- 帝王ダイダス
- ザイガン
- バンゴ
- ダマル
- ゾガー
- イルバル
- バツラー兵
- グリナム兵
- ゴーレム兵
- コットポトロ
- ドロドロ
装備[]
共通装備・技[]
- ドロンチェンジャー
- カクレンジャーの5人が装備している印籠型の変身兼通信アイテム。ドロンチェンジャーを胸の前にセットして、「」の発声の後、「ドロンチェンジャー」と言って印を結び、ドロンチェンジャーのスイッチを入れることにより、「忍」と書かれたエンブレムがシャッターのように開き、内部のメダルが露出。そこから発せられたエネルギーで変身する。「スーパー変化」の発声のみで衣服を脱ぎ、そのまま変身することも可能。妖怪探知機としての機能も持つ。
- 最終話では妖怪大魔王を封印の扉に封印する鍵として使われ失われたが、『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』や『手裏剣戦隊ニンニンジャー』では所持している。
- 忍メダル
- ドロンチェンジャーの内部に収められている変身用のメダル。各人毎のパーソナルマークが描かれている。
- 獣将ファイターもこれに封印されている。
- カクレスーツ
- カクレンジャーの忍者装束型の強化スーツ。ヘルメットはステルスポリマー、スーツはステルスポリマー繊維で作られている。ステルスポリマーとは、遥か昔忍者たちが、地球に落下した隕石に含まれていた特殊成分を抽出し作り上げた超硬特殊重合体である。絹のようなしなやかさを持つと同時に、弾丸や刀をもはじき返す強度も持つ。第34話ではブルーのヘルメット内部のモニター画面が映った。
- デザインでは、従来の作品では白が主流であった手足周りに初めて黒を用いている。共通デザインとして黒を用いるのは『超新星フラッシュマン』以来だが、本作品以降の作品では黒を取り入れることが多くなった。
- 秘剣カクレマル
- 背中に背負っている特殊忍剣。元はカクレンジャーの先祖の武器で、妖怪を封印するために地面に突き刺した後、忍者の気合いを持つ者のみが抜くことができた。そのため忍装束の際の武器であり、通常は普通の忍者刀の形状だが、変化すると同時に刀も変化する。なお、変化前の忍者刀の状態では柄紐が各自のパーソナルカラーとなっている。刀身には「忍者戦隊」の文字が刻まれており、第3話以降からは鞘から引き抜く際に独特の効果音が鳴るようになった。その切れ味は名刀・正宗や村正を遥かに凌ぎ、西洋の鎧を真っ二つにする切れ味を誇る。切れ味が強力ゆえに鞘で厳重封印されており、常人を越えた気合いの持ち主だけが引き抜いて使用出来る。刀身にエネルギーをスパークさせれば戦車も切り裂くことも可能。5人のカクレマルをクロスさせてエネルギーをスパークさせて雷光を放つカクレマル雷光波という技がある。
- 『オーレVSカクレンジャー』では、その強化版カクレマル・スーパー雷光波を使用した。
- カクレイザー
- 左腰のホルダーに装備している光線銃。通常は厚さ5メートルの石垣を貫通できるイオンビームを発射するが、銃身部を引き抜くと、コンクリートの壁もくりぬく接近戦用の短剣・レイザーナイフになる。
- シノビナックル
- 右手に装備するパンチ力を強化する特殊超合金製の手甲。厚さ2メートルのレンガ塀を砕く。個人武器を合体させることもできる。2つずつ持っているので、両手に1つずつ装備することもある。5人でシノビナックルを放つシノビナックル五段拳という技がある。
- 忍装束
- 変身前に、索敵・諜報行動時に着用する忍者装束。マフラー、帯の色はカクレスーツと同じ色。ただし兜などは各人で形状が異なり、装束の色も男性陣は黒なのに対して鶴姫は白(鶴姫は白ずくめでジライヤは黒ずくめ)。普段着を脱ぎ捨てると同時にこの姿になるが、半袖やタンクトップ姿などの薄着の状態からも一瞬で姿が変わるため、普段着の下に着込んでいるというわけではないようである。
- 巻物
- 隠流巨大獣将之術使用の際に用いられた道具。カクレンジャーのボディーカラー5色分があり、サスケ用の赤色は風雲幻城内部に隠され、残り4つはアズキアライに奪われていたのを鶴姫たちが取り戻した。
- 隠流超忍獣之術を使用する際に用いる巻物。隠流忍術の極意が記されており、5人はそれぞれの試練を乗り越えて手に入れた。
