ヴェッカー王子 | |
性別: | 男 |
シーズン: | スーパーメガフォース |
所属組織: | アルマダ |
役職: | 王子/司令官 |
出身地: | 不明 |
初登場: | The Messenger |
最終話: | All Hail Prince Vekar |
登場話数: | 登場話一覧 |
演者: | ステファン・バターワース |
- <spantitle=“元 Samurai Surprise”>「地球人よ、私はヴェッカー王子だ。これは勧告である。寛大な私は貴様らに2つの選択肢をくれてやる、選べ!降伏か死か!」
- ―地球人への降伏勧告[元]
ヴェッカー王子(Prince Vekar)は、アルマダ地球攻撃艦隊の総司令官。マヴロ皇帝の長子であり、ヴラックの兄に当たる。
性格[]
弟であるヴラックと同様に冷徹な策略家だが、自制心が無く、作戦が思い通りに行かないとすぐに癇癪を起こし、周囲に当り散らす幼稚な支配者。常に尊大で根拠の無い自信に満ち溢れているが、彼の立てた作戦が上手くいったためしがない。父からダマラスをはじめとする有能な部下を預けられているにも関わらず、部下の進言を受け入れることは無い。弟と同じく父・マヴロ皇帝に認められることを最大の目的としており、ヴェッカーとヴラックは兄弟でありながら最大のライバルであると言える。弟と異なり、彼自身の戦闘能力は皆無である。
経歴[]
艦隊出発前[]
王子率いるアルマダ地球侵略艦隊が出発する直前、王子は、父であるマヴロ皇帝がダマラスに副官として無能な息子を厚く補佐するよう命じているのを立ち聞きしてしまう。これを聞いた王子は、地球侵略開始後、ダマラスの言葉に一切耳を貸さなかった。
メガフォース[]
マルコー提督による地球侵略の進行状況を把握するため、王子はメッセンジャーを地球に送り込んだ。メッセンジャーはメガフォースレンジャーによって撃破されたが、メッセンジャーは死の間際にアルマダ本隊が地球に迫っている事を予告した。The Messenger
スーパーメガフォース[]
リヴィエラはヴラックが消息不明である事を心配していたが、ヴェッカーは弟の死も気に留めず、地球侵攻を開始した。ヴェッカーは非情にも「これはヴラックの弔い合戦である」と兵たちを鼓舞し、第一のフィールドコマンダー・ヘッドリッジと千を越える数のXボーグを地球へと送り込んだ。ヘッドリッジをレンジャーに撃破されたヴェッカーは、早急に地球人の抵抗活動を鎮圧する必要性を感じ第二の刺客テンタクスを送り込むが、これもまたレジェンダリーメガゾードによって撃破されてしまった。Super Megaforce
第二の作戦として、地球にミサイル基地を設置し、ここから発射したミサイルによる地球主要都市の同時壊滅を目論み、この設置をサイバックスに命じるが、この計画は発射直前にトロイの活躍によって阻止されてしまった。Earth Fights Back
ダマラスが、アニマリウムでレンジャーが探しているであろう何かを横取りすべくペルソ将軍を派遣したことを知った王子は、自分に一言の相談も無く部下が勝手に計画を実行した事に激怒した。アニマリウムで発見されたレッドライオンゾードをどうでもいいものと判断した王子は、ペルソに地球侵略へと作戦の変更を伝えるが、間もなく将軍はレッドライオンの助力を得たレンジャーの手によって倒されてしまった。A Lion's Alliance
父からエリート兵士であるメタコアを送り込まれた王子は、アーガスや多数のXボーグを引き連れ地球に降り立ち、意気揚々と地球人に対する降伏勧告を行った。だが、腕をノアに撃たれ錯乱した王子は、リヴィエラの放ったテレポート光線で旗艦へと命からがら逃げ出した。Samurai Surprise
幾つもの作戦をレンジャーに潰された王子は、侵略よりもまず先にレンジャーそのものの撃破をパチャ・チャマックに命じる。だが、彼によるレンジャー打倒作戦も結局失敗に終わった。Spirit of the Tiger
ゴーガックスに地球侵略を命じるが、彼はレンジャーを後一歩のところまで追い詰めながら、自身の弱点が露呈しそうになると早々に旗艦へと帰還してしまう。任務失敗を責めても全く悪びれないゴーガックスに腹を立てた王子は、強化手術と称して彼の身に強力な爆弾を取り付け、ゴーガックス諸共レンジャーを全滅させる作戦を立てる。だが、この渾身の作戦も新戦士・オリオンの活躍によって失敗に終わった。Silver Lining, Part 1作戦の失敗によって王子は数日間失神していたが、ダマラスは「居ない方が静かだ」と思わず口走ってしまった。Silver Lining, Part 2
王子とダマラスは、サージンコールにヴラックが遺したパワーミッドの力を回収し、その力を用いて地球を破壊するよう命令を下すが、彼はレンジャーに敗れ、パワーミッドの力によって地球に引き寄せられた巨大隕石もQ-レックスメガゾードのドリルによって粉砕されてしまった。The Perfect Storm
執事のインヴィディアスが惚れ薬をリヴィエラに用いた事で起こった惨状に呆れ果てた王子は、リヴィエラに代わりインヴィディアスにマキシマイザーを放ち事態の収拾を図った。Love is in the Air
地球風邪にかかってしまった王子のため、デソーラーは治療に必要な女性の幸せエナジー収集作戦を実行する。が、デソーラーはレンジャーに撃破され、その光景に衝撃を受けた王子の風邪は悪化し、さらにはリヴィエラにも風邪がうつってしまった。United as One
より確実に地球侵略を進めるべく、王子は地球侵略作戦を執り行うトランスファーラーと彼の護衛役のタートルリーニ、2人のフィールドコマンダーを同時に出撃させる。だがこの作戦も結局レンジャーによって破られた。The Grass is Always Greener or Bluer
- <spantitle=“元 All Hail Prince Vekar”>「何時だって父のお気に入りはヴラックだけだった!常に賞賛は弟のものだった!しかし今日この時より全ては私のものだ!」
- ―弟への嫉妬心を露にする王子[元]
皇帝から王子の下へ、アルマダ最強の巨大兵器・アルマダメガゾードが送られる。何としても父に自分の実力と価値を認めさせ第一皇位継承者としての地位を確かなものとしたい王子は、自ら出撃しレンジャーを打ち倒す事を決意する。ダマラスは司令官自らの出撃を強く諌めるものの、艦隊出発前の父とダマラスのやり取りを思い出し、ダマラスへの不信感に取り付かれた王子が聞き入れるはずも無かった。唯一信頼できる部下であるアーガスと共にメガゾードで出撃した王子は、その圧倒的な機体性能で瞬く間にレンジャーを打ち倒した。
旗艦に帰還した王子は、レンジャーが壊滅した事を確信し大いに喜ぶが、そんな彼の元にアーガスがレンジャーによって敗北し死亡した一報が伝えられる。ダマラスの制止を振り切って直ちに再出撃した王子は、2体のメガゾードを相手取り再び戦闘を優位に運ぶが、レンジャーがゴセイによって与えられた新たなる合体・アルティメットレジェンダリーメガゾードが誕生したことによって形勢は逆転、アルマダメガゾードは破壊され、王子もその爆発に巻き込まれ死亡した。
その日の夜、ダマラスはメガゾードの残骸の中から王子の亡骸を見つけ、抱き上げた。ダマラスは自分を責めると共に、レンジャーへの復讐を固く誓った。また、王子の死亡を知ったヴラックは、歓喜し自身が作成した地球侵略最終作戦を開始した。All Hail Prince Vekar
メモ[]
- エンディングクレジットでは、シンプルに「Prince」とのみ表記されている。
演者[]
- ステファン・バターワースの第一話における演技は、冷静沈着で有能な人物のものであった。しかし次話以降の演技は、感情的で癇癪持ち、うぬぼれが強く無能な悪役のものとなり、そのキャラクター性は原案である海賊戦隊ゴーカイジャーの司令官ワルズ・ギルのものに近くなっている。
舞台裏[]
- to be added
関連項目[]
- 司令官ワルズ・ギル (海賊戦隊ゴーカイジャー) - 比較