- 玩具版は、個人の技名やロボの合体構成図が描かれている。
- 隠流マキビシ
- 鋭い棘のついたマキビシをばら撒く。変身前にも使用する。
- 投げなわ
- 壁などを登るために使用する忍具。シノビナックルと併用することもある。
- 敵にやられたように見せかけ、一瞬のうちにカクレスーツだけ残して脱出する技。そこから奇襲攻撃を仕掛けることが多い。普段着や忍装束を残すことも可能で、第50話ではサスケが4人の偽者に追い詰められた際に忍装束だけを残した。
- 煙とともに敵の目の前から姿を消し、攻撃を回避する。
個人武器[]
- レッドスライサー
- ニンジャレッド専用武器で十字手裏剣を模した大型万能手裏剣。1秒間に300回転しながら飛んで行き、直径5センチメートルの鉄の杭30本を斬ることができる。槍のように用いることもできる。また、回転させれば盾にもなる。
- 第31話から登場。ニンジャレッド専用の特殊剣。カクレマルとは柄を通じて合体させることができ、その場合は二本の刀のエネルギーがスパークして、稲妻を呼び起こす。
- ガシャドクロと戦いの最中、ツバサマルから与えられた。
- 無敵将軍の剣。第20話で花のくノ一組の作戦によって孤立させられ、苦戦していたサスケに無敵将軍が貸し与えた。攻撃の度に刀身に炎を纏う。火炎将軍波でくノ一組の5人全員を一撃で圧倒した。使用自体は第20話のみ。
- ホワイトビーク
- ニンジャホワイト専用武器で二又の爪を持つつぼきり型の武器。これを回転させて分厚いコンクリートの壁に穴を開けたり、敵を突き飛ばす。投げることも、敵の刃物を受け止めることも可能。
- イエロークロー
- ニンジャイエロー専用武器で頑丈な特殊スチール製のワイヤーが付いた鉤爪。敵めがけて発射して、鋭い爪で捕らえる。また、爪をビルの壁などに引っ掛けて登ることや、振り回して鎖鎌のように攻撃することもできる。
- ブルーショット
- ニンジャブルー専用武器の水流銃。タンクには100リットルの水が加圧されて蓄積されており、敵を30メートルも跳ね飛ばす威力を持つ。
- 忍爆弾
- ニンジャブルーの忍具。一度に3発ほど投げる、小さな青い爆弾。
- ブラックボウ
- ニンジャブラック専用武器のボウガン。鋼鉄の扉を貫き、その向こうにいる敵をも打ち倒す。
手裏剣[]
各自が使う手裏剣はそれぞれ形状が異なっている。個人のマークに鶴姫以外はそれぞれのイニシャル(ジライヤは名前、他は苗字の頭文字)を組み合わせた形をしており、ベルトのバックルにもこの手裏剣と同じマークが意匠されている。
- サスケ専用の手裏剣。「S」を模った円型をしている。1度に10枚投げられる。[要出典]
- 『手裏剣戦隊ニンニンジャー』忍びの7では、終わりの手裏剣の偽物として使用されるが、牙鬼軍団の十六夜九衛門から「ヘボ手裏剣」とバカにされる。
- 鶴姫専用の手裏剣。つぼきり型をしている。物を貫くのに向いている[要出典]。
- 41話では大食いゴーストに食べられてしまったことがあった。まずいらしい。
- セイカイ専用の手裏剣。三角形で「M」のマークがついている。岩でも深く突き刺さり、真っ2つに割ってしまう。[要出典]
- サイゾウ専用の手裏剣。正方形に似た「K」字型をしている。切り裂くのに向き、1度に5 - 6枚投げる。[要出典]
- ジライヤ専用の手裏剣。「G」に似た星型をしている。物体を砕くのに向いている。[要出典]
必殺剣技[]
- 隠流満月斬り
- カクレマルで円を描き、そこから一気に斬るニンジャレッドの必殺剣技。
- 隠流・満月十文字斬り
- 満月斬りの直後に、さらに十字に敵集団を斬り裂く。
- 分身一体剣
- 分身之術で最大8人になった状態から敵の周囲を回って撹乱後、一斉にジャンプし、本体だけが敵に隠流満月斬りを浴びせる。
- カクレマルとヒカリマルを柄の部分で接続してエネルギーをスパークさせ稲妻を呼び、そのエネルギーを加えた2本の剣で敵を斬る必殺剣技。
- 隠流く之字斬り
- カクレマルで「く」の字を描くように斬るニンジャホワイトの必殺剣技。
- 隠流三段斬り
- カクレマルで正三角形を描くように斬るニンジャイエローの必殺剣技。
- 隠流正方之陣
- カクレマルで正方形を描くように斬るニンジャブルーの必殺剣技。
- 隠流流れ星
- カクレマルで星型を描くように斬るニンジャブラックの必殺剣技。初使用は第21話で、その際は生身で披露。他の必殺剣技が第1部までの間に決め手に使われたのに対し、この技は第2部のユキオンナ戦でようやく決め手になった。
合体技・必殺技[]
- カクレタワー
- 5人がやぐらを組み、ここから次々に敵に個人技を決める。
- カクレシャワー
- クモの糸を投げつけて敵を捕らえ、スパークさせる。
- 忍法乱れ飛び
- 5人で次々に敵の上を飛び越えながら攻撃する。
- 忍法檻抜
- 檻から脱出する。
- 遠心力脱出
- 檻の中の鶴姫と子供たちを助けるために使用した技。4人で檻の周りを高速疾走し、檻を持ち上げた。
- カクレンジャーボール
- 第10話から登場。ラグビーボール型爆弾。「カクレンジャーボール! レディ、ゴー!!」の合図で散開。パスしながらパワーを溜めていき、それに伴いボールの色も各人毎に変化。最後に「カクレシュート!」の発声とともに敵に向かってキックする。基本的にはニンジャホワイトから始まり、締めはニンジャレッドが担当する。変身前でも使用可能で、その状態でも灯篭を粉砕する威力がある。ニンジャマンを加えて6人で行うこともあった。
- 初使用である第10話では、止め役のニンジャレッドが「キックオフ」の掛け声の後に、カクレシュートを行った。
メカ[]
- ネコマル
- カクレンジャーの移動基地に相当する猫型のキッチンカー。ネコ族の妖怪の一種である妖怪自動車なので自己意思を持ち、猫の鳴き声を上げ、排気ガスは出さない。前面の口で噛みついたり、飛行能力やテレポート能力、透明化能力や自走能力も持つ。リモコン操作により、クレープ店舗としての開閉や、車体上部から大砲を出す。普段はクレープ屋として機能している。ナンバーは「品川56・ご・56-56」。
- ベース車両は、ダイムラー・クライスラーのケータリングバス。撮影に使用されたものは、日本では台数が少なかったため、北海道のゴルフ場の休憩場においてあったものをスタッフが探し、購入したものにデコレーションを施している。
- テレビ朝日プロデューサーの梶淳によれば、物語を『西遊記』のような構造とするため基地を廃し、その代わりとして導入されたものである。
- 当初、玩具化する予定はなかったが、好評を受けて商品化された。
- シャーク号
- 各バイクにはサメの意匠がカウルに出ており、いずれも鶴姫が忍法で出している。
- シャークブリッダー
- レッド専用のバイク。最高速度は時速320キロメートル。3台共通して走行中に車体を透明化させることが可能。分厚い壁とコンクリートで出来た城壁も体当たりでぶち抜く。ホオジロザメがモチーフ。
- シャークスライダー
- ブルーとホワイト専用の重攻撃型サイドカー。運転は主にブルーが行う。最高速度は時速280キロメートル。サイドカー部に装備された2門のキャノン砲で敵を蹴散らす。モチーフはシュモクザメ。
- シャークランチャー
- イエローとブラック専用のサイドカー。運転は主にイエローが行う。最高速度は時速300キロメートル。フロント部分のノコギリ型の角と、2門の速射破壊銃が武器。カウルデザインのモチーフはノコギリザメ。
- シャークドライバー
- シャークランチャーとシャークスライダーを合体させ、それをカタパルトにしてシャークブリッダーをマッハ2の速度で射出する必殺技。テレビシリーズでは第6・7・39話にて使用されているが、そのうち決まり手となったのは第6話にてヌリカベに対し使用した際の一度のみである。
- バンダイ担当者の野中剛は、レッドのマシンに玩具人気が集中することへの対策として合体機能を取り入れたといい、必殺バズーカの新機軸も兼ねたものであった。
獣将[]
第2・3話から登場。巻物と隠流巨大獣将之術で召喚される5体の獣人型巨大守護神であると同時に無敵将軍が昇華した分身体。胸にはカクレンジャー個人のマークが施されている。巨大獣将之術は獣将ファイターと合身した状態での使用も可能。
カクレンジャーが操縦する際には、胸のマークを通じて、カクレンジャーが一体化することでコントロールする。コクピットは存在しない。
必殺技は、五獣将がやぐらを組んで竜巻を発生させて回転体当たりする忍法真空ハリケーン。印を結んで精神を集中してエネルギーをスパークさせて爆発を起こす隠流奥義ビッグバン。
レッドサルダー以外は第3話から登場。第2部ではレッドサルダー以外は登場しなかった。
- 造形物はミニチュアではなくスーツで表現された。各獣将のデザインは、玩具でも身長が揃ったものになることが意識された。
- 獣将ファイターと10体並ぶシーンではセットでは無理ということから、ロケで撮影されている。
- レッドサルダー
- ニンジャレッドが合身する猿型の顔を持つ獣将。身軽な動きで敵と戦う。
- 武器は大型手裏剣サルダースライサー。地面を転がして投げる攻撃でカッパとロクロクビの本体である頭部を倒したこともある。
- 無敵将軍の胴体を構成。玩具では胴体内に無敵将軍の兜を格納。
- ホワイトカーク
- ニンジャホワイトが合身する鶴型の顔を持つ獣将。連続攻撃が得意。
- 武器は二又のクナイを持ったカークビーク。
- 無敵将軍の左腕を構成。
- イエロークマード
- ニンジャイエローが合身する熊型の顔を持つ獣将。怪力を活かしたパワー戦が得意。
- 武器は鎖付きの鉤爪クマードクロー。火の輪を放つ隠流忍法火炎輪という技も使える。
- 無敵将軍の右脚を構成。
- ブルーロウガン
- ニンジャブルーが合身する狼型の顔を持つ獣将。素早い動きで敵を攻める。
- 武器はビル群を貫通するほどの水を槍先から放射する水流槍ロウガンシャフト。
- 無敵将軍の右腕を構成。
- ブラックガンマー
- ニンジャブラックが合身するガマ型の顔を持つ獣将。ジャンプ攻撃を得意とする。
- 武器は鋼鉄の壁を射抜く巨大な弓矢ガンマーボゥ。砂嵐を起こす隠流忍法砂嵐という技も使える。
- 無敵将軍の左脚を構成。
獣将ファイター[]
第12話から登場。変身用メダルを隠流獣将ファイター之術で変化させた五獣将の分身体。獣将よりも身軽なスタイルをしており、機動性や敏捷性に優れているが、防御力では劣る。獣将同様にカクレンジャーと融合することでパワーアップする。獣将と獣将ファイターを同時に操ることも可能で、初登場時は総勢10体で巨大戦を行った。劇中では武器は持たないが、玩具では各獣将用の武器のほかに共通武器としてカクレマルが付属されている。
必殺技は、2体の獣将ファイターの肩の上に立った1体が別の2体が組んだ腕を踏み台にして、ジャンプし、炎で身を包み火の玉のような姿になって敵を貫くファイタークラッシュ。巨大カクレンジャーボールを使用したスーパーカクレシュート。
第2部ではバトルサルダー以外は登場していない。
- 玩具ではカクレンジャーの人形を背面にアタッチメントで乗せることが可能。
- バトルサルダー
- ニンジャレッドの獣将ファイター。身軽で素早く、奇襲戦法を得意とする。
- 得意技は指先で敵の頭を引っかくサルダークロー。
- バトルカーク
- ニンジャホワイトの獣将ファイター。光となっての高速飛行が可能。空中殺法を得意とする。
- 得意技はクロスチョップのカークカット。
- バトルクマード
- ニンジャイエローの獣将ファイター。力に優れ、プロレス技を用いる。
- 得意技は空中から頭突きを決めるクマードヘッド。
- バトルロウガン
- ニンジャブルーの獣将ファイター。東京 - 大阪間を約3分で走る。キック技を得意とする。
- 得意技は急降下蹴りのロウガンキッカー。
- バトルガンマー
- ニンジャブラックの獣将ファイター。脚のバネで跳躍し、280メートルのジャンプ力を誇る。
- 得意技は空中回転しながら連続して体当たりを決めるガンマースリーアタック。
超忍獣[]
忍之巻と隠流超忍獣之術によって召喚される忍法を極めた者のみ操ることが可能な5体の獣型の守護神で、隠大将軍の分身体。人語をしゃべることも可能。
獣将や獣将ファイター同様にカクレンジャーが操縦するが、融合ではなく、コクピットで操縦され、コクピットには6本の水晶型コントローラーが配置されている。
- ゴッドサルダー
- 第25話から登場。ニンジャレッドが操る猿型の超忍獣。素早い動作と強靱な筋力を持つ。
- 武器は背中に装備している二本の剣サルダーダブルソード。必殺技は空中から2連続斬りを決めるゴッドサルダー二刀斬り。
- 第39話では、レッドサルダーとバトルサルダーを分身・召喚するサルダー分身之術を使用。バトルサルダーのサルダークロー→レッドサルダーの投げ技→ゴッドサルダーのゴッドサルダー二刀斬りの連続攻撃を行った。
- 隠大将軍の右腕を構成。
- 当初はフォルムは本物の猿に近い生物的なものだったが、全体のバランスからロボットのようなデザインに変更された。
- ゴッドカーク
- 第26話から登場。ニンジャホワイトが操る鶴型の超忍獣。超忍獣の中では唯一飛行能力を持つ。
- 武器は目から放つフライングビーム。
- 隠大将軍の頭部・顔を構成。
- ゴッドクマード
- 第27話から登場。ニンジャイエローが操る熊型の超忍獣。豪快なパワーと持久力が特徴。
- 武器・技は両目から連続発射する破壊ビーム。前足を大地に叩きつけて、地割れ攻撃を行う。
- 隠大将軍の胴体を構成。玩具では、隠大将軍の右手用拳と左手用手刀を収納でき、右手用拳は腹部に装着し、左手用手刀は尻尾とする。
- ゴッドロウガン
- 第27話から登場。ニンジャブルーが操る狼型の超忍獣。超スピードで大地を駆ける俊足の持ち主。
- 武器・技は両目から連続発射する破壊ビーム。体を回転させながら、カッターのような尻尾で敵を切るロウガンアタック。
- 隠大将軍の左腕を構成。
- ゴッドガンマー
- 第29話から登場。ニンジャブラックが操るガマガエル型の超忍獣。長大な後ろ足により強靱なジャンプ力を誇る。
- 武器・技は、口から放つ火炎放射のガンマーファイヤー。頭上に乗っているニンジャブラックの印結びを合図に、舌をスローブとし、口から出した無数の小型ゴッドガンマーをスローブから地面に下ろしていき、小型ゴッドガンマーが相手に密着しながら電撃を放つガンマーダイナマイト。
- 隠大将軍の下半身を構成。
- 特撮監督の佛田洋は、ゴッドガンマーを最大の見せ場にしようと考えていたが、思うようには行かなかったと述懐している。
三神将[]
無敵将軍、ツバサマル、隠大将軍からなる(心・技・体)を司る忍者の神。2千年前に妖怪と戦った三賢人の魂から昇華した存在で、隠流忍術極意・心技体をそれぞれ司る。妖怪に勝利し、地底界に妖怪大魔王を追放した後は地上を去っていた。
物語後半の司令官のポジションであり、ニンジャマンの師匠。機械ではない意志を持った存在となっている。また愛、勇気、希望の化身ともなっており、怒りや悲しみ、絶望の象徴となっている妖怪大魔王とは正反対。
風雲幻城内の三神将像から発した「心技体」の文字から具現化して出現する場合もある。
- 五獣将が忍者合体した巨大神将。隠流忍術極意・心技体の体を司る力の神将。
- 獣将が走行しながら、レッドサルダー、ホワイトカークとブルーロウガン、イエロークマードとブラックガンマーの順で無敵将軍の各部に変形して組み上がり、最後に兜を装着。合体完了後、カクレンジャーが「無敵将軍、参上!」と発声。デザインには「忍者」というテーマに合わせて、日本の城郭の要素が取り入れられており、兜は鶴を模しており、胸の忍の文字がシンボルマークとして描かれている。亜空間に存在する要塞城郭から変形することもある。初登場時は自らの意志で動き、第4話で初合体を行ってからは、カクレンジャーによる操縦をメインとする。また、尺の都合上バンクシーンのほとんどが省略版(五獣将が融合するような形で合体する)になっている。
- 武器は肩の鯱が柄の状態で実体化し、そこから放出した炎で形成される刃を持つ火炎将軍剣で、決め技として用いる際は円を描いてから放ち、手応えを感じた直後、「南無三」の掛け声と共に左手で拝む。火炎将軍剣は等身大サイズに変化させることも可能で、第20話で危機に陥ったニンジャレッドに貸し与えている。ニンジャレッドはこの剣で火炎将軍破を用い、危機を脱した。
- 通常技は、胸の忍文字から大量の花びらを一斉に噴出する将軍花吹雪、火炎将軍剣から炎の波動を放つ火炎将軍波、目から放つ光線、妖術反射能力を使用。
- ツバサマル参戦後は、無敵将軍自身の意志で動くようになる。第27話でのヌエ戦で敗れて一時消滅するが、第37話のカラカサ戦で再登場する。以降は言葉も発するようにもなり、自ら名乗りを上げながら現れ、カクレンジャーの危機に助太刀するようになった。
- テーマが忍者のため、デザイン要素に城が取り入れられた。ディテールは大坂城のプラモデルを参考に描いている。
- スーパー戦隊シリーズとしては初めて5体の人型ロボが合体するという試みが取り入れられた巨大ロボ。「DX超合金ゴッドマーズ」が背中に余った小型ロボの腕が出ていたり、手足となる小型ロボの身長差、合体時の拳を取り外さないなどの不満をクリアするという裏テーマが込められている。玩具では獣将の身長は一律となっているほか、獣将の武器を合体させることも可能。
- 火炎将軍剣のシーンは、本物の火を用いて一発撮りで描写された。
- ハヤブサに似た白い巨鳥の巨大神将。隠流忍術極意・心技体の心を司る。第23話から登場。普段は天界で眠り、カクレンジャーの危機を察知すると飛来する。他の2体と違い、カクレンジャーは内部に乗り込まないが、第45話でカクレンジャーを背に載せたことはある。
- 武器は両翼の先に備わった8連装のキャノン砲でエネルギー弾を発射。
- 事実上2号ロボではあるが、人型には変形せず、鳥のままの姿となっている。
- 超忍獣がした巨大神将。隠流忍術極意・心技体の技を司る。
- 先に上半身だけ合体した後、下半身と合体を行う。合体完了後、カクレンジャーが「隠大将軍、推参!」と発声。劇中でホワイトがリーダーであるヒエラルキーが反映され、頭部がホワイトのメカで構成された初の合体ロボで、レッドのメカは右腕を構成している。ゴッドサルダーがいないまま、右腕無しで登場したこともある。第31話から登場。普段は天界で眠っている。
- 武器は持たず、徒手空拳による肉弾戦を展開。右腕は握り拳、左腕は手刀状となっている。右手から猿の顔を浮かび上がらせながら放つゴッドハンマーパンチ、左手から狼の顔を浮かび上がらせながら放つゴッドバーストチョップ、ゴッドロウガンを分離させて敵にぶつけるロウガンアタックを使用。
- 必殺技はゴッドハンマーパンチとゴッドバーストチョップを同時に放つ鉄拳ゴッドフィニッシュ。
- シリーズ初の2台目の5体合体ロボットである。
- スーパー無敵将軍
- 第23話から登場した、無敵将軍とツバサマルが超忍者合体した巨大神将で、無敵将軍のエネルギーが、ツバサマルのキャノン砲に加わったことで1.5倍出力がアップした。無敵将軍は両腕を一度分離させ、キャノン砲を前面に展開したツバサマルを腋に挟み込む形で合体し、キャノンの外側に両腕を再合体させることで完成。
- 必殺技はキャノン砲を連続発射する無敵キャノン一斉射撃。初陣では、火炎将軍剣が通用しないウミボウズを一撃で葬った。
- 劇中でカクレンジャーが乗り込んだことは一度もなく、専ら無敵将軍の意思で合体している。
- スーパー隠大将軍
- 隠大将軍とツバサマルが翼合体した巨大神将。隠大将軍のままでも飛行は可能だが、ツバサマルを背面に装備したことで、高速飛行能力が備わり、2倍の速さになり[疑問点 – ノート]、空中戦も可能になった。自然界のあらゆるエネルギーを翼で吸収し、全放出して敵を攻撃する。第31話から登場。
- 基本技は目から放つ破壊光線、空中で繰り出す連続回し蹴りのフライングキック。
- 必殺技は、真っ逆さまで急降下しながら鉄拳ゴッドフィニッシュを放つ鉄拳フライングフィニッシュ。この技には、右拳のゴッドサルダーだけで3回殴る鉄拳フライングフィニッシュ・サルダースペシャルというバリエーションもある。
- スーパー戦隊シリーズの戦隊ロボで初めて、翼のシルエットを強調したものとなっている。
放映リスト[]
放送日 | 放送回 | サブタイトル | 登場怪人 | 脚本 | アクション監督 | 監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
1994年2月18日 | 1 | 忍者でござる |
|
杉村升 | 竹田道弘 | 小林義明 |
2月25日 | 2 | 危ないオバサン |
| |||
3月4日 | 3 | アメリカン忍者 |
|
坂本太郎 | ||
3月11日 | 4 | 妖怪ポリスマン |
| |||
3月18日 | 5 | 凸凹珍ゲーマー |
|
小笠原猛 | ||
3月25日 | 6 | 目玉の王子様! | ||||
4月1日 | 7 | こいつぁデカい |
|
荒川稔久 | 渡辺勝也 | |
4月8日 | 8 | 化猫ショップ!! |
|
高久進 | ||
4月15日 | 9 | ドッキリ生中継 |
|
杉村升 | 坂本太郎 | |
4月22日 | 10 | 子泣き爺いぢゃ |
|
高久進 | ||
4月29日 | 11 | ボロこそ最高!! |
|
小笠原猛 | ||
5月6日 | 12 | 出たァ!! 新獣将 |
|
杉村升 | ||
5月13日 | 13 | ブッとばせ不幸 |
|
曽田博久 | 東條昭平 | |
5月20日 | 14 | 俺は貴公子だ!! |
|
杉村升 | ||
5月27日 | 15 | げえッ!! 凄い奴 |
|
坂本太郎 | ||
6月3日 | 16 | 赤猿の鬼退治 | ||||
6月10日 | 17 | 魔剣とパンツ!! |
|
曽田博久 | 渡辺勝也 | |
6月17日 | 18 | ハローきのこ君 |
|
杉村升 | ||
6月24日 | 19 | 暗闇の地獄罠!! |
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小笠原猛 | ||
7月1日 | 20 | 花のくノ一組!! |
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7月8日 | 21 | サルマネ必殺技 |
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曽田博久 | 東條昭平 | |
7月15日 | 22 | 笑って頂きます |
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7月22日 | 23 | 電撃!! 白い怪鳥 |
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杉村升 | 渡辺勝也 | |
7月29日 | 24 | あァ 一巻の終り |
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8月5日 | 25 | 新たなる!! |
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坂本太郎 | ||
8月12日 | 26 | 鶴姫家の超秘密 |
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8月19日 | 27 | 無敵将軍の最期 |
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曽田博久 | 東條昭平 | |
8月26日 | 28 | 超大物・来日!! | 杉村升 | |||
9月2日 | 29 | 史上初の | ||||
9月9日 | 30 | 再会 裏切りの父 |
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小笠原猛 | ||
9月16日 | 31 | 見たか!! 新将軍 | ||||
9月23日 | 32 | ナメんな顔泥棒 |
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藤井邦夫 | 渡辺勝也 | |
9月30日 | 33 | あまのじゃく村 |
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高久進 | 佛田洋 | |
10月7日 | 34 | 花嫁砂地獄!! |
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曽田博久 | ||
10月14日 | 35 | おしおき |
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荒川稔久 | 渡辺勝也 | |
10月21日 | 36 | 暴れん坊忍者!! |
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杉村升 | ||
10月28日 | 37 | 唐傘ダンス |
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坂本太郎 | ||
11月4日 | 38 | モオ〜ッ嫌な牛 |
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曽田博久 | ||
11月11日 | 39 | 特別編だよっ!! |
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杉村升 | 東條昭平 | |
11月18日 | 40 | 平成キツネ合戦 |
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高久進 | ||
11月25日 | 41 | はぐれゴースト |
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曽田博久 | 小笠原猛 | |
12月2日 | 42 | 強奪忍者パワー |
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杉村升 | ||
12月9日 | 43 | 三神将最期の日 | 渡辺勝也 | |||
12月16日 | 44 | 傷だらけ大逆転 | ||||
12月23日 | 45 | 慌てん坊サンタ |
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曽田博久 | 小林義明 | |
1995年1月6日 | 46 | 新春まんが地獄 |
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1月13日 | 47 | 人間花火百連発 |
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高久進 | 小笠原猛 | |
1月20日 | 48 | 大雪女の雪合戦 |
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曽田博久 | ||
1月27日 | 49 | 突然!! ビンボー |
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新堀和男 | 渡辺勝也 | |
2月3日 | 50 | 特選!! 妖怪の宿 |
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杉村升 | ||
2月10日 | 51 | ・失・格 |
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2月17日 | 52 | 大団円!! 父と娘 | 坂本太郎 | |||
2月24日 | 53 | 封印!! |
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メモ[]
- 「カクレンジャー」の名前は、漢字の「隠」に由来する。
- スーパー戦隊ワールドは、シリーズでも4番目の規模のクロスオーバー作品である。1番多くの戦士が登場した作品は「海賊戦隊ゴーカイジャー」の第一話冒頭のレジェンド大戦で182人、2番目は「高速戦隊ターボレンジャー」の特別編で53人、3番目が「百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊」で25人の赤の戦士を含んだ33人である。
- 本作はシリーズで初めて本格的な和風テイストを作風に盛り込んだ作品である。
- 本作は「秘密戦隊ゴレンジャー」「電撃戦隊チェンジマン」に続いて、シリーズで3番目に長く続いた作品でとなる。これまでは2月から新シリーズが始まるのが恒例としていたが、次作「超力戦隊オーレンジャー」は3月からスタートとなった。
- タイトルは当初、ゴニンジャーが描かれていた。
- チームの組み合わせは1991年の鳥人戦隊ジェットマン以来3年ぶりとなる。
- このシリーズに女性がリーダー初のシリーズでもある。6年後の戦隊未来戦隊タイムレンジャーや中編から獣拳戦隊ゲキレンジャーでも見られる。
外部リンク[]
- 忍者戦隊カクレンジャー - スーパー戦隊ネット
- DVD 忍者戦隊カクレンジャー特集 - 東映ビデオ
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